心の隙間に優しい雨が降る・・・優しい男2話まで
韓国ドラマ「世界のどこにもいない優しい男」2話まで視聴。
愛は選択なんだよなぁ、と冒頭から感じた「優しい男」
病に倒れた妹と、助けを求める愛おしいヌナのどちらかを選択しなければいけない時、カン・マルは「愛」を選ぶ。ためらいもなく。例え、その「愛」が自分を迷宮に、出口のない迷宮にいざなうことになっても。
ソン・ジュンギが悪い男を演じるらしい・・・と聞いた時から、「世界のどこにもいない優しい男」というドラマに非常に興味を持っていたのです。2話までのところ、「悪い男」というよりは、マルを見ていると、彼の魂からどくどくと血が流れてくるかのように、手に入らない愛を求める悲痛な叫びが、聞こえてくるような、そんな気が絶えずして。
だから、私の、胸も痛い。
マル、どうか失った「愛」を探さないで。自分を傷つけないで。
彼の上に、冷たい雨ではなく、優しい雨が降り注いでくれないか、そればかり願っていて。
迷いこんだ迷宮から、抜け出してほしい。
そんな風に、思う。
ジゴロという設定だけれども、ジゴロには見えない。欲望がないから。だって彼のまなざしは凍てついているから。あるいは女たちは、彼の凍てついた瞳を、自分なら溶かせるかもしれないと、幻想を抱いてマルに近づくのか。
マルからは肉欲を感じないのよね。どこか植物めいていて、女たちの保護欲を掻き立てるのかしら。妹のチョコですら、兄の関心を惹きたくて必死になっているように見えた。
いや、むしろ、欲望がないからジゴロができるんでしょうね。
ジェヒのこの膝を抱えた姿勢が、初めて出逢った時のようで、マルの心を一瞬にして虜にしたあの時のようで。
だからこそ、マルは進んで、罪を被ってあげたのね。自分しかジェヒを守れないと思い込んで、彼は、たった独りで迷宮に入って行ったのね。
愛しようのない女、ジェヒを愛してしまったマルの物語。
ウンギが大好きだわ、何故か、私。こういうとげとげしい、周囲を傷つけなくては自分は生きていけないと思い込んでいる女の子は嫌いではない。まるで山アラシのジレンマのように、誰かに抱きしめてもらいたいのに、誰にも抱きしめてもらえない女の子。そのことによって誰よりも傷ついてしまう、そんな不器用な、不器用な女の子。
ムン・チェウォンは「王女の男」よりも、このウンギ役の方がはるかに、私は好き。
痛々しいから。寒々しいから。孤独だから。
自分には何もないことを知っている女の子だから、ウンギは。
気になる、パク弁護士。
ウンギの側近だけれども、ウンギは彼のことを同性愛者だと思っている?
しかし、パク弁護士はウンギを好きなんじゃないかな・・・と思うのだけれども。はてさて。
冒頭から「愛」を失ってしまったマルの物語の行きつく先はどこなんだろうか。
そんなことを、ぼんやり、考えた。
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優しい男、見始められましたか~
こういうマルのぎらぎらしたような表情はいいですよね。後半にこれからいろいろあるんだろな、と期待させてくれる。
さて、yucaさんのお好みにはあいますかどーか。
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♪はうんさん、コメントありがとうございます~♪
そうそう、はうんさんもご覧になった「優しい男」にチャレンジです。
しかし、このドラマ、高評価は見かけないのですが、どうなのでしょうか(笑)
今のところなるべく、いい面だけを見つけようと思っているのですが、良~く考えると突っ込みどころ満載ですね。
素人のマルが財務諸表を読み解くのにはびっくり。
いや、財務諸表って社外秘だろうとか、ウンギ、財閥の娘にしてはガードが弱いだろうとか、ぶつぶつ言いながら視聴してます。
とりあえず、マルの財務諸表を読み解く力を、私にも頂戴と真剣に願っています(笑)