ゲーム・オブ・スローンズ S1 七王国戦記


ゲーム・オブ・スローンズ S1 Game of Thrones 全10話 (2011年 アメリカ HBO)

 

■原作:ジョージ・R・R・マーティン
■監督:
デヴィッド・ベニオフ
D・B・ワイス

 

広大な北部・ウィンターフェルの領主、エダード・スタークは、かつての親友でもあるロバート王に請われ、王の補佐・代理を務める<王の手>として、娘のサンサとアリアを伴い、王都キングズランディングへ向かう。だがエダードは、前任者の死の理由を探る内に、王妃サーセイの王国を揺るがす大きな秘密を知ってしまう。
エダードの落とし子で、ウィンターフェル城に身の置き場のないジョン・スノウは、<壁>で北方の脅威から七王国を守るナイツ・ウォッチに加わることに。だが、<壁>の向こうには、不穏な気配が漂っていた。
一方、ナロー・シーを挟んだ海の向こう、東の大陸・エッソスでは、ロバート王に滅ぼされた、かつて王朝を築いていたターガリエン家のデナーリスが、ドスラク族の族長カール・ドロゴと結婚。ドラゴンの卵を手に入れ、七王国の王座を取り戻そうと勢力の拡大を図る…。

誰もすなるゲースロといふものを、私もしてみむとてするなり。
GW、とうとうGOTの沼に足を踏み入れちゃいました!
ゴールデンウィークどころか、ゲースロウィークになちゃっています。
ずっとGOTのことは頭の片隅にあって、視聴したい気持ちがあふれていた。その気持ちと行動が結びつかないのが、悩ましいところですが。
そこに底なし沼があるとわかっていて、踏み入る勇気がないというか。
韓国ドラマ熱も少し冷めてしまい、今年前半楽しんだ「鳳凰の飛翔」も視聴終了してしまい、ぽっかりとあいた心の穴にGOTが飛び込んできたのですね。
何よりもまさに最終章が放映中で、阿鼻叫喚のツイッターのタイムラインを見ていると羨ましくもあり。

 

 


10話かけて壮大な序章を描いたシーズン1.今さら解説や考察など、ちゃんちゃらおかしくて、だって先人たちの素敵な解説や感想のブログがひしめいていますものね、ネットの世界に。
こっそりと雑感を書いていきたいな、ここではと。あくまで自分のための備忘録。
終わらない長い物語が好きなのです。
スターク家のダイアウルフの名前は、そのまま飼い主の未来を暗示しているかのようでもあり。
ジョン・スノウ(ゴースト)、ロブ・スターク(グレイウインド)、サンサ・スターク(レイディ)、アリア・スターク(ナイメリア)、ブラン・スターク(サマー)、リコン・スターク(シャギードック)。

 

 


いい人は早く死んでしまうのか。
名誉を重んじるか、生きていくことにしがみつくのか、自分の主義を変えてでも。
結構、考えさせられるテーマが流れているようにも感じます。
戦乱の世、そうよね色と欲に満ち溢れたこの世界で気高く生きていくことに意味があるのか。
這いつくばってでも生きていくことの方が大切なのか。
それでも自分の命を投げうってでも、守りたいものは何かを問うていくんじゃないかな。

 

 

 


自分が自分らしく生きていくことが、実は難しいということもテーマ。
家に縛られて、性に縛られて、この時代のしきたりや常識に縛られて。
それでも自分らしく生きていくためには、これからどんな困難が待ち受けているのか。

 

物語はほんのプロローグ。
これから大きく動き出すのだろう。
ドラゴンや魔法、なんだってある世界だけれども、自分らしく生きていくというのは、実は難しいのは今の時代と同じような気がする。

 

 

 


ゾンビのお話って好きなのです。
恐怖と恍惚感があるから。
どうしてゾンビがあんなに怖いのか。それは想像もし得ない、未知のものに自分が変わるという恐怖があるから。
だから走って逃げる。逃げるしかない。
逃げて、逃げて、生き延びて、生き残ることこそが、たったひとつのこの世界の勝利ではないかしら。
王座でもなく、国でもなく。
多くの登場人物の中で、いったい誰が生き残るのだろうか。

 

 

★★★★

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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