I will always come for you like the purple sunset・・・愛の不時着 15話

韓国ドラマ「愛の不時着」15話視聴。


YSR:リ・ジョンヒョクssi、私を見て。
RJH:・・・・・・
YSR:お願い私を見て。
RJH:・・・・・・
YSR:あなたがウソをついている理由はわかっている。私のためでしょ。これまでのことが知られたら、私が困るから。世間に知られたら、私が大変になるから、背負おうとしているのね。
RJH:そうじゃない。
YSR:じゃあ、何?
RJH:よく聞け、君も知ってるとおり僕の父は総政治局長だ。僕は高官の息子だ。そんな僕が・・・情にほだされて君を助けたと?無邪気だな。財閥令嬢だと知らなければこうはしなかった。
君が大金持ちだから僕は理由ができた。君を利用する理由が。
YSR:下手なウソは・・・もうやめて。
RJH:認めるよ。一緒に過ごしたから・・・すべて芝居だったとは言わない。情も移った。だからこんな話をしている。一緒に過ごした時間に対する礼儀でな。
YSR:リ・ジョンヒョクssi。
RJH:君を利用するためにここに来たし、君を人質に取って・・・
YSR:あなたがしたように、私もあなたを隠したの!人質なんかじゃない!
あなたが私を利用したですって? そんな人が私の代わりに撃たれたり、命がけで私を守るためにここに来たりする?
RJH:勘違いするなっ! 君のためじゃない!
兄を殺したチョに復讐するために来ただけだ。だから・・・妙な誤解はやめろ。
YSR:リ・ジョンヒョクssi、人生を棒に振る気? 帰れなくてもいいの? あなた1人ですべてかぶろうとすると・・・犯罪者になってしまう。分かっているの?
RJH:ユン・セリ、僕の人生を棒に振るより・・・君を見ているほうがつらい。もう帰ってくれ、頼む。
YSR:リ・ジョンヒョクssi・・・つらいよね、私も限界だわ。

 

15話で圧巻の二人の対面シーン。
こんなに愛し合っているのに、愛しているのに、互いの立場がはるかに遠すぎて、一緒にいることができない。
国家情報局に捕まったリ・ジョンヒョクはユン・セリを守るために、彼女にすべてが嘘だったと告げる。
自分の愛が嘘だったと。
ジョンヒョクがセリに語る言葉はブーメランのように自分に戻り、彼の心をも引き裂いていく。
優秀な軍人であるジョンヒョクは冷静に、決して取り乱さずに、セリの心を引き裂いていく。彼の心をも引き裂きながら。
セリはもちろんそんなジョンヒョクの嘘を承知で、しかし彼女の言葉はジョンヒョクに届かない。
ふたりはこんなに近くに座っているのに、触れ合うこともできない。
切なすぎて、狂おしすぎて、泣けて、泣けて仕方がない。
彼らが愛し合っていることは、みんな知っているのに。愛が叶うことができない世界が、この世にはあるなんて。

 

「僕の人生を棒に振るより・・・君を見ているほうがつらい」
嘘を語り続けるジョンヒョクのたった一つの本音。
ずたずたに引き裂かれていくユン・セリを見るのがつらい。誰よりも守りたかったセリを、この自分が傷つけるなんて。
息を吐くように嘘を言い続けるジョンヒョクのまなざしは、何よりも雄弁にセリへの愛を告げているのに。

 

切ない・・・
圧巻のラブシーンです。

 

 



傷つき倒れたセリを、ジョンヒョクは抱くことすらできない。
彼らは隔てられた世界に住んでいるから。

 

 


ソ・ダンとク・スンジョンも切なくってね。
愛とは選択の結果。
嘘ばかりついていたスンジョンが、最後に守ろうとしたたったひとつの真実の気持ち。

 

 


隔たれたガラスの向こうにいるジョンヒョクはセリと出会わない選択を祈ってしまう。彼女が助かるならば。
自分と出会わなかったら彼女は危険に会うこともなく、幸せに笑っていただろうから。

 

セリはたとえ危険があろうとも、ジョンヒョクと出会う選択をし続ける。
だって、あなたがいるから、私はここに生きていいけるのだから。
あなたは、私のたったひとつの輝ける星だから。

 

「愛の不時着」は選択の物語でもある。
あなたに続くこの道を選び続ける物語。
私が生きていくための物語。
狂おしくて、切ない愛の物語。

 

 

ジョンヒョク、悲しまないで。愛は、いつもあなたのそばにあるから。
残り1話。

 

 

I will always be here.
I will always come for you like the purple sunset.

■今日のツボ■

15話の切ないクリフハンガーで終わっていたら、私の胸は切なさで押しつぶされていたよ。
エピローグで助かりました。泣きながら笑ったよ。
ジョンヒョクの愛が、尊くて。
雨に濡れた肩が愛おしくて。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。