あなたが愛の風になって吹いてくるわ・・・奇皇后 14話まで
韓国ドラマ「奇皇后」14話まで視聴。
ファンタジードラマなので、舞台設定にあれこれいちゃもんつけてはだめです。ファンタジー、ファンタジーとつぶやきながら視聴しています(笑)
しかし、この時代劇のねつ造ぶりは許されるのか、いっそのこと架空の国の設定にした方が、すんなり受け入れられる気もするのですがいかがでしょうか。
タファンのバカ殿ぶりに、いじらしくって、いじらしくって、身もだえしています。
あ~、へたれも度を過ぎるといじらしくなってくるのね、と。
タファンを見ているとSとMの両方の感情を味わえるのが、またいいのかしら。
スンニャンにこっぴどく振られるたびにへこんだり暴走するタファンを見るのもマゾヒスティックで愛おしい。もっと傷ついて欲しい、もっと、もっとと思ってしまう。
あまりにもおバカなので、傷ついて傷ついて、傷ついた先に自分が求めるもの、欲しいものが分かってくれればいいなぁ、と思いつつ。
かと思うと、ふいに吹っ切れて偉丈夫な誇り高い皇帝の片鱗をみせてくれたりする。
普段へたれなので、ことさらSっぷりが輝くというか。
この先のタファンの成長ぶりが想像できてわくわくします。
彼の間抜けぶりは生きていくための擬態。
泣いてすがって、タファンは欲しいものを手に入れてきた。自らの命や皇帝という座、そして愛を手に入れることができるのだろうか。
そして皇帝というものはどこまでも孤独と絶望のギリギリの淵に立っている存在なのだと思う。
今はへたれなタファンが、自分が求めているものが、愛が手に入らないと知ったときに、残酷な皇帝になるのか、否か。
もう一人の主役ワン・ユ(チュ・ジンモ)ですが、申し訳ないくらいにこの方に興味がもてません(爆)
ワン・ユに心ときめくことができたのならば、「奇皇后」視聴がもっと楽しくなるでしょうにね。
高麗の国から王を廃されてしまったワン・ユですが、そういう境遇にも関わらず国に戻りたいという悲願やら、民を救いたいという名分を感じられないの。スンニャンばかり気にしていて、廃王ライフをエンジョイしているような気もする。
実は彼のようなタイプは、どこにいても周囲の人間を魅了し、力量を発揮し、器用に生きていけるような気がします。
自分らしくどんな環境でも泰然としていられるワン・ユは、逆を言えばどこにいたって生きていけるのです。
泣いてすがって人の憐憫を誘って生きているタファンとは逆の生き方で。
ワカリヤスイカッコよさです。ドラマで登場する女性の多くは彼に焦がれていくのね。
タナシルリまで、ワン・ユにときめくありさまで、いびつな四角関係が展開されていくのかしらん。
タナシルリ。こういうキャラクター、結構好きだったりします。
自信過剰で鼻もちならずに、猜疑心が強く、嫉妬深く、世界はすべて自分にひれ伏すと勘違いしている女の子。
キャンキャンと小さな体でめいいっぱい吠えている愛玩犬のような彼女は、なまじか権力者がバックにいるから始末が悪い。
自分のことだけで頭がいっぱいで、相手の立場について想像をめぐらせないので、結局愛されない。
誰よりも愛を求めているのに、誰からも愛されないという、非常にシニカルな立ち位置です。
彼女の不幸は、いつも間違った相手を好きになることでしょう。
タファンからの崇拝が欲しくて、ワン・ユの愛が欲しくて。
宮廷モノ(後宮モノ)って、すごろくみたいだなぁ、と思います。
ヒロインは最下層からスタートして、ヒエラルキーの最上位を目指す、みたいなね。
「歩歩驚心」や「善徳女王」もそうだよね。
愛の闘争が、すなわち階級闘争、権力闘争になっているところが面白い。
多くの人に愛されるヒロインが権力の最上に登っていく、というすごろく構造。
その過程でのヒロインのさまざまなファッションの変遷を楽しむドラマでもあります。
スンニャンの男装から始まり、奴婢、宮女と話数を重ねるごとにレベルアップしていきつつあるのも、楽しみのひとつ。
次はどんな顔を見せてくれるのだろうか、と。
それぞれの登場人物の心に愛の嵐が吹き始めた14話まで。
あ、何気に悪役のタンギセの純愛にも、私、心を揺さぶられています。
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yucaさん、こんにちは(^-^)/
サクサク、見てます
yucaさんの、人物分析は
本当に的を得てて
なるほどなーと頷きながら
読みましたよ。
私はね、ワンユ派なんですよね(;^_^A
まだ、タファンにイラ〜としちゃうの。俳優さんは嫌いではないんだけど。
また、前半だから読みが浅いのかもね。
ハジウォンが好きなので、彼女を
見てるだけでいいです。
書かれてたように、目で
演技する女優さんですね
こういう喜怒哀楽を目で演じる女優さんは、なかなかいないかなーと。
ジンモは、霜花店があるからね
艶っぽいですよね
タンギセ!
タファンより、この人の歪んだ愛の方に感心がいきます。
善徳女王でも、悪役でしたね
この人見るとイ•ウンジュを
思い出します
これから、愛憎がもつれて行くの
見たいような、見たくないような
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yucaさん
サロンシネマは、八丁堀に移転なんですね
韓国にハマる前、香港•中国映画を
見に行ってました
あの映画館に入ると
異国に来たような感覚を楽しめました
別の映画館とは、違いましたね
老朽化だからしかたないけど
無くなるのは淋しいわ
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♪はるさん、コメントありがとう~♪
今日、すごい雨ですよね。大丈夫でしたか?
台風が来るのでどきどきしています。
>タファンにイラ〜としちゃうの。
いえ、私もタファンにイラッとします(笑)
イライラしすぎで、なかなか視聴が進まない・・・
しかし私ぐらいタファンを好きでいてあげなくっちゃ、という訳のわからない義務感に駆り立てられているのよね(笑9
タファンは生きる目的がない男で、目的がないからスンニャンにすがってしまうんだよね。
きっと、このドラマワン・ユ派の方が多いかもしれません。
ワン・ユは優しいものね。
その優しさは、ワン・ユ自身の懐の深さの表れでしょうから。
しかし「霜花店」の印象が強烈で、どうしてもそっちの色眼鏡で見てしまう私・・・
>前半だから読みが浅いのかもね。
そんなことないと思いますよ。
「奇皇后」は「善徳女王」に比較して、浅いドラマのような気がします。
ただタファン好き~とか、ワン・ユ好き~という目線で見ると、イライラしないのかもね。
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♪はるさん、つづきです♪
>タンギセ!
そうそう、私もタンギセ大好きなんです。
空回りする彼の愛が不憫で・・・
>善徳女王でも、悪役でしたね
えええ~! 気づきませんでしたが、確かにミシルの息子!
ピダムしか目に入らなかったから(笑)
教えてくださってありがとう。
あの辮髪もどきのヘアスタイルに騙されていた(爆)
>韓国にハマる前、香港•中国映画を
それは「インファナルアフェア」のころ?
私、サロンシネマでキョンシーの映画を見ていました(笑)
あと、オールナイトで「男たちの挽歌」シリーズとか観た思い出があります。
「ブラジル」でモーニングを食べて、へろへろになって家に帰っていました。
ここ何年も行っていないので、最後に「私の男」は観に行きたいなぁとおもっているのですけれどもね。
鷹野橋がさびしくなるなぁ。
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♪鍵コメさま、コメントありがとうございます♪
全51話を週1回放送という1年以上のスケジュールがどうなのかと思う「奇皇后」ですよね。
タファンの今後のへたれ具合もお楽しみになさってください。
確かに吹き替え版ってつらいですよね。
「冬のソナタ」「美しき日々」ぐらいまでは吹き替えで違和感なく視聴していたのですが、ビョンホニのあまりにも素敵な声にノックアウト。
それからは字幕派になりました。
アメドラは吹き替えの版でもOKなのに。不思議。
タファンといい、「検事プリンセス」のマ・ヘリといい、おバカでへたれなキャラクターはどうも好きみたいです、私。
ハードボイルドに生きるのも難しいですが、へたれでおバカに生きるのも難しいと思います(笑)
パク・シフね、「検プリ」の時の役は大好きだったのですが、後の作品はほとんどがリタイアです。
どうして人気があるのか、ナルな感じがぷんぷんと漂ってくるのが苦手だったのですが。
スキャンダルを逆手にとって、ダークな感じで売り出せばいいのに、また、品行方正な路線で行くのかなぁ。