save the last dance for me・・・よくおごってくれる綺麗なお姉さん2話まで


韓国ドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」2話まで視聴。

 

♪You can dance-every dance with the guy
Who gives you the eye, let him hold you tight
You can smile-every smile for the man
Who held your hand neath the pale moon light

But don’t forget who’s takin’ you home
And in whose arms you’re gonna be
So darlin’ save the last dance for me♪

 

オールドポップス「ラストダンスを私に」が流れ始まるこのドラマ、じわじわと心の中に染み入ってくる。
監督は「密会」のアン・パンソク。「密会」に続き、年下男子とヌナの恋物語。

 

親には結婚を急かされ、会社ではパワハラ、セクハラ、理不尽なことの連続。浮気した彼氏とも別れ、息が詰まるような毎日を送っていたジナ(ソン・イェジン)。そんなある日、親友ギョンソンの弟で、自分の弟スンホの親友でもあるジュニ(チョン・ヘイン)が海外赴任から帰ってくる。4人は20年越しの幼馴染で、家族ぐるみの付き合いをしている仲良し。ジナとジュニの会社が偶然同じビルというのもあり、一緒にランチをしたり、飲みに行って他愛のない会話を重ねていくうちに、二人はお互いへの気持ちの変化に気づくようになる。しかし、姉の親友、親友の弟であるということが二人を躊躇させていた。そんなある日、しつこく付きまとうジナの元彼ギュミンが会社の前で待ち伏せして彼女を困らせている現場に居合わせたジュニは、ジナの彼氏のふりをしてジナを助けてあげる。お互い好きなことはうすうすわかっていても、なぜか素直になれない二人は、些細なことで誤解をして喧嘩をしてしまうが…。

 

 


「刑務所のルールブック」で悪魔のユ大尉!!を演じたチョン・ヘイン君が主演。
孤高のユ大尉が光を見いだせたらいいなとずっと希いながら視聴していた「刑務所のルールブック」
悔しさに押しつぶされるのではなく、諦めるではなく、妥協するのではなく、例え刑務所の中でも自分らしく正々堂々と生きろというのがこのドラマのテーマでした。
チョン・ヘイン君が今回どんな恋物語を演じてくれるのか、とてもワクワクしながら視聴開始。
いやああ・・・
ジュニ、めちゃめちゃいい。
カワユイ。
カッコいい。
傍らにいると癒される。好きにならずにはいられない。

 

なんだろう、彼の醸し出す空気感がいいのです。
今の疲弊した時代に求められているキーワードは「リーダーシップ」でも「カリスマ」でもなく、「共に寄り添う力」なのだと常々私は思っています。
まさに、ジュニは寄り添う男。
苦しいとき、哀しいとき、泣きたいとき、そっと彼は寄り添い、時にからかいながら励ましてくれます。
彼といるとありのままの自分を受け入れてくれている感じがするんだろうなぁ。
ハイヒールを履いていたジナがジュニの前で運動靴に履き替えるシーンは、まさにありのままの自分を受け入れてくれているというシーンです。
ヒロインがリラックスできるのはジュニの横であり、一番彼女が彼女らしくいられる場所がジュニの隣。

 

 

 


♪save the last dance for me♪ の通り、ジナとジュニの恋のラストダンスをこれから私たちに見せてくれるのね。
恋のプロフェッショナルになるためには、道理からの逸脱も必要で。
親友の弟、自分の弟の親友との恋という、すんなりいきそうで、実はかなりハードルが高い(照れくさい?)シチュエーション。
このブログでは「雨の中、傘を差しだすというのは強烈な愛情表現であり、かつ傘を差しだした方が相手をより深く愛している」という定義を、常々熱く訴え続けているのであるが。
まさに「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」もその定型。
思わずにんまりして見てしまったよ。
雨は世界からふたりを遮断するギミックであり、雨の中、傘の下のふたりは二人だけの世界に浸れるのだから。
あなたと私。
この強烈な二人だけ感。
傘の外は日常が過ぎ去っているのに、傘の下だけは閉じられた二人だけの世界が繰り広げられている。
この対比がすごいと毎回、私は思うのです。

 

 

お互いに憎からず思っていて、いやジュニははっきりとジナに対する恋心を自覚しています。
そんな二人が恋のプロフェッショナルになるために、どうやってハードルを超え、常識を逸脱していくのか。
楽しみです。

 

 

「密会」ではヒロインの俗物な夫を演じたパク・ヒョクグォンが、今作でもパワハラ・セクハラな俗物上司を演じているのが密かにツボです。
おそらくトレンド最先端のコーヒーショップチェーンの社内が、旧態依然とした男性優位主義者の体育会系で占められいてるのはいかにもという感じ。
はたから見るとキャリアウーマンのように見えるジナがパワハラ・セクハラ、子離れできていない母にモラハラ、恋人の二股と息苦しい日々を送っているのが身につまされるなぁ。

 

 


 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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