満を持して登場!・・・キム課長8話まで


韓国ドラマ「キム課長」(DATV版)8話まで視聴。

 

いよっ!待っていました!
画面に向かって思わず掛け声をかけちゃう8話まで。
相変わらずハイテンションにドラマは進んでいき、いつしか私もキム課長のパフォーマンスに酔いしれる。
カッコいいなぁ、キム課長。
近くにいたら振り回されそうだけれども、キム課長ならばいいわ、私を思いっきり振り回して。
振り回して、銀河の果てまで連れて行って。

 

 


もうどうして労働組合委員長ルックがしたいのか、成り行きは簡単に想像できるけれども、キム課長の思考回路が抱腹絶倒。
本人の意思とは全く無関係にどんどん聖人の道へと。まんざらでもないのかキム課長。
偽悪家ぶっているけれども、生来のまっすぐで綺麗な正義感のキム課長が透けて見えます。

 

 


で、結局こうなるしね。
お約束だけれども爆笑しました。

 

 

 



キム課長とソ・ユル理事は水と油のようでいて実は似たもの同志。
キム課長の方が、経験値があるので一枚上手かな。
ソ・ユル理事はどんどん禁じ手を使い、闇に堕ちていくけれども、実は誰よりも傷ついているのはソ・ユル理事自身のような気がします。
彼の心の奥底にいる少年が泣いているような気がして。
そんな複雑な悪役の魅力が全開。
都合が悪くなると口をとがらす、ユルがなんとも私のツボに入ってきます。

 

 


キム課長はリストラで自分の人生に絶望しかけた部長に手を差し伸べます。
それはきっと亡くなった父親に手を伸ばしたということでもあります。
善良な、真っ正直な、まじめな、そんな生き方に手を伸ばしたということでもあります。
人生、楽に小賢しく、人を騙して生きていくのが一番だと嘯いていたキム課長が変わった瞬間。

 

思えばキム課長はいつも負けそうな人、虐げられる人、弱い人の味方。
本人はそんな自分を認めたくなくてぶつぶつ言ったりしてますが、キム課長の周囲は皆知っている。
プライドなんか目的のためにはかなぐり捨てて、はいつくばって、その場その場をやり過ごしていくかのように見えて、心の奥底に曲げてはいけないルールを持っているキム課長。
彼の生き方は、閉塞感に満ちたTQに爽やかな一筋の風となって吹き抜ける。
自分がちっぽけなことも知っていて、人が弱いことも知っている。
権力の恐ろしさを知ってもいるし、不条理なこと、どうしようもならないモノでこの世界は満ちていることも知っている。
でもそんながんじがらめの世界を笑って、飄々と、それていて自分の想いを貫く姿は、たまらなくカッコいい。

 

 

会社の中で「自分が間違っているのかしら」「相手が悪いのかしら」なんてうだうだ迷い、吐き気に苦しむ日々はもうおしまい。
「正義なんかどこにもありはしないのさ、あはは~!」なんて嘯きながらゴーカイに会社の理不尽を踏み潰して、蹴散らして、突き進むキム課長を見ているとホッとするの。
ああ、それでいいのねって。
会社の理不尽なんてささいなことなのねって。
私はようやく息をつける。
だからキム課長、視聴者の私をどんどん振り回して。
振り回して、銀河の果てまで連れて行って。

 

 

たまらなく魅力的なわき役たち


2人ともカワユイ。
このドラマ、意外に女性たちの方が強いのかもしれませんね。
キム課長の最大の強みは、女性たちに好かれているということでしょうか。
何しろTQの会長なんか奥様に思いっきり嫌われてますもの。会長と妻がどうして結婚したのかが実はこのドラマの最大のミステリーだと思いますよ。

 

 


で、TQの大株主ふたりの子供がこのバカボンでしょう(爆)
もうねこのバカボン(名前すら憶えていない私・・・)が好きで、好きでね、私。
分かりやすすぎるバカボンぶりがアッパレ!
キム課長との掛け合いをずっと見ていたいなぁ。


感想+考察

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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