君がここにいてほしい・・・お昼12時のシンデレラ20話まで

18-6
中国ドラマ「お昼12時のシンデレラ」20話まで視聴。

 

 

I wish you were here.
君がここにいてほしい。
この簡単な英文は私の心の中にいつまでもリフレインしている。
例えば旅に出ておさえきれない感動が湧きあがったとき、その感動を分かち合いたい君が脳裏に浮かんだのならば。
それは、愛。
君はこの風景を見てどう感じるのか。
君の驚く顔が見たいということ。
この感動を君とわかちあいたい。
その人のここにいない不在を嘆くとは、その人の存在を自分の隣に希うということなのだから。
それが、愛。

 

ところでTOP画像のメガネっ子なふたりがあまりにもかわゆくて、悶死寸前。

 

 

18-9
なるほどね。
このドラマ、フォン・トンがシャンシャンの無邪気さを気にいり彼女をさりげなく様々な手段を駆使し自分に惚れさせたかのような展開です。
シャンシャンはフォン・トンに釣り合う女になろうと、精いっぱい。
時々その思いが空回りして、とんでもない方向に向かっていくけれども(笑)
視聴しながら私たちはシャンシャンの仕出かすとんでもないことに、あるいはリーシューの悪意にさらされているシャンシャンに対してフォン・トンが愛想を尽かさないかドキドキしながら視聴しているのです。
しかし。
ふたりの関係について誰よりも不安で、怯えているのはシャンシャンではなく、他でもないフォン・トンだということが見えてくる。

 
17-3
フォン・トンは事あるごとにシャンシャンに対して「周囲のプレッシャーに負けるな」「俺だけを信じろ」と励ます。
彼女が引けを取らないように気を配る。
それはとりもなおさず、シャンシャンに去られたあとの自分が想像するのも恐ろしいから。
周囲からはシャンシャンがフォン・トンの玉の輿狙いのように思われているが、フォン・トンがやっぱりシャンシャンにしがみついているのだから。

 

 

 

19-2
大陸ドラマ=吹き替えだと思っていたのですが、「お昼12時のシンデレラ」は俳優さんたちの生声なのですね。
それだけでなんだか感動する(爆)
演じるチャン・ハンのあの声が好き。癖になる声です。
フォン・トンの強気なようでいて、どこか不安さがにじむあの声はやっぱり演じるチャン・ハンの声じゃなくちゃね。
ポーカーフェイスなドS気味のヒーローだと思っていましたが、20話まで視聴していると、だんだんシャンシャンへのアプローチが全て空回りしてしまう不憫な大老板に見えてくるから愛おしい。
旅先でシャンシャンの不在を痛いほど感じる彼の気持ちは、視聴している私にも伝わってきたよ。

 

 

 

20-3
シャンシャンが「私のことを嫌いになったら言ってね。振り向かずに去るから」といずれ来る別れに言及するたびに、フォン・トンは深く傷つく。
彼女が自分を頼らないことに傷つく。
もっともっと自分のことを考えてほしいし、自分だけを見てほしいし、自分に頼ってほしい。
それなのにいつも簡単にシャンシャンは別れを口にする。
しかも別れを恐れているのは、実は、他でもないフォン・トンなのに。
そんなデリケートなフォン・トンの気持ちにシャンシャンはいつも気づかない。
フォン・トンは未来を共に見ようとしているのに、簡単に別れを簡単に口にするシャンシャンは残酷だなぁ。
確かに両想いになって付き合い始めたふたりですが、まだまだ前途多難。
だって今はまだ自分が相手を好きだからという思いしかシャンシャンにはないから。
フォン・トンを信じていないから。
フォン・トンはシャンシャンのすべてを愛しているのに、その想いはシャンシャンには届かない。
彼女がフォン・トンを信じるようになるのはいつなのだろうか。
まだまだ、不憫だね、フォン・トン。

 

 

 

18-4
シャンシャンの親友たち。恋愛作家と恋愛の現実を見ている女。それぞれがシャンシャンに対してアドバイスる内容がいちいち的を射ており笑えてくる。
こういうガールズトークも自然で、なんだかいいなぁと思ってしまう。
シャンシャンはちょっととっぽいところもっさりした印象があるので馬鹿に見られがちだが、リーシューの悪意もフォン・ユエの兄を大切にするあまりにシャンシャンに要求する悪意なきプレッシャーもきちんと理解している。
それなのにフォン・トンの真剣な思いだけがシャンシャンには伝わらない。
むしろ周囲にばれたら大変だなんて思っているなんて。

 

 

フォン・トンの愛情表現もとにかくシャンシャンに美味しい食事を食べさせようとすることですから。
まるでシャンシャンがグレーテルでとにかく子豚ちゃんになるまで食べさせられているイメージです(笑)
大老板、その愛情表現は万人にわかりにくいよ~(爆)

加油、大老板!

 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

関連記事

  • コメント ( 4 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. さあや

    yukaさま こんばんは。

    記事に追い付きました!

    >演じるチャン・ハンのあの声が好き。

    わかります。抑揚があまりなくて、悪く言うとぼそぼそした感じなんだけど、でも好きだなあと思っていたら

    >フォン・トンの強気なようでいて、どこか不安さがにじむあの声

    なるほど!そういうことか!と。
    なんかものすごく納得しちゃいました。

    それにしても実は恋愛経験は豊富だそうなのに
    あの愛情表現の下手さって…。
    きっと言い寄られてばっかりだったんでしょうねぇ…

  2. yuca

    さあやさん、コメントありがとうございます♪

    でしょ、でしょ、チャン・ハンの声がいいですよね。中国ドラマにしては珍しく役者さんの地声を使っているので、このドラマ好感度高しです!
    シャンシャンの声も、柔らかい感じで、しゃきしゃきした喋り方ではないので、とっぽい感じが出てなんともかわゆい。

    >きっと言い寄られてばっかりだったんでしょうねぇ…
    本当だよ!あるいは元彼女の方がフォン・トンにゾッコンだったんでしょうね。
    彼が何をしなくてもよかったという(笑)

    とっぽいシャンシャンに振り回されるフォン・トンが大好きです!

  3. 塩子

    YUCAさま、初めまして

    いつも読ませて頂いてばかりでしたが
    シャンシャン&フォン・トン大好きなので
    YUCAさまの考察をもっと読ませていただきたく、もっと書いてとお願いに来ました!
    (わがままかしら?)
    ぜひぜひにと頼っております(笑)

  4. yuca

    塩子さま、コメントありがとうございます♪

    きゃあああ、はじめまして!
    こんなネットの最果ての細々運営のブログにようこそです。ありがたいなぁ。

    >シャンシャン&フォン・トン大好きなので
    はい!了解です。
    実は最終話まで視聴したのですが、書きためた感想はおいおいアップしていきます。

    フォン・トン、シャンシャン、カワユイよね~みたいな記事です(爆)

    またお時間のあるときに遊びに来ていただけたら幸せです。