言葉はいつも早すぎるか遅すぎる・・・お昼12時のシンデレラ16話まで

12-1
中国ドラマ「お昼12時のシンデレラ」16話まで視聴。

 

 

2015年、さんざん韓国ドラマの中で探し求めていた胸キュンなトキメキ・ロマンチック・コメディがまさかここにあったなんて!
探し物は身近にあったんだね・・・
「杉杉来了」の評判は1年以上前から知っていて、リアタイで視聴されていたブロ友さんの絶賛は知っておりましたが。
喰わず嫌い状態で、どうして今まで視聴しなかったのだろうか?
とにかくシャンシャンのかわゆさと、フォン・トンのドS気味のツンデレに身もだえしてメロメロです。
中国ドラマの現代モノを視聴したのは「君にささげる花火」というそれは脚本がひどいドラマをへろへろで(メロメロではない!)視聴して以来。
その時の大陸ドラマの現代モノとは、「これは恋愛ドラマの「様式美」を表現したかったのだということ。美男美女が知り合い、運命のイタズラや悲劇ですれ違い傷つくさまを、風光明美なロケーションで描きたかったのかしら。だから、シーン、シーンはとてもきれいなのだけれどもあくまで様式にこだわっているので、感情が伴わない。」という感想だったのよ。
「君にささげる花火」は2008年の作品なので、大陸ドラマがそんなに進化しているはずがないと思いこんでいました。
「お昼12時のシンデレラ」の冒頭、風騰グループのオフィスも近未来的モダンなオフィスで、「はいはいはい」と思って1話で視聴を止めていたのよね。
ちなみに同じことを「何以笙簫默」でも感じて冒頭20分で視聴を止めているのですが、この作品も大人気ですよね。
百聞は一見にしかず、なのか。
視聴する阿呆に視聴しない阿呆、同じ阿呆なら・・・というフレーズが「お昼12時のシンデレラ」を見ながらくるくる頭を回っています。

まさに「探し求めていた青い鳥はここにいた!」と痛感しております。

 
13-2
上海の街並みをそれは西欧チックに描き出しています。それでいて上海が舞台なのでシノワズリを堪能。
フォン・トン邸宅の内装などオリエンタリズムに満ちており(上海だから当たり前だけれども)、西洋と東洋の融合といったテイストを満喫できるのよね。
なによりも劇中のインテリアやフォン・トンのファッションが私のマニアックな心をものすごく揺さぶるの。
ドラマの中のインテリアやファッションに夢中になるということは、それはダダハマりの証拠。
シャンシャンのファッションはつつましやかな女の子設定なのでハイブランドではないけれどもかわゆい洋服ばかりチョイスされています。
凄いのがフォン・トンのちょっとキテレツなファッション!
皆さまお気づきでしょうか?
ブルガリ、クロムハーツ、ティファニーのアクセサリーにフランク・ミュラー、ブレゲ、ウブロの腕時計、ヴァーチュの携帯電話、バーバリー、プラダ、ディオール、ドルガバ、ヴィトン・・・などなど枚挙にいとまがない。

 

ドラマ・ファッションチェッカー(爆)の血が騒ぐのです!
この血が騒ぐのは「星から来たあなた」以来。
いずれ「お昼12時のシンデレラ」のファッション・チェックを総力を挙げて行います(需要はないかもしれないけれど)
しかもフォン・トンの車はアストンマーティン!(推定3000万円)
アストンマーティンを惜しげもなくドラマに使っているのを私は見た記憶がないよ・・・(爆)
大陸ドラマの底力、財力をひしひしと感じさせていただいております。

 

 

 

13-3
変なところでものすごく感動しておりますが(爆)、もちろんドラマの筋立ても面白い。
妙に冗長な部分がなく(台湾ドラマは冗長です)、登場人物たちの心理状態がすごくわかるのよね。
妹ユエの夫イェン部長にいみじくも言われていたように「フォン・トンは言葉にしないから失敗する」と。
振り返って考えるとフォン・トン、自分がシャンシャンに一目ぼれだたくせにシャンシャンから告白させようと画策します。
それだけシャンシャンに「社長のこと嫌いです」と言われたことが彼の心を傷つけたのでしょうけれども。
傷ついたことすらあまりのポーカーフェイスのためにシャンシャンに気づかれない、よ~く考えたらちょと不憫なツンデレ社長です。
シャンシャンはもともと妄想が暴走してとんでもない方向へ着地する子なので、フォン・トンの言葉足らずの説明ではわかりっこないよ~(爆)
フォン・トンが言葉足らずなのはお坊ちゃん育ち由縁かもしれないし、自分が傷つきたくないというバリアなのかもしれない。
「お前はどうしたいんだ?」とか「俺をオトそうとしているのか?」とか散々シャンシャンをあおって、「好き」と告白してもらった時のフォン・トンの嬉しそうなこと!
表情が微妙にしか変化しないのですが、その変化を読み取るのが癖になるのよね。
ポーカーフェイスな彼がにこっと笑っただけでも胸がときめくのに、思いっきり破顔された日には胸がハートの矢で射抜かれてしまう勢いです。
シャンシャンだけではなく、私も彼に惑わされています。

 

 

 

14-2
中国はそんなにバレンタインデイが重要なのねと、現状を知ってびっくり。日本より大変そうです。
フォン・トンが両親の命日をシャンシャンに言わなかったのは、親しくなかったからではなく彼女を失いたくないから。
リーシューの読みは間違っていますよね。
言葉足らずのフォン・トンですが、シャンシャンはいつもそんな自己防衛の高い壁をぶちぬくかのように、ここぞと言うときは恐るべし率直さで自分の気持ちを伝えていく。
その率直さはプライドにがんじがらめになっているフォン・トン、リーシュー、ジョン・チーにはない美徳です。
「愛している」は、その瞬間、その場所で言葉にしないといつも手遅れになってしまう。
早すぎても遅すぎてもいけないのです。
シャンシャンは自分の心に素直な女の子なので、自分が傷つくことは恐れずに「愛している」を伝える強さを持っています。
彼女の率直さはフォン・トンたちを変えていく。自分の気持ちを伝えることは恥ずかしいことでも何でもないのだと言うことを知っていく。

 

 

 

14-1
シャンシャンが成長するだけではなく、シャンシャンの率直さを知ることでフォン・トンもリーシューもジョン・チーも成長していく物語だから好きなのです。

 

 

 

12-2
シャンシャン、かわゆい。
こんな期待に満ちたわくわくしたまなざしで見つめられると、それだけで幸せになりそう。
フォン・トンはポーカーフェイスのドS気味の方ではございますが、そんな彼が愛おしそうにシャンシャンのほっぺたをつまむシーンが好きです。
何しろシャンシャンのどこが好きかと聞かれて、「よく食べるところ」と答えるくらいですものね。
フォン・トンは毎話これでもかというくらくらいシャンシャンに食事をさせますが、それが彼なりの愛の表現なのです。
フォン・トン家のコックさんが作った料理は毎回レパートリーが乏しく、冷めていて(笑)、フォン・トンじゃなくてもこれは食べたくないだろうと思わされます。
車やファッションの半分でも劇中の料理に気を使えばいいのに(爆)
そんな冷めた料理もシャンシャンと食べると、美味しいのです。
シャンシャンが自分のためだけに選り分けてくれると思うと、それだけで嬉しいのです。

 

 

愛だなぁ。

 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

関連記事

  • コメント ( 5 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. yuca

    鍵コメさま、コメントありがとうございます♪

    リトルプレスのお遊びに付き合ってくださってありがとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    私の見るドラマ・・・結構期待値はずしてますよ~(汗)
    なんとか素敵なドラマに巡り合いたいのですけれどもね。

    「リメンバー」!
    このドラマにはロマンスは期待しないことにしました。しかもナムグン・ミンの怪演にすっかり心を奪われています。
    どこに向かっているのでしょうね~
    パク・ミニョンちゃんはもう大人女子なのに、かわいこぶっちゃっているのが逆にイタい感じになっちゃいますものね。
    かわゆい演技って、やっぱりシャンシャンみたいにとっぽい感じの方がいいと思うのです。

    フォン・トン堕ち!わかる!
    フォン・トンのファッショチェック記事も書きますので、楽しみにしてくださいませ。
    「昼デレラ」の画像ストックが膨大になっています(笑)
    フォン・トンのあの無表情からの二コリに胸をつかまれるのよね。

  2. YUMIKO

    yucaさま

     シャンシャンはもともと妄想が暴走してとんでもない方向へ着地する子なので、フォン・トンの言葉足らずの説明ではわかりっこないよ~(爆)。

    なるほど、なるほど!
    そしてこのフレーズ

    > その率直さはプライドにがんじがらめになっているフォン・トン、リーシュー、ジョン・チーにはない美徳です。
    「愛している」は、その瞬間、その場所で言葉にしないといつも手遅れになってしまう。
    早すぎても遅すぎてもいけないのです。

    名文ですっ!写メ撮っておこうかと思いました(笑)。

    yucaさまの愛情あふれるまなざし。心の奥の細やかな襞を気持ちよく読み解いて下さるので、書くべき言葉が見つかりません。

    3月もあと少し。お体ご自愛ください。いつでも新しい記事をお待ちしております。

  3. yuca

    YUMIKOさま、コメントありがとうございます♪

    本当に遅レスです・・・3月どころか5月だし・・・申し訳ないです。

    あ~、フォン・トンのファッションチェックの記事も書きかけなのに。
    なんだかダメダメな私。
    ドラマ感想もそうだけれども、その瞬間、その場所で感想を書かなければいつしか感動が薄れていくのですよね。
    難しい。

    シャンシャン、今年見たドラマの中では一番カワユイヒロインです~
    フォン・トンがほっぺたをきゅっとするシーンは、いまだにヘビロテです。癒されるわ。

  4. yukaetsu

    お久しぶりです。
    K2も見終わったので、次は~ってことで大陸ドラマの昼デレラ見始めました。
    色々な方のブログの感想がよかったので、大仁以上の男なのかと厳しい目で見始めましたが、、、、。

    フォン・トン良いですね~。あっという間に落ちました。 はやっ!

    顔の筋肉を全く使わず、ニコリともしない彼がシャンシャンがご飯を食べている姿を見て微笑む!!!!!!
    ギャップ萌ですね。ロイ・チウの様にいつも笑顔とえくぼの王子様もいいですが、フォン・トンの笑顔を見ると得したような (笑)
    めったに見れない物を見たようで、拝んじゃいますね。

    しかし、上海ってすごーい寒いんですかね。
    俳優さんたちの指先の赤さが半端ない。お顔はメイクだからか、気にならないんですが、手が!真っ赤で寒そう。

    そんな変な部分が気になってしまいました!
    ファッションチェックとドラマの考察を拝見しつつ、最後まで完走したいと思います。

  5. yuca

    yukaetsuさま ごぶさたしております。

    そうそう。「THE K2」ロスになっちゃいました。

    >大仁以上の男なのかと厳しい目で見始めましたが、、、、
    わかるぅ!なかなかいませんよね。ヘタレなのか意地っ張りなのかわからない感じ。
    フォン・トン、あのイケズなくせして過保護な感じがいいですよね。

    「昼デレ」は皆さん好評なのがわかります。
    大陸ドラマのほうが、台湾ドラマよりも切なさの追求に貪欲なのかもと思ったりして。