今日のLOVE 花様年華

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「雨」というのは欲望と官能を閉じ込める密室だということを教えてくれたのは、
「花様年華」だった。
降りしきる雨の中に閉じ込められた男と女は、
2人だけの世界を作り出す。
まなざしを交わさずとも、手を触れなくても。
降りしきる雨のように、男と女の閉じ込められた空間に、
欲望が降りしきる様子は圧巻。

チャイナドレスの後ろ姿、
トニー・レオンのポマード、
くゆる煙草の煙。
交わることがない視線、
60年代の香港のアパート、街角。
ファイヤーキングのぼってりとした食器にさえ、
滴るようなエロスを感じる。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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  • コメント ( 2 )

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  1. はる

    yucaさん、こんにちは

    ラブソングで、クールビューティ
    マギーチャンに釘付けになり
    鷹野橋のサロンシネマにて
    鑑賞したのを思い出します。
    トニーレオンもマギーチャンも
    脂の乗ったフェロモンに酔いましたわ

    でも、ワタシ
    明確にストーリーを把握してない
    どういうこと?と思いながら
    劇場を後にした。

    この2大スターの旬に
    出会えたことが幸せでしたよ

  2. yuca

    はるさん、コメントありがとうございます♪

    >鷹野橋のサロンシネマ
    新しいサロンシネマ、まだ行っていません。ハンズにはよく行くのに・・・

    「花様年華」は非常に心に残る映画ですよね。私も意味が分からない・・・(爆)
    >脂の乗ったフェロモンに酔いましたわ
    まさにそれを楽しむための映画ですよね。

    ぴっちりとしたポマードとチャイナドレスに酔いしれる映画。

    しかし初めて見た時から何年もたった昨年、ずっとプラトニックな関係だと思っていた主人公たちが実は大人の関係だった云う事実を知った、腰が抜けました(爆)
    私は何を見ていたんだって!

    見るたびに気づきがある映画です(爆)