俺が見つけるから・・・ビューティー・インサイド6話まで


韓国ドラマ「ビューティー・インサイド」6話まで視聴。

 

 

笑った、泣いた、ときめいた6話まで。
TOP画像みた人はきっと頭にハテナなのでしょうが、ものすごい恋愛ドラマなのよ!恋愛シーンなのよ、これはっ!
このドラマは本当にいいです!
日本ではそこまで話題になっていないかもしれないけれども、ネットの僻地のブログで絶賛していても世間には届かないかもしれないけれども。
大声で叫びます!叫ばせてください!!
ドラマ「ビューティー・インサイド」を最高に好きだわ!
ねちねちと、私がドラマの感想を書きだすということは=ハマっている証拠です。

 

 

脚本家イム・メアリーはただものじゃないと思っていましたが、やはりただものじゃなかった。

 


相続者たち


太陽の末裔


トッケビ

 

脚本家キム・ウンスクのアシスタントをずっとやってきたのね。道理で。
「ミスター・サンシャイン」にもクレジットがありました。
「ビューティー・インサイド」が脚本家のソロデビューみたいです。
かみ合っているようでかみ合っていない会話、それでいて最後には綺麗にオチがつく会話。直球では語らずに婉曲かと思えば、いきなりハートを貫く言葉たち。
この洒脱さ軽妙さは、キム・ウンスク譲りと言われれば、納得です!

 

演出はソン・ヒョンウク。
「またオ・ヘヨン」「恋愛じゃなくて結婚」「ブレイン」と私がドハマリしたドラマばかり。
だからこんなに私と親和性があるのね、「ビューティー・インサイド」
そして演出家はかなり「手」を執拗に描写していきます。
主人公たちの手の動きから、ときめきや、いら立ち、不安、無力さを握りつぶしたり・・・とにかく言葉にできない感情が視聴者に伝わってくるのよね。

 

 

 


前回の感想で書き忘れておりましたが、シンデレラの物語からこのドラマはスタートするのです。
セゲの脱げてしまった靴をきっとソ・ドジェが探し出すのねと。
ドジェが見つけ出してくれるのね、この広い世界からたったひとりのセゲのことを。
と思っておりましたら、靴を探し出したのはオモニ。
オモニ~!?
爆笑だわ。

 

 


ドジェの母親も苦労が絶えません。
セゲとの仲を引き裂こうと、ドジェの家に突撃したならばそこにいたのは高校生(爆)
ドジェが今まで女性と付き合っていなかったのは、ゲイだと思い込んでしまいます。
手の平を返すように、セゲとドジェの交際を絶賛応援中。
笑った、笑った~!
このドラマ、シリアスとコミカルの緩急が見事と言うしかない。

 

 

 

 


登場人物のひとりひとりが、生き生きとして、血肉が通ったキャラクターなのもいい。
才色兼備のカン・サラと神父になりたいリュ・ウノ。セゲとドジェのような運命の相手もいれば、この二人のような出会いもあるわけで。
サラも高慢ちきな女だと思っていたのですが、回が進むにつれて彼女の素顔が見えてきます。
仕事で認められたいとしゃかりきに働く、それはきっと家族として兄のドジェに認められたいという心の裏返し。
何事にも動じないクールな、自分のことを無視する兄ドジェに認められたくて、仕事にまい進する。
男社会のパワハラ、セクハラに傷ついて、でも傷つく顔を誰にも見せるわけにはいかない。
だってそれは負けだから。
世間の(男社会の)ダブルスタンダード「女を活躍させなくては」と「女のくせに」と闘っている女性はたくさんいます。
サラの虚勢、そして弱さが身に染みるなぁ~

 

 


何よりも汚部屋に住んでいる!ということがポイント高し。
急にサラのことが好きになりましたよ。
韓国ドラマによく登場する高慢ちきな金持ちの娘というキャラクターから、仕事に疲れているワーキングウーマンとしての不器用さ。
共感するわぁ。
ウノ君が家政婦としてサラの家に住み込むことに。
まるで「君はペット」じゃありませんか!「ビューティー・インサイド」という物語の中に「君ペ」というストーリー展開も加わり、1本で2度おいしいみたいな。
このふたりのラブラインも、気になる~
仕事で疲れたお姉さんを癒してくれるビューネ君のような物語展開。どきどきです。

 

 

 


主役のふたりに、もちろん私の胸はドキドキしっぱなし。
いつも自分が自分でなくなる恐怖と闘ってきたのがわかる5話・6話。
セゲのペンダントはどんなに容貌が変わろうともこのペンダントをつけていればハン・セゲであるという証だし。
ドジェの膨大な洋服は、自分の顔も認識できない彼が唯一自分であるということを確認できる証。
自分のことを認識できないというのは、なんて恐ろしいことなのでしょうね。
互いのまなざしを通して、どんな姿に変わろうとも、たとえ自分の顔がわからなくても、自分が自分であるということが確かめられる。
相手のまなざしに映るのは、ハン・セゲだし、ソ・ドジェなのだから。
「また明日。俺が見つけるから」という言葉の響きの美しいこと。
でもね、恋をしたら自分で自分がわからなくなったりもするものです。
恋に堕ちてしまったら、ただでさえ自分という確かな存在に自信がないふたりが、さらに自分をコントロールできないと知った時どうするのだろうか。

 

 

おまけに、登場人物全員がレクサスに乗っているのも親近感がわき、好感度高し!
さまざまなレクサス車が私を楽しませてくれるのです。

 

 

今日のハン・セゲ


高校生(キム・ミンソク!!)に。
めちゃめちゃカッコいい、高校生。こんな彼がいたら、女心もすべてわかっていて風のように来て、風のように去っていく男の子。
惚れちゃうよね。
セゲもノリノリで、少女たちの胸をときめかす少年を演じてくれました。
高校生の少年との時間は一期一会。もう、この彼とは2度と会えないかと思うと寂しい。
もっと彼の茶目っ気あふれる、あのまなざしを見ていたかったです。

 

高校生(セゲ)に助けてもらった少女が、元に戻ったセゲに会い「いろいろありがとうございます」と伝えるシーンには胸がジーン。
ほろりときちゃったよ。
少女は高校生がセゲだったとは気づいていないだろうけれども。
でも、どんなに姿かたちが変わろうとも、魂の色を誰かが覚えてくれているかもしれないという希望。
いいエピソードだったわぁ。

 

 

ちなみに、キム・ミンソクは「美男バンド」でイ・ミンギと共演していたよね。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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