How Do I Live Without You?・・・上流社会6話まで

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韓国ドラマ「上流社会」6話まで視聴。

 

 

財閥企業テジングループの末娘ユナ(ユイ)は、実の母からも忌み嫌われ、心に傷を負いながら生きてきた。身分を隠してユミン百貨店の食品売り場でアルバイトをしていたある日、母親からユミンの御曹司チャンス(パク・ヒョンシク)との見合いを強要される。チャンスの前でわざと嫌われる態度をとるユナだったが、待っていたのは、母からの激しい叱責だった。やがてユナは上司のジュンギ(ソンジュン)と付き合い始め、初めて訪れた幸せな時間を過ごす。ところが、ユナが令嬢であることに気づいているジュンギは、身分上昇の踏み台にしようと考えていた。
そんなある日、ユナが唯一、心を開ける相手である兄のギョンジュン(イ・サンウ)が事故で急死。ユナは兄の想いを継ぐため、テジングループで働くことを決意する。一方、ユナの親友でアルバイト店員のジイ(イム・ジヨン)と軽い気持ちで付き合い始めたチャンスは、次第にその想いを止められなくなっていた・・・・・・。

 

 

いやん、かなりショックです。ギョンジュン(イ・サンウ)が好きで見ていたのに、物語の序盤で事故死なんて。
確かに死亡フラグが1話から匂わされていたのでそんな気がしたのですが。
優しい顔した腹黒オッパがいなくなってしまってややテンション落ち気味ですが、なんとはなしに視聴しています。
ソンジュンは「ホワイトクリスマス」から注目していた役者さんで、「上流社会」では上昇志向の強い野心家の男を演じています。「ロマンスが必要3」の子犬の目をした、ヌナを愛する年下クンな役よりもはるかにいいと思います。
自分をアッパークラスに引き上げてくれる女性が好きだという、なんとも単純明確な目的で生きている男。
彼にとっては友情さえも、上昇志向のツールでしかないのよね。
恋愛至上主義ばかりの韓国ドラマを見ていると、こういう割り切った男がいいなぁと感じちゃう、私の天の邪鬼。
野心家の男が「あっ」と恋に堕ちてしまう瞬間が好きだから。
それまでの彼の価値観を根底からひっくり返す瞬間だから。そういう瞬間が見たいのよ。

 

 

 

 

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自分の生まれ育った環境、階級をひとっ飛びに越えていくのは、愛もその手段のひとつ。
相手の愛を元手に上流階級に喰い込んでいこうとするジュンギ。
彼自身を活かす環境を求めて。
友人のチャンスですら自分を引き上げるためにしか付き合っていないジュンギの、そのあざとい優しい顔の下で笑っていないまなざしがいいのよね。
恋人のユナも友人のチャンスもジュンギに向かっておおらかに好意をアピールするのに、ジュンギは素直に受け止めることができない。
「上流社会」を見て不思議なのは、才能も魅力もあるジュンギがベンチャー企業家ではなく、愛でしかのし上がれないと思い込んでいるところかな。
ベンチャー企業家などが台頭する余地もないほど、かの国は閉塞感にあふれているのか。
この閉塞感を打ち破るのは、愛というジョーカーを切り売りすることしかないのかなぁ。

 

 

 

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上流社会の女と下級階層の男、上流階級の男と貧しい娘。
この組み合わせを見ていると、ふと「ケ・セラ・セラ」を思い出したりして。大好きな恋愛ドラマなんです。
ハデな展開ではなく、ほとんどが4人の会話劇で進んでいくのだけれども、会話の裏に漲る恋愛の緊張感ははんぱないものだった。
恋愛の狂乱の遠い夏の日を思い出して、胸がキリキリした。幼稚で、愚かしくって、ひたむきで、健気で、愛おしくって、手に負えなくって、執着して、疲れきってしまう。
そんな夏の日を思い出させるドラマ。
まさに「あっ」という価値観の転換がこのドラマにあったのよね。
「上流社会」ではこの組み合わせがどんなケミストリーを見せてくれるのでしょうね。
生きていくには愛が必要なのか。お金が必要なのか。どちらかを得て、どちらかを手放さないといけないとしたら、どうするのか。君なしでは生きていけなかったらどうするのか?
古典的な永遠の問いかけに、このドラマはどう答えるのかしらね。

 

 

 

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そして意外にもパク・ヒョンシクがいいのよね~
浅慮であり、見栄っ張りであり、その瞬間が楽しければそれでいいと思う御曹司チャンスをものすごくチャーミングに演じていて憎めない~
「相続者たち」では芸達者な役者さんの影になって今一つ魅力を発揮できていなかったけれども、「上流社会」では一見の価値あり。
ジイ役のイム・ジヨンは「情愛中毒」のヒロインだよね。あのくんずほぐれつの映画とは打って変わって清純な役(笑)
どうしてジイにチャンスがあそこまで惹かれていくのか、今ひとつわかりませんが、それが恋ってものなのよね。
このカップルは、ジュンギとユナのカップルと違い肩の力を抜いて見ていられるから癒されるわ。

 

 

 

 

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ギョンジュンオッパ・・・回想シーンでもいいのでこの後も登場してくださいませ。

 

 

 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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