今日のLOVE リエゾン・ダンジュール

危険な関係 

 

 

恋愛小説で、何が好きかって訊かれたら、
ラクロの「危険な関係」と答える。
こんなにエロティックな小説はない。

男と女の関係は尽きせぬ興味の源である。

騙し、騙されながら、名誉と欲望にまみれながら、
自分が傷つくのを恐れ、先に相手を傷つけることに喜びを見出し、
道楽ものの仮面をかぶって、何もかもわかったような顔をして、
それでも、その中で、一瞬の真実を、一瞬の愛に落ちてしまう瞬間。
あとは、破滅が待っていようとも。
そんな瞬間を、この小説は見せてくれる。

 

 

そんなわけで、チャン・ツィー、チャン・ドンゴン、セシリア・チャンの映画「危険な関係」楽しみました。
チャン・ドンゴンは「紳士の品格」よりもはるかにこの映画の方がカッコいい。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

関連記事

  • コメント ( 3 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. FANです。

    この作品、私の周囲では評価が分かれていまして。
    ツィイーが無理、或いは、主役男優に興味がないから。もう一方は、ハリウッド版よりは、面白かったと、言うモノ。
    で、私は、見る前から原作は越えられないと自己完結していましたが、ユカさんのお勧めなら、見ようかな♪♪

    が、実は、原作より映画より、この記事に惹かれたのは、ですね。

    タイトルのサイケな音楽、ユカさんのお好みですか?あ、サイケじゃないか?プログレと、言うべきなのかな? 
    ま、難しいことは解りませんが、カッコいいんですよね。 このタイトルにグッときました、そして、キャプにとっても、似合っていると思います。ユカさん、流石です。

  2. yuca

    FANさん、どもども~♪

    >ツィイーが無理、或いは、主役男優に興味がないから。
    私は原作フェチなのでね、誰が演じても好きなので(爆)
    今まで見た中で一番ひどかった「危険な関係」は、カトリーヌ・ドヌーブ&ルパート・エヴェレット&ナスターシャ・キンスキーのやつです。
    かつて美貌を誇っていた俳優たちが、今やボトックスの奴隷となり果てて演じている本作はどことなくホラーです。

    >タイトルのサイケな音楽、ユカさんのお好みですか?
    うふふ、ご存知でしたか?
    最近長文を書く気力がないのですが、短文でひねりで勝負です(笑)

  3. yuca

    鍵コメさま、どもども~♪

    >正に『危険な関係』ジャンルのお人に成り果てた、あの映画。
    あはは、ご存知でしたか、ルパートのテイタラク。
    「アナザー・カントリー」はBLの最先端を走っていたあの頃の私たちのバイブル的映画でした(笑)
    あとは「ヴェニスに死す」ね。
    それが今や・・・
    時の流れは残酷です。

    「問題のあるレストラン」ね。
    友人が放送分をダビングして貸してくれました。
    ・・・しかし、いつ視聴するんだろうか?
    「昼顔」も「ごめんね青春」も、そのほかもろもろのDVDが手元にあるのに、一向に視聴できない(爆)
    一気視聴しようと楽しみにしています。

    最近のコラムで「ドラマの一気視聴」は鬱の始まり・・・という衝撃的な記事を読んで、ビビっています(爆)