俺が何と戦うべきなのか・・・ヒーラー19話

韓国ドラマ「ヒーラー」19話視聴。

残すところあと１話。
皆さま心の準備はできていますか？
思い返せば１話からいろいろなことがありました。
ただ生きているだけのジョンフが、愛する者を見つけ、失いたくない仲間たちを得て、そして彼が彼らしく生きてける。
そんな希望に満ちた２０話でありますように祈りながら。

ヨンシンと抱き合うジョンフはまるで光と影のよう。陰と陽。男と女。太極図をこのシーンで表していますね。
うん、なんか生きる目的を見出したジョンフに本当に、本当にうれしい。
ふてぶてしいかと思えば繊細で、世知に長けているかと思えば、みずみずしい少年らしさものぞかせる。甘い外見のうちに、意外なほどの熱情を秘めている。一人孤高を保ち、他人との関わりあいを拒絶するのは、本当は暖かい情熱に飢えていたからなのね。
誰かを守ろうとする強さを持ちながら、誰かのために泣くことも知っている。
こんな魅力的なヒーローはジョンフ以外にいるのかしら？

ヨンシンが無事だったことを確かめたジョンフが両手を広げて。
あわてて駆け寄ることでヨンシンを不安にさせないために。
本当はすぐにでも駆け寄って、強く抱きしめたいのに一呼吸おいて、さも何でもないかのように笑おうとして。
この瞬間、またしても私のハートはノックアウト！
あと１話で終わりなのに、この後に及んでまだまだ私をメロメロ沼に突き落としてくれるチ・チャンウク。
恐ろしい子です（笑）
あんなことされたら走って行くしかないじゃないですか（爆）
ヨンシンを押しのけて私の心が真っ先に走って行きましたもの！

決してお金や名誉や地位には縛られない。
彼に首輪をつけようだなんて、ムンシクは自分を基準に考えるからそういう発想になるのよね。
実はムンシクとジョンフは自分の愛する女がいなければ生きてい消えないということでは似通っています。
愛する女が自分の目の前から消えてしまう恐怖に目を閉じて再び開けた時には、平気で友を陥れ、弟をだまし、愛する女の子供さえも死んだと平気で言え得る人間になってしまったムンシク。
闇に堕ちてしまった彼の手の中には今は何も残っていない。
ジョンフはどんなにつらくても、まなざしをしっかりと未来に向けて、ヨンシンと共に歩いていくために理不尽な世界と戦うことを決意する。
自分が自分らしく生きるために。
ムンシクは、理不尽な世界に対して、自分を愛してくれない女に対して目をそらした瞬間から、変貌しゾンビになったのね。

骨太なメッセージが込められているよね。
金や名誉や執着によって自分を変貌させゾンビとなった人間たちと戦う。
ヒーラーとはこの社会のゆがみを正すという存在ですものね。

ムンホが１話で「俺の時間は過去で止まったままだ。俺には明日がない」と言っていった理由もわかりました。
ムンシクのために偽証をしてしまったのね。
そのことが彼をずっと苦しめていたのです。過去で時間は止まったままで、ゾンビのように生きていて。
だからこそいつも物悲しいような頬笑みを浮かべていたのね。
ムンホが彼らしくいくて行くために、彼は彼の戦いをしていくのです。

いやあ、正直アジュマが危ない！っとずっと手に汗を握っていました。
よかった、よかった～
でもやっぱり彼女が今まであの暗い部屋で（おそらく亡き子供のために）編んでいた編み物の数々を振り返った瞬間に私の胸も張り裂けそう。

でも刑事時代の後輩との微ロマンスもあったりして。
いいキャラクターだよね。

ジョンフが初めて彼女に会ったことで、本当に嬉しそうで、嬉しそうで。
彼が独りではないということを実感した瞬間でしょうね。
ここに共に闘ってきた仲間がいる。
口は悪いけれども、ジョンフが危険に陥ったら暗い部屋から素顔をさらしてまで助けようとしてくれる仲間が。
守りたいヨンシンがいて、共に闘う仲間がいて。
だからこそ戦いの意味を見失っていた彼が、この世と戦う意味・・・自分が生きていく意味が分かった瞬間でした。

あ～、もう何も言えない。
思いっきりヒーラーとして活躍してください！
ただ一つ、心配なのはジョンフが足首を痛めているのは何のフラグなのかと・・・
彼が１話で自由で奔放で孤高の野生動物に例えられていたと思いますが、野生動物にとって足のけがは生死に関わるから・・・

いえ、もう、何も言いますまい！
坐して２０話を待つのみ。