人生はそんなに甘くない・・・星から来たあなた1話
韓国ドラマ「星から来たあなた」1話視聴。
キム・スヒョン、「太陽を抱く月」よりはるかにこの400年前に地球にやって来たト・ミンジュン役の方が私は好きです。
一人だけ時間が違う世界に住んでいる孤独は計り知れない。
誰とも何にも共有できない孤独。
静謐な時間にただひとりたたずむト・ミンジュンの、凛としたまなざしに、惹かれます。
400年の時の移り変わりを見守ったその瞳は、全てを映してきたようで、しかし何にも映していないの。
彼が400年前に地球に降り立ったのは、たった一人の少女を救うためで。
そう、たった一人の少女。
この「星から来たあなた」はロマンチック・コメディですが、ものすごくsweetな気配を漂わせています。
究極のA boy meets a girlのようでもあり。
どんな物語も少年は、たったひとりの少女のために全身全霊、駆けていくものだから。
「星からきたあなた」は引き続き人気のヌナ・ロマンスでもあるのよね。
ひとひねりしているのは、チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)はト・ミンジュンより年上なんだけれども、実はト・ミンジュンは400年も生きている訳で、魂は年老いているのです。
大スターであるけれどもストレスに押しつぶされそうな不器用なソンイと、生きていることに倦んでいるミンジュンのラブ・ケミストリーはどう展開するのかしら。
チョン・ジヒョンとキム・スヒョンは「泥棒たち」に続く共演。
あの映画でのこの二人の画面の収まり方があまりにも素敵で、あっけない結末に物足りなさも感じていたので「星から来たあなた」、本当に楽しみなのです。
ニルアドミラリなミンジュンがソンイと関わることでどう変化していくのか。
地球人と体液の交換を禁じられいてる彼は、文字通り400年誰にも触れてもいないわけで。
まさに、「柔肌の熱き血潮に触れもみで」の世界なわけです。
恋とは、その人に触れて見たい、と思うエロスであるとしたならば、彼が恋した時は、まさにタナトスとエロスのせめぎ合いになるんでしょうね。
死を覚悟しないと、その人に触れれないなんて。
・・・なんだかそんな小説(マンガかな?)どこかで読んだような設定。
ロマンチック・コメディなプロローグですが、この物語が向かっていく先はかなり波乱万丈のような気がします。
センシャルな設定を下敷きに、1話は異文化交流の様相を呈して、オカシイ。
静謐な世界の住人ミンジュンは、少し「猟奇的な彼女」を彷彿とさせるソンイに振り回され、この世界と触れていくのか。はたまた、その逆か。
いずれにしろタイムリミットは(宇宙船のお迎え)は3ヶ月後みたいです。
ソンイ、イ・フィギョン(パク・ヘジン)、セナ(ユ・インナ)の幼馴染トリオ。この3人の関係性の変化にも興味がわくわ~
好きな俳優さんばかりで、1話から視聴意欲のテンションが上がります。
韓国ドラマの楽しみの一つにインテリアがあります。
うっとりするような本棚のインテリアはミンジュン。重厚なインテリアかつ、こんな本棚欲しいなぁ~
女優ソンイのインテリアもスターらしくお決まりのポートレートが壁一面に飾ってあり、明るくて広い部屋。
しかし、2人のインテリアは広さばかり目立って、その部屋の住人達は独りということで寂しさを演出しているのかな。
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