当たり前や!あほんだら、あほんだら・・・あまちゃん95回

a0192209_20451551「あまちゃん」95回。

 
水不足が心配されていますが、今日の私はミズタク不足・・・これはやっぱり恋なのかしら?(笑)
クドカン、すごいよな。間違いなく「あまちゃん」は彼の代表作ですね。
序盤で登場した「落武者→影武者」という、些細な小ネタに思えたキーワードがこんなに深い意味を持つなんて、誰も想像しなかったでしょう。
そして影武者の悲哀がこんなに感じられるなんて。
安部ちゃんがアキの影武者で、アキはマメりんのシャドーで、春子は鈴鹿ひろ美のゴーストシンガー。
そして大吉の十八番は「ゴーストバスターズ」
だから春子の悪夢(ゴースト)を追い払ってくれるのは、大吉なのかもしれないなぁ。アキが東京に行っている間に、なにやらできちゃった風の大人の2人に、こんなに簡単にくっつきやがって~と密かに思っていました(笑)
が、春子が大吉と結ばれるのは、必然なのかもしれないなぁ。
ミズタクが先日言った「君の代わりは君しかいない」というのは、ものすごく深い意味を持ってくるんだよな。
「影武者」という役割を否定する発言は、大吉の「ゴーストバスターズ」にも匹敵する。
えっ、ってことはミズタクがアキのゴーストを退治するの?(爆) いやいや、ストーブ君がんばれ。
ここら辺はどう展開していくのかしらん。

 

 
a0192209_20511716思いっきり歌って満足そうな春子に胸が痛む。
天野春子としての、アイドルとしての道が断たれた瞬間なのに、彼女の歌声を鈴鹿ひろ美に売ってしまったのに、純粋に歌えることだけを喜んでいる春子に、胸が痛む。
影武者が落武者となって、北へ帰って行ったという春子のその後を私たちは知っているから、やっぱり胸が痛む。
そして春子が正宗に「あなたは知りすぎているから」といった理由もおぼろげに分かってきて。
春子と正宗の離婚の原因が今一つ分かりにくかったのですが、今後の展開でそこらへんも分かってくるのかな。

 

 
a0192209_2055812しかし、成功したはずの鈴鹿ひろ美が決して幸せそうではなくって。
彼女の周囲にいる人間がアキだけ、「めんどくさいわよ」と自嘲するその横顔が寂しい。
アイドル(女優)として成功した半面、家庭を築くという野望は遂げられないままなのね。
春子もひろ美も、互いを見て互いを羨ましがっているような気がします。隣の芝生は青い・・・感じ。
手に入れられなかったことをいつまでも追い求め、欠落感に苦しむことなく、目の前にある幸せを感じたらいいのに。
春子とひろ美も合わせ鏡な存在。
ユイちゃんとアキが合わせ鏡であるのと同じです。

 

 
a0192209_20595110074回で「オペラ座の怪人」のファントムのようだわ、と書きましたが80年代でも春子をどこに導いていくんでしょうか。
太巻氏はファントムのようで、メフィストフェレスのよう。
クリスティーヌ・ダーエの声に焦がれたファントムのように、春子の声に焦がれ、春子を奈落に引きずりこむのでしょうか。

 

 
■ 身もだえポイント ■
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懐かしい~ そして細工が細かい~
鈴鹿ひろ美がベスト(ヒット)テンに登場しないのは、薬師丸ひろ子の当時の再現ですね。
「セーラー服と機関銃」で人気絶頂の時に大学受験で、一切の活動を休止していたことを思い出します。
薬師丸ひろ子が毎回登場するかと思ってドキドキして、そしてがっくりする。
そんな気持ちを思い出しました。
薬師丸ひろ子は映画女優であって、テレビにはほとんど出演しなかったものね。
彼女が「木更津キャッツアイ」に出演した時は、そりゃあ驚きました。
あの薬師丸ひろ子がテレビの連続ドラマに出演!ってね。しかもクドカン作品?って。
今やクドカンの作品になくてはならない人ですが。
そして、アキちゃん。方言が移りすぎ~(爆)
「あほんだら」って(爆) 傍若無人ぶりがパワーアップしてます。

 

 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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