GMT6来年必ずきますよ・・・あまちゃん85回

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「あまちゃん」85回。

 
あれ、いつの間にかGMT6で売り出すことになっちゃったよ。大人の事情ですかね。
確かに47人も集まったら誰が誰だかわかりませんものね。
今週は「仁義なき戦い」が始まるのですね~
しかし、朝ドラでここまで恋愛色が薄いドラマも珍しいのではないのでしょうか。
NHK朝ドラと言えば、女の一代記であり、そしてそこには必ず運命の相手との出逢いがあって。
・・・私がリアルで朝ドラ視聴していたのは「ふたりっ子」くらいまで(古っ!)なのでここ最近の朝ドラの傾向は知りませんが。
「あまちゃん」に関しては恋愛色があまりないのよね。
種市センパイとは、あれはほれ、初恋のファンタジーでしたから。
まさにファンタジー映画「ET」のように、初恋は終わったしね。
もちろんクドカンが恋愛ドラマが苦手(とどこかで語っていたような記憶があります)だから、恋愛色は弱いのかもしれない。
クドカン自身、がんばって書いた恋愛ドラマ「マンハッタンラブストーリー」も一風変わっていましたもの。
恋愛の相手は、今目の前にいる相手なのだ、まるでフォークダンスのようにその瞬間が来たら相手も変わるのだ・・・みたいなドラマでした。
「ぼくの魔法使い」だって、恋愛ではなく夫婦愛について描かれていた(爆)
韓ドラのように、運命の相手に出逢ってその人しかいない・・・という恋愛観ではないのです。
恋愛は恣意的で、たまたまタイミングよくその瞬間、そこにいた人が相手だというだけ。フォークダンスのパートナーというのがクドカンの恋愛観なのか?
よく考えると、ファンタジー色がないビターで現実的な恋愛観が「あまちゃん」にも漂う。
大吉とあんべちゃん、春子と正宗、ヒロシと栗原さん・・・
ユイと小太りの愛犬家??(←ナイナイっ!)

 
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天野アキちゃんの「あま」には「甘ちゃん」「海女」など色々と掛け言葉が含まれているのは、周知のこと。
アキちゃんの「あき」には、春夏の「秋」もあるけれども、「空き」であり「開き」でもあるのだろうなと思います。
誰にでも心を開くアキちゃん。
誰にでも「かっけ~」ところを見つけて、その人の「かっけ~」部分を真似するアキちゃん。
アイドルを目指すユイちゃん、南部潜りをする種市センパイ、「潮騒のメモリー」を歌う春子、自由に海に潜る夏ばっぱを始めとする海女クラブの女傑たち。
あるいは「まめぶ」=北三陸魂を東京に売り込もうとするあんべちゃん。
「かっけ~」と感嘆した人の「かっけ~」部分を吸収していくアキちゃん。自分の中に「空き」があるからこそ、人の「かっけ~」部分を受け入れることが出来るのかも。
アキちゃんの明るくきらきらと輝くまなざしの奥底に、はてしない虚空が潜んでいるような気がします。
「空き」があるから常に満足せず、もっともっと何かを求めて、突き進んでいくような。
そいう意味では「アイドル」というより「女優」かもしれない。
鈴鹿ひろ美と合わせ鏡ですね。

 
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松田龍平くんは、相変わらず体温の低い男を演じるのが上手で。
こんなに淡々としたスカウトマンがマネージャーになったらどうなるんでしょうか。
ミズタクの熱くなる姿を見て見たいものです。
彼が方便であったにしろ、勉さんの琥珀堀りの弟子になったのはそれはそれで関連づく。アイドルの原石を磨くスカウトマンと、琥珀を磨いて輝きを出させる琥珀堀りと、基本は同じですものね。

 

63回の感想で書きましたが、ミズタク自身がそのことを自覚したのが85回なのね。
遅いよ~(笑)
淡々と熱く(?)なっているミズタクなのか、な。

 
■ 身もだえポイント ■
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85回の北三陸メンバーはおぼろげな記憶のかなたに佇む勉さん(爆)
いやあ、確かに勉さん初登場時には印象が薄かったわよ~
でもかの名台詞、「ファイナル勉さん」「スマート勉」「勉さんがひとり、勉さんがふたり・・・」と今やなくてはならない存在なのに・・・ こんなぼかしでしか見せてくれないなんて!(笑)
コンクリートジャングルの東京編、北三陸メンバーが(たとえおぼろげでも・笑)一瞬登場してくれると心がなごみます~

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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