なんということでしょう！・・・あまちゃん57回

今週のお宅

日本・袖が浜　海女cafe　―女子高生　with　５人のばばあ―

地域のランドマークになる建物。
地域の活性化、地域住民の年間を通しての雇用の確保のために漁協組合事務所を劇的大改造する。
はたして、どす黒い欲望と噂話が渦巻いていた漁協事務所は、「なんということでしょう！」と夏ばっぱが驚くほどにリフォームされている。
女子高生が出迎えるエントランス・・・しかしその最奥には・・・

さあ、早速それぞれのお部屋のビフォーアフターを見てきましょう。

 
①海女cafe

白を基調とした明るい飲食スペース。個人的には「リアス」の手狭感の方が好きなんだけれどもな～
このスペースに５人のばばあがいらっしゃる風景はどこかシュールでもあります。

 

ステージ。このステージが、海女cafeの真髄だと思うでしょう？
ノンノン、違うのですよ。
しかしですよ、この水槽と漁協組合長の長内氏は妙にマッチすると思いませんか？
そう、ある映画を連想いたします。
えげつなく、どうしようもなくグロく、残酷で、不条理で、視聴後の圧倒的な嫌悪感や、恐怖から今でもトラウマになってしまっている実話をもとにした「冷たい熱帯魚」という映画。
今にもでんでんが包丁を持って、「死体（ボディ）を透明にすることが一番大事」と大量殺りくを企ててそうで、組合長の笑顔に毎回鳥肌が立っているのは、私だけでしょうか？
クドカン、まさかそこまで狙っているのか？（笑）
しかし海女cafeの最奥に隠された秘密とは、組合長ではありません。

花巻さんが舌打ちしていた倉庫を改造したキッチンでもありません。

 

狭くなった分、ますますどす黒い欲望と噂話が渦巻いている海女控室が、海女cafeのセントラルドグマなのだから（笑）

 
②海女ストアー

漁協組合華やかなりしころ、どす黒いオーラが渦巻いていたセントラルドグマ＝海女控室が、今ではさんさんと光輝くこじゃれた売店に大改造。

 
③テラス

めんこい女子高生がウニを割ってくれるテラス。
特筆すべき点は、今はなし。変わらずこの爽やかさを保ってほしいなぁ～（笑）

 
一視聴者としてのヒトコト

ふうう、意外にこの「建物探訪」の記事を書くのって時間がかかるのよね～（爆）
「あまちゃん」57回感想。
今日は週末の怒涛の展開に向けての、箸休めみたいな展開でしたわね。あっ、箸休めというよりスプーン休めかしら？（笑）
アキちゃんがアイドルになるためには、まず自分を見出すことが先決で。昨日も考察したように、自分の中の奥底に眠っていたもう一人の自分を、海に潜りウニを採ることで見つけ出したアキちゃん。
海女cafeという、自分がこの地に存在してもいいという証も建てました。
今までは自分というカラにこもっていた彼女が世界に目を向ける、そのきっかけが今週かな。
そう考えると、海＝羊水というイメージだったけれども、琥珀の隧道＝産道のイメージにも重ねることが出来るよね。
隧道にいるユイちゃんも、新たな自分を誕生させるのかも。
そうやって考えると、ウニの殻を割るというのも、実は自分の殻を割る・・・ということを連想させる。
うむうむ、奥深いなぁ。