毎日影のようにあなたを追いながら・・・いとしのソヨン16話まで

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韓国ドラマ「いとしのソヨン」16話まで視聴。
いやあ、切ないシーンなのでしょうが、笑った、笑った、告白のシーン。
まさかこのドラマで「シークレット・ガーデン」の ♪ ク・ヨジャ ♪ を聞くとは思わなかったので。「シガ」ではあんなに感動したこの歌を、ホジョン(チェ・ユニョン)が歌うと、そのまんまストーカーの歌のように聞こえるんだもん(笑)

매일 그림자처럼 그대를 따라다니며
그 여자는 웃으며 울고 있어요

今思えば、ジュウォンもストーカーチックでしたよね、しかも妄想癖あるし(笑)
「いとしのソヨン」はタイトルロールのソヨンがもちろん主役なのでしょうが、ホジョンが好きで好きでたまりません~ 彼女が登場するとテンションが上がる私。おバカなんだけれども、一直線で相手にぶつかっていくあのパワーに脱帽。
「イタズラなkiss」の琴子を彷彿とさせるキャラクターなんです。
不器用で、どんくさくって、でも一途で素直で健気。彼女目線でドラマを視聴しているので、サンウ(パク・ヘジン)が登場すると、まるでホジョンが乗り移ったかのように、ドキドキしている私。
「いとしのソヨン」は今、一番楽しく観ているドラマです。
一つの嘘が、次の嘘を引き起こし、それが重層的に広がっていく様子が見事としか言いようがない。
このドラマで語られる嘘というのは、(今のところ)たった一つしかないのです。

 

それは、「自分の出自を隠す」嘘。
自分が誰で、どんな育ちをして、ということを隠す嘘が連鎖していくの。この嘘の連鎖に終止符を打つのはいつなんでしょうか。
そのほか、設定も興味深い。それぞれの登場人物が同じ設定でシンメトリーに配置されていく。
■ 一途に思い続ける

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双子のソヨン、サンウを一途に強烈な愛情を持って愛し続けるウジェとホジョン。どんなに敬遠されても、くじけることなく双子にアタックし続ける。彼らがどうして、双子をそんなに愛するようになったのかはあまり物語では語られない。恋に墜ちる瞬間を描くのは、このドラマの主眼ではないから。

一目ぼれに近い恋であり、愛である。そして、ウジェもホジョンも双子をありのまま愛し、受け入れようとする。
彼らの愛で、どう双子が変わっていくのか。
いやあ、今のところホジョンはウジェと違って振られっぱなしですが、きっとチャンスが巡って来ると思います。
おそらく、ウジェとホジョンの役柄設定はシンメトリーだから。
■ 出自を偽る

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「いとしのソヨン」のそもそもの嘘のスタート地点の2人。2人の嘘も同じね。シンメトリーになっています。
「自分は孤児である」という嘘。
ソヨンの嘘は父イ・サムジェ(チョン・ホジン)の嘘を引き起こしている。「自分はユ・マノだ」という、自身を否定する嘘に。出自を偽るのも、偽名を使うのも、自分を否定するということよね。
自分を否定する人間とは、どれだけウジェが愛で包みこもうとも、信頼関係は生まれないよな~
ミギョン(パク・ジョンア)は真実をサンウに言うのかしら?ホジョン推しの私としては、ミギョンはライバルなのですが、彼女も愛おしいです~ あ~板挟みだわ(笑)
しかし、ミギョンの初恋の相手って、ホジョンの兄のような気がするんですが~

 

 
■ 3年間思い続ける
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「3年間片想い」というシチュエーションが同じですね。しかも片想いの相手にはそれぞれ妻(あるいは恋人)がいるという、不毛な片思い。この設定でも対比を描いています。
16話では、ホジョンもソヌ(チャン・ヒジン)も相手に宣戦布告(ちょっかい?)を出しているし。
「いとしのソヨン」ではこういう風に同じ立場の人間を登場させて、同じシチュエーションからどう違う風に展開していくのか、というところも見どころなのかしら?
かなり意識的にこういう設定にしているような気がします。
他にも父という存在、夫に愛されない妻、妻に愛されない夫などなどの対比が繰り広げられているわよね。
とは言っても、50話のうち16話までの考察なので、この後全然違う展開になるかもしれないし~(汗;;)

 

 
■ ベッド
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このピンクのベッドは、もちろんソヨンを暗示しているのだけれども。
例えソヨンが不在でも、彼女の存在はサンウの中にもサンジェの中にも重くのしかかっていることが暗示されています。「いとしのソヨン」の着地点の一つに、ソヨンがこのベッドで眠るのか・・・ということがあると思うのだけれども、果たして彼女はこのベッドで眠るのか?

 
■ ♪Your Eyes ♪
a0192209_2195636ソンジェ(イ・ジョンシン)が恋に落ちる時が必ず、♪Your Eyes ♪が流れるのが笑える~
「イケメンラーメン店」でも恋に落ちる時この曲が流れていて、喜んだことを思い出します。
ソンジェってユン室長の子供だよね?
どうしてカン家で育てられるようになったのか、謎です。
「いとしのソヨン」を視聴された方々が口々に「脚本がすばらしい」「伏線がピタッとハマっていく」などと、絶賛されているので、これからも設定を味わいながら、楽しみながら視聴していきます!
まだまだ序盤戦ですものね。起承転結の「承」だもんね。

 

 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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  • コメント ( 2 )

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  1. hellosunday

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    こんにちは。と

    やっぱりホジョンでしょう このドラマは
    僕もソンジェことジョンシン目当てだったのですが
    ホジョンが可愛すぎて

    この告白のシーンは本当爆笑でした
    あ~歌っちゃったよ と
    ホジョンにとっては真剣で一世一代の瞬間なのに
    最後泣いてるところで請求書とか

    あと音楽ですが「女の香り」もだったんですね
    台無しというかあの映像にあの音楽
    まぁジュンスの歌は入ってるでしょうが

    で「思いっきりハイキック」も観られてるんですね
    かなり長い作品ですが昨年ずっと観てて
    大好きな作品なので記事期待してます と

  2. moonlight-yuca

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    ♪hellosundayさん、コメントありがとうございます♪

    >あ~歌っちゃったよ と
    やっぱり、吹き出しちゃいましたよね(笑)
    レストランにサンウが入った時点から、イヤ~な予感はしていましたが。
    とにかく、ホジョンのあの猪突猛進なところが、可愛くてたまりません。
    オチが請求書で、しかも分割ですものね~(爆)

    >あと音楽ですが「女の香り」もだったんですね
    「女の香り」は酷かったです。
    タンゴシーンの曲のほとんどが差し替えなので、メロディとダンスの動きがあっていない。
    その時点でこのドラマに対してものすごく冷めてしまいました。
    ジュンスのコンサートも、歌が差し替えで、訳のわからないインストルメンタルになっていましたよ(怒)
    「女の香り」はいままで観た中で、一番酷い差し替えでした・・・

    >かなり長い作品ですが昨年ずっと観てて
    確か半年ぐらい視聴されていたと書かれたような気がします。
    私も一日1話なので、脱落せぬようがんばってみます!