純情に高鳴る・・・純情に惚れる11話まで

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韓国ドラマ「純情に惚れる」11話まで視聴。

 

 

面白くこのドラマを見ているのに、気づくと2カ月以上も視聴に時間をかけています!びっくり。
自分では感じていないのですがドラマ視聴スピードが超低速なのね。
必然的にブログの更新もテイタイチュウになるわけで。
決してドラマ視聴が絶不調というわけではないし、いろいろドラマ視聴しているのです。
書く気力がないのはリトルプレス燃え尽き症候群なのかしら。

 

さて。
そうね、チョン・ギョンホのことを私は好きなのねと思いながら視聴していると麗しく見えてくるから不思議。
相変わらずクールな頭と熱いハートの乖離で、どたばたと右往左往するミノ(チョン・ギョンホ)を楽しんでいます。
だいたい恋に落ちる時って、頭じゃなくてハートで感じているのものじゃないかしら?
そういう意味ではセルラーメモリー(細胞記憶)というよりは、頭でっかちな男が自分の恋心に気づくまでのお話ともいえるのですが。
このドラマよくよくその構成を考えていくと面白い。

 

 

 

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私の大好きなツートップのミノとジュニ(ユン・ヒョンミン)
ミノがドンウク(チン・グ)の心臓を移植されると共に、スンジョンへの恋心も移植されます。
クールなミノが熱くなってくるのよね。
同時にひそやかにスンジョンを想っていたジュニは恋心が報われないあまりにゴールド社のミノの立場に。
心臓だけではなくそれぞれの立場も入れ替わっていく訳です。
クールなミノが熱く、優しいジュニが冷酷に、冷酷なミノが優しく。
3人の男たちの立場や感情が入れ替わっていくさまは必見。
セルラーメモリーと言いながらも、実は人って自分がなりたい姿に、思い描く姿に変わることができるんだ。そんなメッセージ性も感じたりします。
その中心にいるスンジョンは、このドラマの軸になるのでぶれませんね。
賢く、優しく、控え目で、けなげで、そして人の恋心についてはちょっと鈍い(ロマコメでヒロインが鈍いのは王道ですよね)

 

 

 

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自分の恋心が自分のものなのかドンウクのものなのか思い悩むミノですが、やはり高鳴る鼓動はミノのものです。ドンウクの想いを託されてそれでも高なるのはミノの恋心なんです。
初めて恋を知った少年のように初々しく、かいがいしく、自分の恋心に向かっていくミノを見ているとなんだかほほえましい。
でも実は彼はもともとはそんな少年だったのだと思います。
秘書のウシクとの関係性を見ても、冷酷な仮面をかぶっていただけなんだということが分かるのよね。あのウシクが(爆)、ゴールド社と袂を分けてもミンホと一緒にいたいと願うぐらいだから。
周囲の愛に気づいていなかっただけなのです、ミノ。

 

 

 

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真実を知ってしまったジュニは、かつてのミノの冷徹な仮面をかぶりミノを追い詰めていく。
ミノはここから自分の影に立ち向かうわけですね。

 

ロマコメなのでお話の展開は想像つきます。
がそれでもやっぱり子供時代に孤独に覆われた彼らが、誰かと繋がることによって癒されていく様子を見るのは嬉しい。だからこそジュニの孤独も癒されて欲しいのだけれどもね・・・
ここからロマコメの王道、「泣き」に入っていくのでしょうね。

 

 

 

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ミノとウシクの関係を見ていると心があったかくなる。
韓国ドラマは御曹司もの(CEOもの)が毎シーズンありますが、やっぱりそこでヒーローと秘書の関係性というもの毎回描かれていきます。
実はひそかにトレンドだと思うのですよね。
日本ドラマではそこまでヒーローとその秘書の関係って描かれないような気がします(あまり日本ドラマ観ていないので、断言はできないのですけれども)
むしろ日本ドラマのロマンスではヒーローとそのライバル(二番手君)の関係性に焦点があっていて、ヒーローを支える秘書までは描かれていないような気がしませんか?
韓国ドラマではそれこそ毎回秘書クンたちが私たちをひそかに楽しませてくれます。

 

「逆転の女王」「シークレット・ガーデン」「秘密」とかざっと思い返すだけでも秘書君たちがドラマの彩りを深めています。
ヒーローがカドナム(冷たく傲慢な男)だからバランスを秘書君で取ろうとしているのね。実はこんな毒舌男でも人間味あふれるんだよって。
毎回その制作者の手法に乗ってしまう私。
そうよね、ウシクがこんなに(いやいやながらも・笑)慕うのだからミンホはいい人なのねって。
そういう韓国ドラマのセオリーから言うと友人のいなジュニは、どうあがいてもヒーローにはなれないのです。
せつないわぁ。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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  • コメント ( 3 )

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  1. biane ☆ 美安

    yucaさまへ

    そーですよね。リトルプレスを生み出し嫁に出す(笑)。
    胸の中に溜まって書かずにいられないまでは、ごゆるりとご自分のペースでお好きになさってくださいませ。

    それはそれでブログの更新が拝見出来ない寂しさはありますが、これまでのを何度も読み返しますから大丈夫! ←ストーカー?(笑)

    「赤と黒」もDVD見ました!
    やはり yucaさんの 「星5つ」は私の感覚から外れ無しです!

    韓国ドラマや映画の感想や分析批評をしているブログはたくさんありますが、私がずれているのか、マイノリティーなのか、「う~ん・・・そういう感じかたもあるわけね。私とは違うけど・・・」的(笑)。

    「星から来たあなた」でトレースしていて yucaさんのブログにあった瞬間、「宝の山」を掘り当てた!って思いましたよ。
    ファッション分析なんて信じられない程の凄さ!

    創造するのにどれだけのエネルギーと時間。それと引き換えにするものを思うと「明日のジョー」になる時間もあたりまえなのではないかと。

    いきなり来た酷暑。
    どうぞお身体大切に。
    yucaさんお墨付きの作品は夏休みに病院へ持って行くつもりです(笑)。

  2. yuca

    鍵コメさま、コメントありがとうございます♪

    少しずつでも嬉しいと言ってくださりありがとうございます。
    「純情に惚れる」は本当に珠玉の名品だと思いますよ。
    チョン・ギョンホのキュートな魅力がものすごく出ていて、こういう役も演じられるのねとますますファンになりそう。
    彼の出演するドラマは今までのところ、私の好きな作品ばかりで本当に脚本選びが上手な役者さんだなと思います。

    しかし、いかに大切に視聴していると言ってもだらだらしすぎなので、夏が終わるまでには(えっ!・笑)視聴します。
    秋からは日本でも公開されるらしいので、ひそかな人気が出そうです、このドラマ。

  3. yuca

    biane ☆ 美安さん、コメントありがとうございます♪

    す、すみません、絶賛ブログテイタイチュウで。

    「赤と黒」!!
    地味にいいですよね。最後のあの不条理さがたまりません。
    ハッピーエンドもいいけれども、どこか心に残るのはアンハッピーな物語なのよね。

    実は。
    最近アメドラとバレエマンガにハマっています。
    何年かに1度やってくるバレエブームな私。biane ☆ 美安さんの影響なのか?(笑)
    ますます韓国ドラマの視聴がテイタイチュウです・・・