君がどんどん気になってきて・・・百年の花嫁　4話まで

韓国ドラマ「百年の花嫁」4話まで視聴。

このドラマ、そこはかとなく。
いえ、思いっきり面白いのですけれども～
うわぁ、「星から来たあなた」終了の寂しさに浸るまでもなく、ダークホースのように突然、私の前に現れた「百年の花嫁」
イ・ホンギくん出演ということで、アイドルドラマと侮っておりましたが、何故こんなに面白いのでしょうか？
正統派のラブコメです。

「ピョルクデ」の面白さとはまた、毛色が違うのですけれども。
筋立ては非常に単純明快です。
かえってこの単純明快さが、私のツボに入るのかもしれません。
「ピョルクデ」のファッションに夢中になった後、「百年の花嫁」を視聴すると、ファッションははっきり言ってやぼったい（笑）
このドラマも財閥の御曹司と貧乏娘という、ラブコメ王道のパターンですが、お金持ちファッションにかなり無理がある～
その点では劣っていることを認めます。

が、面白い。

何処からやってくる面白さなんでしょうね。

私の大好きなラブコメ「イケメンラーメン店」も、ある意味、幼稚なラブコメでした。
その時書いた感想を今でも思い出すのです。

幼稚だっていいじゃない。誰かに向き合おうと、走っていくその姿は愛おしい。
幼稚だっていいじゃない。自分が何者かを考える、その姿は愛おしい。
幼稚だっていいじゃない。自分の気持ちを表す言葉を探す、その姿は愛おしい。

と。まさにそんな印象を「百年の花嫁」では抱きます。
幼稚だからこそ、ツボにはまると面白さが倍増するのかな。

筋立ては本当に単純。
長男の最初の花嫁は必ず死ぬ、という呪いがかけられた旧家の長男チェ・ガンジュ（イ・ホンギ）
政略結婚で彼と結ばれることになったチャン・イギョン（ヤン・ジンソン＝二役）はその言い伝えを知り、呪われることを恐れ失踪する。
資金繰りに苦心しているイギョンの家族は、イギョンを見つけるまで、代わりに彼女にウリ二つの貧乏人のナ・ドゥリム（ヤン・ジンソン＝二役）を身代わりに立て、娘が失踪した事実を伏せる。

「とりかえばや」の亜流であり、確か同じく韓国ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」も身代わりの話だったように思います。

まあ、この筋立てを見る限りお話の展開は想像できますよね。
イケメン財閥腹黒御曹司ガンジュが、政略結婚だと割り切り今まで気にも留めなかったイギョン（実はドゥリム）の破天荒さに驚き、その突拍子もない行動から目が離せなくなり、いつしか気になり始め・・・
ってな感じだよね。
そこに失踪した打算的な女イギョンがどう絡んでくるのか。
また、イギョン（実はドゥリム）に振りまわされつつ、彼女のことを愛おしく思うようになったガンジュが、彼の家に伝わる呪いを知った時の苦悩は、いかほどか。

展開が見えているのだけれども、面白いと思わせてくれるのは、ドゥリムの魅力でしょうか。
韓国ドラマお得意の、おっちょこちょいで健気でひたむき、純真で愛らしいヒロイン。
古き良き少女マンガのヒロインです。
そう、まるで「美男ですか」のミナムを思い出させるヒロイン・ドゥリムと正反対の打算的なヒロインのイギョンの二役をヤン・ジンソンが軽やかに演じているんだよな～

イ・ホンギくん、普通のヘアスタイルもできるのね・・・などという失礼な感想を抱いて最初は見ておりましたが、すっかり彼の演じるガンジュが大好きになりました。
鼻持ちならない、腹黒御曹司のガンジュ。
彼の価値観を覆すようなイギョン（実はドゥリム）に、思いっきり振り回されてください。
自分の価値観を覆すほどの出逢い、息がとまるような出逢い、それが恋なんですから。
世知にたけたガンジュですが、自分の感情は、心は、幼いころの事件の時に、固く鍵を閉ざしていたのです。
ドゥリムが彼の凍てついた心を、熱く激しく溶かしてくれるといいなぁ。