え~という今週は割とヘビーな幕開けですが・・・あまちゃん97回

a0192209_20195676「あまちゃん」97回。

 
このドラマを観ていると、何回「じぇじぇじぇ」と叫んだろうか。
クールで生きていくことがカッコイイと思い、常に泰然と構えているのが大人だと思い、歳をとると傷つくことを恐れて、自分が受け入れられないことが怖くて、相手に対して何かを期待することをやめると、語りかける言葉も少なくなってくる。
それがクールだと思っていたけれども。
「あまちゃん」ではアキを追っているうちに、「じぇじぇじぇ」と素直に驚き、素直に言葉にし、素直に自分をさらけ出すことの感動を味わせてもらえているなぁ。
歳をとればとるほど、朝から驚いたり笑えたり、涙ぐんだりできる15分って貴重です。

「ずっと応援してたんです!あなたを。あの時 まだ 鈴鹿ひろ美もデビューする前だったでしょ。だから僕 先にあなたのファンになったんです。
ファン第一号なんです。あなたの。
だけどあなたは表に出てこない。絶対出てこれない。しょうがないからレコード買いましたよ。鈴鹿ひろ美の「潮騒のメモリー」も「縦笛の天使」も「DON感ガール」も!
あなたが歌ってる。あなたの歌声だって思いながら。運転しながら 聴いた 聴いた 聴いた!
鈴鹿ひろ美の声をやっている人が好きだなんて言えないじゃん!
言えないじゃん! ね? 言えないじゃん! ね?
あなたの歌に励まされて僕はここまで頑張ってこれたんです。横柄な客に罵られても 酔っ払いに絡まれても 後部座席ガンガン蹴られても。
あなたの歌を聴いて彼女も頑張っているんだからって。何も俺だけじゃない。タクシー業界のみんなあんたのファンですよ!」
「鈴鹿ひろ美のファンでしょ?」
「だけど歌ってるのはあなたです!日本全国のドライバーがあなたの歌声に癒されて安全運転を心がけるから事故が減る!
春子さんの歌声にはそういう力があるんです!東京にはあなたの歌 必要としてる人がいっぱいいるんですよ!」

なんて、素敵な愛の告白なんでしょうか。
自分の声が誰かの心に響くなんて。

 

 
a0192209_2038824アキちゃんは春子と正宗の馴れ初めを「かっけ~」と言い、「ママみたいな歌手になる」と新たな目標を決めましたが。
まだ、自分の中の何かを誰かに伝えようとしてはいない。
まだ、誰かの軌跡を追って自分のなりたいものを決めているだけで。
アキちゃんが、誰かに何かを伝えたいと強く思った時に、彼女は初めて歌手あるいは女優あるいはアイドルになるんだろうな。
まだまだ人まね子ザルちゃんですね、彼女のモチベーションは。
「ファン第一号」という北三陸編でのヒロシの言葉に呼応する正宗の言葉は意味深ですね。

 

 
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むむむ、しかしまだまだ春子、太巻、鈴鹿ひろ美、正宗の過去の因縁は全ては語られていないよね。今週のヘビーな展開は、実はまだまだ続くのかしら。

 

 
■ 身もだえポイント ■
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ユイちゃんの笑顔がなんだか胸にずしんときます。

 

 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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