ゆれながら咲く花
ゆれながら咲く花 School 2013 全16話 (2012-2013年 韓国KBS)
■演出:イ・ミノン/イ・ウンボク
■脚本:イ・ヒョンジュ/コ・ジョンウォン
■キャスト:
チャン・ナラ(チョン・インジェ:2年2組担任教師)
チェ・ダニエル(カン・セチャン:2年2組共同担任)
イ・ジョンソク(コ・ナムスン:2年2組 学級委員長:クラス成績33/34)
パク・セヨン(ソン・ハギョン:2年2組 副学級委員長:クラス成績1/34(全校1位))
キム・ウビン(パク・フンス:2年2組生徒:留年転校生:京畿道の伝説の番長:クラス成績?/34)
【あらすじ】
スンリ高校2年2組は成績全校1位の生徒と全校最下位の生徒、優等生、不良学生が混在する問題のクラス。生徒にはそれぞれの家庭事情や悩みがあり、担任のチョン・インジェ(チャン・ナラ)は彼らと向き合い力になろうとする。ある日、スンリ高校に新しい教師が赴任してくる。カンナムの予備校No.1人気講師カン・セチャン(チェ・ダニエル)だ。成績主義で生徒に興味のないセチャンと、生徒一人一人の内面を大切にするインジェは対立していく。
ゆれずに咲く花がどこにあろうか
この世のどんな美しい花も
すべてゆれながら咲いたのだ
ゆれながら真っ直ぐに茎を伸ばしたのだ
ゆれすに進む愛がどこにあろうか濡れずに咲く花がどこにあろうか
この世のどんな輝く花も
すべて濡れながら咲いたのだ
雨風にさらされながらも花は開いたのだ
濡れずに歩む人生がどこにあろうか(ト・ジョンファン)
こういう学園ドラマってなんとなく落とし所は視聴する前から分かっているし、目新しいストーリー展開ではないのだけれども、視聴しだすと続きが気になるし、やっぱり要所要所で泣いちゃいますよね。
しかし、この2年2組、かなりうるさい。高校時代ってこんな感じだったかしら?
問題を抱えるナムスン、フンス、ジョンホ、ハギョン、ミンギよりも周囲ではやし立てる有象無象のクラスメートの存在がはるかに問題に感じるのですが。
彼らの成長は描かれなかったのね。
キム・ウビンとイ・ジョンソクはよかったなぁ。まさに「Bromance, FTW」につきます、このドラマ。
男の子たちの友情って、どんなもの?というテーマを見せてくれます。
とにかくこの2人の関係に胸を熱くし、涙を流しました。
「君の声が聞こえる」でイ・ジョンソクが、「相続者たち」でキム・ウビンがこの後ブレイクしたよね。
彼らの演技は絶品です。
恋愛以前の少年少女たちの微妙な気持ちのかぎろい。そんな気持ちが何を意味するのか、まだ彼らは知らないし、あえて気付こうとしないのかも。
そんなに一足とびで、恋愛の世界に飛び込んでいかなくてもいい年頃ですものね。
恋愛よりも友情の方が大切で。
親の束縛から抜け出そうとする彼らの息苦しさは、痛いほど伝わってきます。
子供たちの成長を描く物語では親の存在も重要なファクターになるはずなのに、「ゆれながら咲く花」では親たちの事は描かれていません。
子供たち、教師たちだってゆれながら懸命に生きているのに。
理想と現実に押しつぶされそうになりながら。
このドラマでは、親の不在、ということが実は一番気にかかります。
少年少女たちの親はモンスターペアレンツ、DVなどの問題を抱えているはずなのに、結局、最後まで親については描かれなかったなぁ。
子供の問題というのは、イコール親の問題なんです。
そしてその親も、親から「呪い」を受け継いでいるのよね。
子供のためを思っている言葉がいつしか子供を縛り付ける「呪い」になる。(自戒をこめています)
「呪い」とは、勉強ができればいい、親の言うことを素直に聞けばいい、自分の人生をねじ曲げた子供の存在が疎ましい・・・様々な「呪い」が子供たちに降りかかる。
「呪い」を解くためには、親に依存せずに生きていく方法を少年少女は模索していかなくてはいけないのです、いつの世も。
それが学園ものの隠れたテーマです。
そして、「ゆれながら咲く花」では、友情が親の支配から脱がれる術なのでしょうか。
どうしても親目線から学園ドラマを観る年代になってきたので、大きな欠落を抱えたまま親になってしまった私たち親世代のことを考えちゃうのよね。
結局ほとんど何一つ、親はこのドラマでは変わることがなかったのが、残念。
少年少女たちは学校という箱庭の中で自分を知り、友を知り、世の中を知る。
未来を夢見る。共に歩いていく未来を。
それだけで、なんだか心がいっぱいになる、そんな素敵なドラマです。
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このドラマ見てたのですねー。
チェ・ダニエル好きな私としては外せないドラマなのですが、まだ見れていません。
もうそろそろBSでくるかな?と待っています。
今話題のキム・ウビンくんも出てたんですねー。
チェ・ダニエルしか見えてませんでしたw
yucaさんの感想を読んで、視聴意欲が高まってきました!
いつも感想ありがとうございますー!
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♪まぴこさん、コメントありがとう♪
>チェ・ダニエル好きな私としては外せないドラマなのですが
あ、私ったら! チェ・ダニエルのことを何にも書いていない(笑)
よかったですよ~
ものすごくいい役です。
ただそれよりも、キム・ウビンとイ・ジョンソクのあまりにも濃密な、かなり濃厚な男子の友情にクラクラしていましたから(爆)
こんな感想で参考になりましたかしら?(笑)
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濃密で濃厚・・・・・wwwwwww
さらに見たくなりました♡
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♪まぴこさん、どもども~♪
ええ、濃厚、濃密にもうがっつりですから。
互いのことしか目に入っていない感じが、身もだえました~
あら、でもちゃんとした学園ドラマですから。
高校生たちのリアルな悩みを赤裸々にドラマにしているだけですから(爆)
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yucaさん^^
視聴終了なさったのですね^^
ご感想、ありがとうございました!!
確かに、親のことは何も描かれないですねぇ。
子供の命を持ってしか、気づけない愚かな親・・・・
もう、あの子供たちが切なくて切なくて、無性に腹立たしくなる。
考えたら、子供の成長を阻むのは「親」、そういう存在があるからこそ
自立していく子供たち。
という構造を描きたかったでしょうかね。
心から子供たちに声援を送りたくなる、そんなドラマですね。
ナムスンとフンスは、ベストカップル賞ものでしたよねぇ。
孤独な魂が出会ったんですものね。いいなぁ~~~~
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♪reireiさん、コメントありがとうございます♪
私、結構クールな感想を書いておりますが、このドラマを見ながら何度泣いたことか。
きれいな涙を流すことができるドラマですよね。
>子供の成長を阻むのは「親」
そうなんですよね。
なんだか自分が親だからなのか、そこら辺が切ない。
親は親で世間体にがんじがらめにされて、ものすごくゆれながら生きているのに。
ミンギの母親ぐらいですよね。描かれていたのは。
ナムスンの父などは登場もしなかった。
ネグレストですよね、彼は。
子供は親から巣立たないといけないものですけれどもね。
でも彼らは、友情というかけがえのないものを得ることができて幸せです。
ジョンホだって、きっと学校に行ったでしょう。だって終礼が終わっていませんものね!
>ナムスンとフンスは、ベストカップル賞ものでしたよねぇ
フンスがずっとナムスンみたいな人間を探していた・・・といった瞬間号泣です。
reireiさんがコメントをくださったおかげで、私くじけることなく視聴できたのです。
(最近根気がないので、すぐリタイアするのに)
いいドラマでした。
本当にありがとう、ですよ♪
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yucaさん、こんばんは(*^^*)
いいドラマでしたね〜
もう、去年の秋から放置してたんですが
知らないまま見逃してたかも
揺れずに咲く花がどこにあろうか
このフレーズだけでも
ウルッときてしまいます。
生徒、教師、親のそれぞれの葛藤が
胸にきますね
それぞれの立場を丁寧に描いてます
キムウビンとイジョンソク
この二人の友情は、ラブとして見てました
(苦笑)
台詞は凄く少ないんだけど
内面の表現力はこちらを引き込んでいき
涙腺が緩んだわ
私も、ナムスンのような友達を探してたで
涙‥涙
童顔美女で見たおかしなカップルだった
チャンナラとダニエル
今回は良かったわ〜
ダニエルって、期待を裏切らない俳優さんだなって実感しました。
信頼し、支え合って、語らずとも
分かり合えてる2人が良かったわ
安易なラブラインじゃなく
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♪はるさん、コメントありがとう~♪
>去年の秋から放置してたんですが
私もずいぶん放置しておりましたが、キム・ウビンくんが「相続者たち」でブレイクしたのであわてて視聴しました。
どうしてでしょうね、学園ものと聞くと条件反射のように「金八先生」を思い出して、観ていないのに内容をわかった気になるんですよね。
このドラマ、なかなか視聴しようという気になれなかったですが、視聴を始めると、泣けて泣けて仕方がなかったです。
思い込みでドラマを判断するのはやめよう、と思いましたもん。
>二人の友情は、ラブとして見てました
わかる~(獏)
女の子よりも友情が気になる二人でしたね。
>チャンナラとダニエル
金八先生ほど熱くも押し付けがましくもないけれども、そばに寄り添ってくれる先生でしたね。
「お昼ご飯食べにおいでよ」と言われたら、登校拒否の子でもふらふらと行ってしまう、そんな包み込むような監事がよかったです。
>安易なラブラインじゃなく
恋愛がどこにもないのが、逆によかったのかも。
「ゆれながら咲く花」、この詩が大好きになりました。
他のドラマでもこの詩が使われていました。有名な詩なのでしょうね。
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yucaさん こんにちは~
視聴終了。。。そして、度々泣かされました。
イジョンソクの コナムスン・・・素敵な役でしたね。
父子家庭、しかもほぼ不在~明るい未来は閉ざされ、唯一の光だった友情も自分が壊してしまい・・・というくだりを
視聴者はすっかりとばして ちょっとさめた大人な高校生として見始めるところが にくいですね。
心の中のやっとできた薄いかさぶたの下の傷であったフンスとのいきさつ。そして、再びの友情~!くぅ~っ!泣けました!
キムウビンも前半の無表情な顔から 後半笑顔になっていき
これも良い役でしたが・・やっぱり、「相続者」の方がカレは良かったかな。
邦題にする時に 変なモノになることが多い中、「ゆれながら咲く花」とは
なかなか素敵なタイトルでした。
そしてこの詩も素敵ですね。
私も女子高だったので、あのクラスの騒がしさは・・・あれこそ問題でしょう!ってつっこみたかったです。
「ホワイトクリスマス」見てみたくなりました(*^_^*)
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♪choco さん、コメントありがとうございます♪
>そして、度々泣かされました。
そうそう、なんだかね、泣かされるなって分かっていても泣いてしまいますね。
このドラマが面白いのは、親の側にもいろいろ問題があるじゃないですか。
しかし親の問題を解決=子供の問題が解決、なんて安易な図式ではなく、問題がある親から子供たちは解き放たれて、自分を見出していく。
そんな感じが新鮮でした。
キム・ウビンとコ・ナムスン、二人の友情に泣けるよね。
この二人の友情が周囲の人間関係を変えていくところも、泣けます。
「相続者たち」でも確か「学校」を思い出させるようなシーンがありましたね。
「同じ部屋に二人を閉じこめたら、殺し合いになる」とタンとヨンドを心配するクラスメイト達(笑)
「学校」ではその策が、仲直りのきっかけになったのにね(爆)
>そしてこの詩も素敵ですね
本当!心に染みいるような、そんな優しくて強い詩ですね。
私も大好きです。
「ホワイトクリスマス」は今となっては綺羅星の若手たちが出演していて、面白いですよ~
機会があれば、ぜひ。