ライオンが待つ川辺・・・ホワイトクリスマス5話

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韓国ドラマ「ホワイトクリスマス」5話。

悪魔は生まれるのだろうか
作られるのだろうか

真綿で首が絞められるような、じわじわした恐怖。
このドラマ寝っ転がって観るドラマではないです。
もう、画面にかじりつきでノートを持って観ている私。
新しい<ゲーム>が始まった5話。

 

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手に汗握るシーンなのですが、ユンスくんのきょとんとした顔と
皆の唖然とした顔の対比がものすごくて、思わず笑ってしまいました。
いや、本当に演出もうまい!

「ホワイトクリスマス」の脚本家は「白夜行」の脚本家の人なのね。
コ・ス主演のあの映画を、原作から逸脱することなく
(日本の脚本では純愛だけみたいな主題を前面に持ってきていたような気がする)
ラストシーンも秀逸だった映画でしたね、「白夜行」。

 

 

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恐怖、不安、怯えの中でも、比較されると劣等感が刺戟されるのは人間のサガか。
こういうワンカット、とても面白い。

ライオンが待つ川辺
あなたが足をケガしたシマウマならどうするだろうか
ライオンが待つ川辺
時間があなたに味方しないその場所で
隣にいる友のケガに気付いた時
あなたはどうするのだろうか

ライオンが待つ川辺
喉が渇いてしかたない
その時
誰かの犠牲なしには
水も飲めないその場所で
あなたはどうするのだろうか

我慢できない仲間が
先に川の水に飛び込む事
仲間がケガする事
幼子が群れから外れる事
そうして飢えたライオンが
満足する事を
あなたは
願わずにいられるだろうか

 

恐怖と懐柔で他人をコントロールしようとする「悪魔」。
黒い羊がいる集団は、どうなるのだろうか。
「信頼」だけで、この恐怖から逃れることはできるのか。

最後に聞こえた銃声は・・・

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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