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本気で忘れるくらいなら泣けるほど愛したりしない・・・嫉妬の化身 10話まで

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韓国ドラマ「嫉妬の化身」10話まで視聴。

 

いよいよ今週末から日本のCSで放送開始ですね。
1話はたいして面白くないけれども、4話あたりから加速度的に面白くなるので必見。
そして10話ぐらいからそこに切なさが加味される。まさにロマコメの醍醐味だわ~
でも一言だけ言ってもいいですか?

 

 

 

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テレビ局sbsにはプライバシーがないのか?(笑)
どうして女子の仮眠室に男子が堂々と入ってくるのか?ましてや外部のコ・ジョンウォンまで(爆)
セキュリティがしっかりしているようで、スカスカなのはなぜだ?
毎回毎回寝入りばなを襲われるナリ。
「嫉妬の化身」は面白いドラマでナリの家の内装の描写がほとんどない。ファシンの部屋の描写もない。かろうじてジョンウォンの部屋は映されたが、それも一瞬だけ。
主役たちに部屋がない稀有なドラマです~
仮眠室がナリの部屋状態だわ。
自分の自由になる時間がないほど忙しいと言いながら、テレビ局に入り浸っているジョンウォン。
そして彼らは一体、いつ寝ているのだろうか。
この素朴な疑問が回を増すごとに大きくなってくる私です。

 

 

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いつの間にかナリとの関係に赤信号が灯っていたことにやっと気づくファシン。
ナリの健気さ、ナリの健やかさ、ナリのひたむきさ、ナリの愛らしさ、すべてに気づいたときはナリの気持ちはジョンウォンに向かっていて。
「嫉妬の化身」は小物の使い方も洒落ている。
毎回キーワードになる小物は冒頭で紹介される。
救急箱、干してある赤い傘、赤いひもの社員証、置き傘、サンダルとネームバンド、乳癌ブラジャー、ぐつぐつ煮立った鍋、爆弾酒、ボクシンググローブとヘッドガード、そしてカップラーメン。
小物が話の展開にどう関係していくのか、恋の行方にどう影響するのか。
相手への届かなかった思いを象徴しているように感じています。
10話でカップラーメンをナリが見つけることができたのならばファシンは自分の思いを告白できたのだろうか?
すれ違っていく恋模様が小物で表される。
またトイレの男性女性の表示。ファシンがナリを異性として見ていないときは女子の表示が消えており、ナリがファシンを男性として見ていないときは男子の表示が消える。
あるいはファシンの行く手を阻む雨が降った赤信号とかね。
なんてことない小物だけれども登場人物の気持ちが重なって見えてくる。

 

 

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ファシンと彼に告白された女たち(笑)
ファシンの本気は伝わりにくいのよね。彼の本気は罵詈雑言に取られてしまうのだから、不憫。あまりの不憫さに笑うしかない。
ファシンの不憫さも真剣であればあるほど笑えてきて、やがて切ない。そのバランスが絶妙。
「嫉妬の化身」は愛に堕ちていくスピードが違う男女の悲劇(喜劇)の物語でもあるとも言えます。
様々なメタファーがドラマで使われていますがファシンの病気も彼の恋心のメタファーでもあるのでしょう。
自覚症状がないまま3年たって、(再会して)初めて気づくこの胸の痛み。

 

 

 

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ファシンも可哀想ですが、ジョンウォンだって不憫。
初めて隣にいてほしいと思った人物がナリ。
互いのことを誰よりも知っている親友は好きになる女性のタイプも似ているのです。
ぶっきらぼうなファシンも魅力的ではあるし、ジェントルマンのジョンウォンの魅力も捨てがたい。両極の魅力ですね。
ナリの足型を大切に飾ってあるジョンウォンの不自由さにそっと涙をぬぐう私。
人間ジュークボックスのごとくナリのリクエストに応えバラードからラップまで歌い続けるファシンの不器用さにもそっと涙をぬぐう。
どっちも選べそうにないのに、ナリはいつこのトライアングルに気づくのでしょうか。
10話ラストでジョンウォンは気づいたけれどもね。

 

 

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口は悪いファシンの気持ちをいち早く気づき、ダメ押ししてくるホン・ヘウォン。
愛の嵐を傍観する彼女のずけずけとした優しさも好きです。

 

 

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コン・ヒョジン、実はちょっと苦手だったりするのです。しんねりとした表情から女の情念がそこはかとなく漂ってくるようで。
しかし演技をすると絶品なんだよなぁ。
「最高の愛」「主君の太陽」「大丈夫愛だ」どの作品も、それはそれは魅力的なヒロインを見せてくれます。
カワユイんだよなぁ。
ちょっと田中裕子を彷彿としております、勝手にね。
「嫉妬の化身」でもカワユさ爆裂。そりゃあナリに恋をするでしょう。
SBSの整形美女たちに囲まれて独特の雰囲気を醸し出すナリ。アナウンサー目指して頑張ってほしいなぁ。
あなたの気持ちはきっと視聴者に届くはずです。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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  • コメント ( 2 )

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  1. りょう

     「雲が描く月」が終了し、「嫉妬の化身」が唯一の楽しみとなりました。
    チョ・ジョンソクが好きです。
    イ・ジョンソクより好きです。
    特に、ヒロインに振り回される、ちょっと不憫なチョ・ジョンソクが
    大好きです。
    今のところの”my best チョ・ジョンソク”は、「私の幽霊様」のシェフです。
    一度、彼のミュージカルを見てみたいと切に願っています。
     コン・ヒョジンは、とても苦手です。
    でも、なぜか「ありがとうございます」から主演作をほとんど
    見ています。
    見ながら「やっぱり、苦手だ・・・」と、毎回思っています。
    私だけじゃなくて、良かった!です。

  2. yuca

    りょうさま、胡淵とありがとうございます♪

    >特に、ヒロインに振り回される、ちょっと不憫なチョ・ジョンソクが大好きです。

    昨日12話を視聴しました。泣ける~ 私の中ではファシンがシェフを超えました。
    自分の気持ちを抑える演技があんなにも抱腹絶倒で切ないなんて・・・

    チョ・ジョンソク君は「KING」の時から大好きです。
    「嫉妬の化身」は彼の中でも代表作になるでしょうね。
    平気な顔をしながら目の周りがほんのりと赤くなることで悲しみを表す演技が絶品。すごすぎます。

    > コン・ヒョジンは、とても苦手です。
    あ~、よかった!私だけじゃなくて。
    脚本選びがうまいんでしょうね、毎回いいドラマに出演している。
    どうしたら自分がかわいく見えるかを熟知されている女優さん。
    苦手なのにかわいいなぁ~と思ってしまいます。