僕の居場所はここにある・・・ホーリーランド1話

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韓国ドラマ「ホーリーランド」1話視聴。

 
K-POPには全くと言っていいほど無知なので、主役がU-KISSのドンホと言われても、はてさてな私でございますが、ひとえにこのドラマを視聴しようと思ったのは、「格闘技ドラマ」だから(笑)
いやあ、いいっすよ、このドラマ、スタイリッシュかつキレのある格闘技の数々。
美少年がただひたすら、己の心が求むるがままに、街に繰り出しては、チンピラたちにタイマンをはっていくという、わかりやすいストーリー展開。
そこに「あしたのジョー」の丹下のおっちゃんのような(韓ドラですから、そこは、まあ、美青年になっていますが)カリスマ格闘家が美少年を、見出し己の技を伝授していくという展開。
「エースをねらえ」のような、スポコンだわね、と思っていたら、この「ホーリーランド」は日本のマンガが原作なのね、さもありなん。
このドラマが好きなのは、コミュニケーション不全な美少年が、己の拳でしか、他人と語りあうことができない不幸を持った少年が主人公だから。
格闘をしている時だけ、自分が息をしていると感じる、そんな不幸な少年が主人公だから。
なんて、不幸で、そして、神に見出された子なんだろうか。
上手に人と接することができない少年が、それでも自分の居場所を求め、格闘という世界に身を投じていくさまが、生きていくことが息苦しく思っている彼の呼吸が、視聴している私にダイレクトに伝わってくる。
本能と欲望のままに、血と涙が渦巻いている崖の底に頭から跳びこもうとする彼は、果てしなく悲しく、気高く、神々しくさえ見えるんだよなぁ。
60年、70年、100年生きたところで、自分が生きているという確たる実感を感じない人間が多い中、そんなに若いのに自分のアイデンティティを求め深淵に跳びこんでいく彼は、愛おしい。
・・・なんて、抹香くさい感想を持ちながら視聴していますが、ただの格闘技フェチです、私(笑)

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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