ロボットじゃない


ロボットじゃない  I am not a Robot 全32話 (2017-2018年 韓国MBC)

■演出:
■脚本:
■キャスト:
ユ・スンホ(キム・ミンギュ)
チェ・スビン(チョ・ジア/アジ3)
オム・ギジュン(ホン・ペクギュン)

【あらすじ】
ミンギュは他人と一緒にいることができない人間アレルギーの患者だ。コミュニケーションの渇望を満たしてくれた存在は、アンドロイドのアジ3だった。
アジ3に一目惚れしたミンギュは、アジ3を家に入れようとしたが、アジ3は故障してしまう。アジ3の開発者ペクギュンを助けてくれたのは元カノのジアだった。ジアはペクギュンの元恋人であり、アジ3も彼女をモデルにして作られたのだった。
日当1000万ウォンの高報酬のアルバイトでミンギュの家にアジ3として赴くジアだったが・・・

 

 

昨年はドラマ視聴が絶不調な私が、久しぶりに完走できた韓国ドラマです。
散々書いてきましたが、ユ・スンホ君のエモーショナルな演技に脱帽。これに尽きると思います。
冷静に考えてみると、ジアをロボットだと思い込むキム・ミンギュの幼稚さに失笑してしまう構成なのですが(劇中後半、ミンギュも自分で自分にツッこんでいましたが)、そんな瑕疵をこれっぽちも感じさせない迫真の演技。
すごいなぁ。

 

 


幼稚な設定の奥底に、誰かと繋がりたい、誰かと寄り添っていきたいという切実な願いがドラマに流れていてそれが私を緩やかに感動させたのだと思う。

 

 

この作品は人によって深い傷を負い人間アレルギーにかかった男がロボットに出逢い癒される話だ。ロボットに学習させる過程を通し、他人との関係を築く方法を新たに学び、生活の範囲が広がり再び世界と向き合う。そのロボットがロボットではなかったらもっと幸せ。
また傷つくか恐ろしい。
あなたが誰かから心に触れた時間は消えない。
あなたという宇宙の中で輝く星になるだろう。
だから新しい関係を恐れないで。
それが人間であれ…ロボットでも…

 

一貫してこのテーマを「ロボットじゃない」は語り続けた。
心にたった一つの輝く星を抱くということはどういうことなのかを見せてくれた。
だから私は、このドラマが好きなの。例え視聴率が低くとも、ティーン向けのドラマだと言われようとも。
自分の中にある誰かと一緒に過ごした時間のきらめき、誰かからもらった愛や悲しみ、喜びまで否定しちゃうことになるから。
このドラマを認めないと。
そう思います。

 

 


ユ・スンホ君の熱演を受けて、チェ・スビンも奮闘。
アジ3役は見事です。彼女の魅力が全開していました。
翻ってジア役はちょっと物足りませんでしたが。
とてもキュートなロボットでした。
人間だと言えない彼女の煩悶は見ていて胸が苦しかった。

 

 


ユ・スンホ君! ごひいきの役者さんです。
しかし私の中の1番はやっぱりハリー@「会いたい」であることはこれっぽちも揺るがず。
ミンギュはハリーの次かな。

 

ヤマアラシのジレンマを見事に演じてくれました。
1話から少年のような残酷な顔、愛を知った喜び、叶わない愛に苦しむ顔、体が引き裂かれそうな憤り、誰かを許すということ、誰かを守るということ。
色々な顔を万華鏡のように見せてくれた。
たった16話(32話)の間で、みるみると大人の男の顔になっていったよなぁ。
トランプで囲まれた暗い城から、明るい世界に飛び出していったミンギュをずっと応援していたよ、私。

 

 

 


優しい、優しいお話で登場人物全てに輝く星を心の中に持たせた終わり方を見せてくれました。
ここまで丁寧にサブキャラクターのドラマの結末を見せてくれるのってそうそうないのじゃないかしら。
サブキャラを同じ比重で扱うので意外に割を喰ったのはオム・ギジュンかもね。
サブキャラにも焦点をあてすぎたので28話の緊張感と打って変わって29~32話の展開は冗長だったのがモッタイナイ。

 

物語における「傘」は愛の象徴だ常々思っていたのですが。
「傘」の下は2人だけの密やかな世界であり、小さな愛の世界なのです。
ハートボールといい、傘といい小道具の使い方もうまかった「ロボットじゃない」

 

★★★★


感想+考察

今日のLOVE チャ・チス

それが僕の世界なので・・・キム課長12話まで

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コメント

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  • コメント (2)

    • hana
    • 2018年 2月 02日

    はじめまして。
    ロボットじゃない、をほぼリアルタイムで視聴していて、韓国語はほとんど理解できないけれど、このドラマを観ていると何故か癒されて、あったかい気持ちになって、ミンギュとともに涙して、私自身も愛について考えされられたドラマでした。
    胸にこみ上げる熱いものを感じていました。
    彼女はきれいだった、をみてチョンデユン監督の演出力が素晴らしいと思いましたが、今回も素敵でした。
    そして、作家さんも言葉がとても素晴らしかった。
    そしてその言葉を見事に真実味あふれる演技で魅了したユスンホ君。益々ファンになりました。
    私もこのドラマは視聴率とは関係なく、素敵なドラマだと思いますし、これからもたびたび観たくなる大切なドラマになると思います。このドラマを観てこの愛のテーマに触れる事ができた私はとても幸せだと思います。
    サブキャラ一人一人がみんな生き生きしていた、キラキラしていたドラマでした。

  1. hanaさま

    はじめまして。
    こんなネットの最果てのブログにコメントありがとうございます。感激しております!

    >何故か癒されて、あったかい気持ちになって、ミンギュとともに涙して、私自身も愛について考えされられたドラマでした。
    ズバリですね!見ているうちにあったかい気持ちになります。
    感想で書くのを忘れておりましたが、2人組の下っ端ななコンビの(叔父と甥?)ですら甥のアジ3への初恋を成就させましたよね。
    初恋の相手がいつまでも自分を覚えてくれているなんて、最高に幸せなことだと思います。

    脚本家さんはこれが初めての脚本かしら。
    本当にテーマをぶれずに優しく描き上げましたよね。
    「たったひとつの星が輝く」って素敵だし、ミンギュの怒りも満天の星が降り注ぐ中癒されていくという設定もテーマにリンクしていますし。
    見事としか言いようがありません。
    序盤のコメディチックなところで視聴者をふるいにかけてしまうのが、なんとも惜しいですね。
    ユ・スンホ君には一生ついていこうと思ったくらいエモーショナルな演技で、私の心を震わしてくれました。
    すごいですよね!

    私も同じく時々思い出しては噛みしめていく珠玉のドラマになりました。

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