男にはどうしても戦いを避けてはならない時がある・・・ジャグラス6話まで


韓国ドラマ「ジャグラス」(KBS版)6話まで視聴。

 

 

「男にはどうしても戦いを避けてはならない時がある。・・・同僚の夢を笑われた時だ!」
きゃああああ!!!
格好良すぎます、ナム・チウォン常務。
クールな面持ちをかなぐり捨てて見せた熱情に不覚にもときめいちゃったじゃないですかっ!
「ワンピース」のウソップのセリフを借用する常務は、意外にも少年の心をいつまでも持っていることをもこのシーンで私たちに見せてくれます。
冷静に人を突き放す常務が、実は誰よりも少年のようにまっすぐな熱情を持っているこの二面性が最高。

 

 

チャ・ユニは、浮気者ポン・サンム常務の秘書だ。恋人に振られた翌日も、浮気した常務の尻拭いをすることで忙しかった。常務の妻が突然、会社に訪れたのだ。急いでYシャツを探しに行ったチャ・ユニは、交通事故に遭うところだった。その車の運転者はナム・チウォンだった。ナム・チウォンがワイパーが動かない状態で車を出発させ、チャ・ユニはこの車に軽くぶつかった。
ナム・チウォンがチャ・ユニを病院に連れて行こうとしたが、チャ・ユニが強く拒否した。早く会社に戻り、常務の仕事を解決しなければならなかったからだ。チャ・ユニはナム・チウォンの足を蹴ってから「もういいですね? あなたの車に私がぶつかり、私もあなたを蹴ったから。これであいこです」と言った後、急いで去った。
チャ・ユニとナム・チウォンは葬儀場で再会した。2人はYBグループ役員の義母の葬式に参加したのだ。チャ・ユニは出世のためと考えながら、嗚咽した。
葬儀場でナム・チウォンを発見したチャ・ユニは、外について行って「ここでまた会いましたね。ト・テグン副社長の随行秘書なんですか?」と聞いた。自身に話しかけるチャ・ユニにナム・チウォンは「僕に関心ありますか? あなたは僕のタイプではないです」と話した。けがの具合さえ聞かないナム・チウォンにチャ・ユニが怒ると、ナム・チウォンは「アプローチではなく喧嘩を売るなら、診断書をもらってから請求してね」と答えた。またナム・チウォンはチャ・ユニが嗚咽する時に考えたことをそのまま話し、「心のない言葉は、誰の慰めにならない」とアドバイスしたのだった・・・

 

 

ラブコメでこんなにげらげら笑うのは久しぶりかも。
これもひとえにナム・チウォン常務のおかげです。
火事の生き残りというトラウマを抱えながら、周囲の人を冷たく突き放す生き方をしてきたナム・チウォン。
おそらく人間嫌いというわけではなく、他人が自分に勝手に期待して失望するのを見たくない、それならば最初から深く付き合わなければいいという達観なのか自己防衛本能なのかを持った男。
誰にも期待しないから、僕にも失望しないで、関わらないでという生き方を長年してきたために自分の周りに鉄壁を築き上げている。
そんなクールなナム・チウォンだけれども、どうやらぐいぐいと迫ってくるタイプには弱い。
歯にモノを着せぬ言い方をしても、めげずに付きまとってくる人に弱いの。
どうして自分はこういうタイプの人間につきまとわれるんだとぼやきながらも、律義に対応する優しい常務が好きです。

ユニとの出会いも雨の中、そしてチウォンがユニを初めて認めたのもスプリンクラーの雨の中。
「ロボットじゃない」のボーイ・ミーツ・ガールでもそうでしたが、降りしきる雨で世界から遮断され、2人きりになった空間で男女はお互いの存在に気づくのです。

 

 


ユニを演じるペク・ジニ。
「奇皇后」「傲慢と偏見」と彼女の出演作を見てきましたが、こんなにコメディがうまい女優さんだとは今まで思いませんでした。
「ジャグラス」でのコメディエンヌぶりは絶品。キャラクターに嫌味がないの。
秘書という仕事に誇りを持ち、凛としていながら世俗的でもある。
上司を輝かせることが彼女の生きがいだし、上司から必要とされることにモチベーションを感じる。
決してくじけず、しなやかで、図々しい(笑)
チウォンにぐいぐいと迫っていくその手腕は見事です!
彼女のおかげでチウォンの冷徹な仮面の下に隠れる不器用さ、優しさ、無神経さ、いろいろな顔が見えてきて常務が愛おしくなるの。
ラブコメなのでこの後、2人のラブラインが発展していくのかもしれませんが、恋愛未満なこの2人のやり取りをいつまでも見ていたい気もします。
ユニに何げなくいいように振り回されるチウォンが見たい!
タイトル通りのジャグラーですね。

 

 

 


そうそうチウォンはファン・ボユルにも振り回されています(笑)
この2人の掛け合いも好きなの。
いい味出しています。
6話まで視聴していると、だんだんチウォンが自分のペースを崩されて、振り回されて不憫に思えてくる(爆)
不憫だけれども、格好いい!
そんなチウォンをチェ・ダニエルが飄々と演じているの。
不承不承参加した飲み会で部下にお酒を注いでいるチウォンに爆笑したし、泥棒騒ぎで寝不足のチウォン、ユニをなぐさめたいのにいつの間にかけなしているチウォンにも爆笑。
ポーカーフェイスなのに感情がダダ漏れてくる常務をもっと堪能したい!

 

 


こっそり落ち込んだりして。
カワユイったらありゃしない!

 

 


はい。
ということでいよいよチウォンが本気で「ボスアワード」(もう爆笑!!)にエントリーすることが決定。
「男にはどうしても戦いを避けてはならない時がある。・・・同僚の夢を笑われた時だ!」
ですものね!

 

 


 
毎回最後に挿入されるミニエピソードがよくってね。
あの時実は・・・という心が温まるような、そんなエピソードを見せてくれます。
階段からハンカチを落とすチウォンの不器用な優しさが好きだなぁ。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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