You are my world・・・青い海の伝説 8話まで


韓国ドラマ「青い海の伝説」8話まで視聴。

 

 

なかなか思ったように視聴率が上がらないような気がする「青い海の伝説」 18%を超えませんよね。むしろ18%だったらOKラインなのかしら。
「星から来たあなた」と比較するとどうしても小粒感を感じてしまうのはどうしてなんだろうか。
そう感じるのは私だけじゃないはず、この視聴率の推移を見ていると。
見るとそれなりに面白いのだけれども、続きが強烈に気になるということでもないのよね。
見なければ見ないで済みそうな感じ。
単に個人的な趣向なのかなぁ。なんだかもやもやします。
結局ホ・ジュンジェとシム・チョンが最初から思いが通じ合っているということが、興をそそられないのか。

 

 

 


歴史は繰り返す。タムリョンとセファの悲劇をホ・ジュンジェとシム・チョンがなぞっていく展開。
しかしここでタムリョンはホ・ジュンジェの未来を予知し、ジュンジェはタムリョンの過去を夢見るという構成になってくる。
まるで「ナイン」「シグナル」「W」のような展開に。
ふたつの世界が絡み合って、どう変化してくるのかしら。
私がジュンジェよりはタムリョンの方が好きなのは、寡黙な男だから?
ユンソン@「シティーハンター」やキム・タン@「相続者たち」よりもチェ・ヨン@「シンイ」の方が好きな私は、やっぱりタムリョンがお気に入り。

 

 

 


ジュンジェはタムリョンより少し幼いのかもしれません。
幼少期、母に置き去りにされたトラウマから誰もがいつしか自分を置き去りにするという傷を抱えている男で。
だからシム・チョンの純情攻撃をも躱すことで、自分が傷つくのを防御しているのでしょうね。
シム・チョンがまっすぐ自分に想いを向けるさまは、彼にとって眩しくもあり、こそばゆくもあり。
しかし8話もかけてこのじれったいやり取りを見るのはしんどいなと思ってきた時、ようやく9話で二人の関係に変化が訪れるのか。
ドラマの中で様々な愛のカタチを見ることが至上の喜びの私にとって、ホ・ジュンジェとシム・チョンの愛のカタチは分かりやすすぎて、ちょっと退屈。
あまり悶える要素がないの。
ここからどう変化してくるのかが、見せ所だと思います。

 

そもそもジュンジェの父が何を考えているか、よく分からない。
なぜ離婚したのか、なぜ母親をジュンジェから奪ったのか。そしてなぜあんなサイコな女と再婚したのか。説明あったかしら?
「星から来たあなた」でもそうなのですが、この世の不条理をサイコパスな人間で表現するのもちょっと二番煎じ感が。

 

 


相変わらずゲストは豪華。チョ・ジョンソクはここでも鉄板のオモシロサ!「嫉妬」のさせ方をレクチャーするのは、なんとも真実味がある。
人魚たちがお金を稼ぐために(笑)見ていたドラマは、「主君の太陽」「ドクター異邦人」「その冬、風が吹く」かしら。
「青い海の伝説」では涙を流すほどの切なさが、まだ、ないところが物足りない原因かな。これからに期待します。
考えればこの物語、1話から人間がつく嘘について言及されてきました。人魚は嘘をつかないから。
8話までが好きだという気持ち、愛しているという気持ちに気づきたくない嘘の連続であるならば、これからは愛しているからこそつく嘘が繰り広げられるのかもしれない。
傷つきたくない自分を守る嘘から、相手を傷つけたくない嘘に代わるのかもしれないなぁ。
過去と現在、真実と嘘が入り混じる。この世界で何が一番大切なのかを、何を捨てて何を守らないといけないのかをジュンジェは見つけなくてはいけないのだから。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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