依依恋恋・・・帝王の娘スベクヒャン 66話まで

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韓国ドラマ「帝王の娘スベクヒャン」62話から66話まで視聴。

 

 

ソルランとミョンノンのお忍びでお出かけのはずが、とんでもない方向に事態は進んでいっちゃうのね。

そして、66回、ある一つの「約束」が私の心を痛めます。
この「約束」は果たされるのか。
この「約束」にこめたミョンノンの思いを考えると、また泣けてくる。
果たせなかった夢、果たせなかった約束がこの世界には無数にあることを知っているから。
運命は時として非常に皮肉なんだということを知っているから。

 

 

 

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ソルヒって、百済のピムンの誰よりも諜報活動に向いているのではないかと思います。
ソルランの行動を不審に思った彼女は、ソルランの後をこっそり人につけさせるのだけれども。
その行動力、決断力、観察力、胆力、どれをとってもずば抜けています。
ならず者たちが嘘をついていることを見抜き、彼らを脅し、自分の思うがままに操る。見ていて爽快なんだけれども。

 
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カンボク~!! 大好きです。
太子が自分はお出かけするが、お前は写経をしておけという命令を律儀に守り、太子が行方不明になったと知ると後悔の念で押しつぶされそうになる。
太子を探し出せるのは、自分しかいないという、確固たる信念を持って、探し出し見つける。
この主従関係が好きだなぁ。

 

 

 

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お気楽なお出かけだったはずが、キムンのスンニムの策略により拉致され、囚われてしまう二人。
ミョンノンがソルランに優しく贈り物をすると不吉なことが起こるという(笑)、ソルランの予言はまさに当たってしまいます。
確かに確かに、ソルランが軽快するのは分るわ。前回は贈り物の後に、密偵の殺害を命じられたしね。
不憫なミョンノン。なかなか恋心をソルランに告白できないですね。
この拉致監禁のエピロードは起承転結の「承」の部分の最後の展開かなぁ、とも思っています。
閉じ込められた状態で、互いの目だけを見つめ合い、自分の心に問いかける。
相手が自分にとってどんな存在か。

恰好つけたがりで、しかしどこかへたれなミョンノン太子は、こういう状況でないと恋心を素直に告白できないのかもしれません。
怯えて育ってきた自分が、どうしてソルランに惹かれているのかを、確かめる時間と空間が必要だったから。
ミョンノンはソルランのソルヒへの強い思いに心を打たれたのでしょう。
誰かを大切に思い、慈しむ、無私の愛。
それこそが何でも持っているはずのミョンノンが、唯一持っていなかったものです。

太子だからという意味では大切にされてきたけれども、ミョンノン自身を見て愛してくれる人はいなかったのかもしれない。
だからソルヒに対して強い愛を持つソルランを見て、自分もそういう風に、強く愛されたいとミョンノンが願うのだ。
地位や肩書などに囚われずに、彼自身を愛してほしい。
そんな愛を手に入れたい。

 

 

 

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ソルランが凍死寸前の眠りの中で見た夢が切なすぎる。
妹ソルヒと共に暮らし、隣の家にはトルデとコマクが自分たちを伯父と伯母のように見守ってくれている。
そして旦那さまには、ミョンノンとマングが・・・
マ、マング~!

死が寸前に迫ってきたシリアスなシーンなのに、爆笑しました。
まるで「応答せよ」シリーズのように、どっちが将来の旦那様になるのかというミステリーをこの場面で演出しているんだもの。

 

 

 

 

 

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ま、あっさりと答えが出ましたが(笑)
この時のソルランとミョンノンの幸せに満ち足りた笑顔が胸を打ちます。
拉致監禁されることによって、自分が愛しているのはこの人だ、二度と離れないと誓い合った二人ではありますが、こういう笑顔を現実で浮かべることは難しいのだから。
太子と女官という身分の違いよりも、むしろ彼らが異母兄妹であるという設定。
ソルランもミョンノンも本当の自分の出自を知らされていない、そういう意味でも似通った二人なんです。
ソルランの出自が判明するのが先か、ミョンノン太子の出自が分かるのが先か。
ソルランが先であれば、彼らは異母兄妹であることに苦しむのだろうなぁ。

 

 

 

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やぶれかぶれのキムンの王スンニム。
彼の策略は、一国の王としては大義もへったくれもありません。
ただただ自分のプライドを優先する王。
「百済に逃げたキムンの民を皆殺しにしろ」とは・・・
頭がいいのか、バカなのか。そんな王がこのドラマの「承」の最期を締めくくる台風の目になるのでしょうか。

 

 

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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