黒衣の花嫁・・・仮面3・4話
私の悪役好きセンサーの目盛がふっきれました。ああ、もう好きでたまらない。
今までハン・ガインってお人形さんみたいでルックスはカワユイと思っていても、羨ましいとは思いませんでした。
でも今は、強烈に、猛烈、激烈に羨ましい。
ヨン・ジョンフンが夫だなんて。(ただし悪役を演じるヨン・ジョンフンに限る・爆)
「ヴァンパイア検事」でもヨン・ジョンフンはいいなぁと思ったのです。
ヴァンパイアの生存欲、吸血の誘惑に抗い苦悩する彼は、それはそれはストイックで禁欲的な色気を漂わせています。
そんな彼にくらくらしました。ヴァンパイアであるがために、普通の生活を諦めていた彼がふっと笑う時、思わず胸がときめきます。マニアックなツボですけれども。
しかし「仮面」のヨン・ジョンフンは「ヴァンパイア検事」のミン・テヨン役の比ではないくらい魅力的。
私の好きな悪役ベスト3にランクインしそうな、いやしたかもしれない勢いです。
ヨン・ジョンフンのことを語るとドラマの感想がそっちのけになるので、お楽しみは後から書きます(爆)
ある意味昼ドラチックな展開の「仮面」
あるいはトリュフォーや、ヒッチコックの古き良き映画を思い出すサスペンスロマンス。
入れ替わった女、擬装結婚、強迫性障害、誰が味方で誰が敵なのか。
こういうテイストも身震いするほど好きなの。
マクチャンドラマと紙一重だと思うけれども、どこかこのドラマ(前作「秘密」もそうですが)品があるのはその根底に登場人物たちは誰かを愛したいと死に物狂いでもがいている心を押し隠しているからだと思う。
誰かを愛したい、愛されたい。
けれども自分には縁遠いものだと思っている。
だから愛を馬鹿にして、目に見えるもの金や権力を追い求めている。
でもそんな彼らが目の前に愛を突き付けられた時。
その時の衝撃を描いてくれているから好きなのだと思います。
ヒロインのジスク(スエ)は死んでしまった議員の娘ソ・ウナ(スエの二役)と入れ替わって、財閥の御曹司チェ・ミヌ(チュ・ジフン)と偽装結婚をする。
ジスクとしての自分のお葬式が行われている同時刻にソ・ウナとして結婚。
まさに黒衣の花嫁じゃないですか。
訳の分らぬまま財閥の家に入った花嫁の怯え具合が、またヒッチコックの(あるいはデュ・モーリアの)「レベッカ」を彷彿とさせる。
「仮面」は、そう、ゴシック・ホラーのテイストを持ち合わせているのよね。
正気なのかどうなのか精神が不安定な夫。
いつわりの花嫁。
虎視眈々な義兄に、疑心暗鬼なその妻。
そんな中でジスクは、彼女が今まで生きてきたように率直に正直に関わろうとする。
ソ・ウナという仮面をかぶってはいても、ミヌとより良い関係を保ちたいと願う心優しき善良な女。
チェ・ミヌは可哀そうな御曹司だよね。
周囲の人々は顔ではにこやかに接しながら、その陰で彼を御曹司の座から蹴落とそうとしている。
どうやら薬を盛られて、しかも偽の記憶を植え付けれているのだ、彼の主治医によって。
ミヌは自分がウナを殺そうとしたと信じ込まされて、彼女が自分の近くによると怯える。
また自分がウナを殺そうとするのではないかと怯える。
傷つけたくないから彼女を遠ざけようとする。
そんな彼が4話ラスト、ジスクのウナの仮面を脱いだ本当の顔を見つけます。
母を恋しがる子供は、まさしく彼の押し隠してきた気持ちだよね。
彼が欲しがっていた愛のカタチがそこにあることをミヌは気づくのでしょうか。
桜の舞い散る下で。
ちなみに桜は初恋のイメージの花だと思います。
彼がこれからジスクに対してどう接していくのか。愛に気づくのはいつなのか。
ジフニの活躍はそこからでしょうね。今のところヨン・ジョンフンに押され気味ですけれども、ジフニの演技が楽しみです。
そしてジスクの亡くなってしまった姉。おやおや、ここでウナとジスクが瓜二つの理由が見えてくる気がしませんか。
ゴシックロマンのテーマがいたるところに見え隠れします。
さらわれた女の子という。
さて、ミン・ソクフン(ヨン・ジョンフン)!
「嘘が必ずしも悪いことだと思うな。仮面をかぶれ。そうすれば世間は君の味方になる」
そう囁くソクフンはジスクを煉獄へと誘うメフィストフェレスのようでもある。
4話のタイトルは「Heaven Made by the Devil」
まさにソクフンのこと。
ただ彼は主導権を握っているかのように見えるが、実はジスクが彼を振り回している。
「君が先に約束をしろ」ソクフンは何度もジスクに詰め寄る。
ウナと彼は愛と打算で結ばれていたが、ジスクをつなぎとめるものは実は彼は何も持っていないのだ。
そしてふとした瞬間、誰よりも強固な仮面をかぶっているソクフンの仮面が外れる瞬間がある。
ジスクのネックレス、かつて自分がウナにプレゼントをしたネックレスを見た瞬間。
ジスクが彼の思い通りにならない瞬間。
彼の仮面が外れて、それがたまらなくセンシャル。
ウナを懐かしく思う気持ちと、ジスクをコントロールしなくちゃいけないという気持ち。
ジスクのことばかり考えていくとそれは、そうまるで恋をしているみたいな様相を呈してくる。
ソクフンが計算通りだと思っていたこの入れ代わり劇が計算違いになっていくのは、愛のせいかもしれない。
すべてをコントロール出来ていると思っているソクフンが、どうしてあれだけジソクのために走るのか。
わき目もふらずに、周囲の目線などお構いなしに。
ソクフンが自分の気持ちに気づくのはいつなのだろうか。
ちなみに1~2話は水に浮かぶ女のイメージが強かった「仮面」ですが、3~4話は地面に横たわる男女。
とにかくすべてに腹黒くソツがないソクフン。
ソクフンを見るために「仮面」を見ています。
ミヌが恋に落ちる瞬間よりも、ソクフンが恋に堕ちる瞬間が見てみたい。
この表情だけで私は1週間頑張れます!
@この表情だけで私は1週間頑張れます!
あら、まあ。そうですか・・。表情一つで、真っ白なユカさんのエンジンを、フル稼働させるって、凄かったのね、ヴァンパイア検事・・。
この俳優さん。演技も上手いし、お人柄もきっと魅力的な方だと思うのですが。いかんせん。
若くて、可愛い過ぎるお嫁さんと、ラブラブしている点が。彼の首を絞めている、と思うのは、穿ち(うがち)過ぎでしょうか?
※決して、彼のルックスなら、もっと地味な。それこそ、プロ彼女を選んでおけば、よかったのにね・・、なんて、言ってませんことよ。
あ、失礼しました。独り言が洩れましたわ。
ユカさんの記事で、このドラマを早くみたいなぁと、渇望しております。
で、ユカさん?
次回作の提案なのですが。悪役スキーを、貴女様の力量で全国に広められるのは、承知の上ですが。
ここは、ひとつですね? 血まみれなあなた、に続く、第2段。ひねくれた貴女、という、ヒロインの検証って、いかがでしょうか?楽しいぞぉ~、まずは、早乙女くんから、入ります?ああ、ワクワクするわ。
※処女作を入手して、何処までもユカさんに、追随したいFANでした・・。
FANさん、コメントありがとうございます♪
>ひねくれた貴女
そうなのよ。リトルプレスの感想に男優さんばかり・・・なんて言われました(爆)
でね、よく考えてみるとブログでもどのドラマもほとんどヒーローのことしか書いていない。
ヒロインのことってあまり書いていないのよね。
・・・仕方ないわ、だって私女の子だもん!(爆)
BLを嗜んでいた弊害がここに出ているのかもと気づき、愕然としています(爆)
だってさ、BLに出てくる女の子って刺身のツマみたいな存在じゃないですか。
そんな私が、いつヒロイン像について語られるようになるのか。
自分の腐った性根をたたきなおし、腐った煩悩を断捨離すべく旅に出ます!(爆)
週末戻ってきた頃にはきっと、清らかな乙女になっていると思います。
こらこらこら!!
@腐った煩悩を断捨離すべく旅に出ます。
行かないで~、むしろ、行かなくていい!
で、
@仕方ないわ、だって私女の子だもん!
・・いや、これは、申し訳ないのですが。今更、性別の自己発信をされましても・・。デリケートゾーンの見直し案を、要求ですか?言っときますが、ユカさんは、素敵女子です。
なのに・・、
@腐った性根をたたきなおし
・・・そんな、あなた。
何度、申し上げれば、信じて下さるのでしょう・・。今一度、改めて、申し上げましょう。
正しい、変態の凡人は、腐った性根すら、愛おしむので、ありました・・。(ハイハイ、ちょっと待って・この人、本気で変態か?って、今更ドン引きしないで~)
ということで、清らかな乙女に、今更ご自身を改造なされませんように・・。
※人生最大の案件を、今週、勝負に出られる方に、こんなコメントして、良いのだろうか・・。(もう、遅いよ・・FANさん) ですよね。
あ、忘れてましたが。
このドラマのヒロインも、なかなかに、腐る寸前の果物の匂いがしますね・・。
韓ドラのヒロイン(映画も然り)、って。
耐久レースか?と、問いたくなるルックスの方が、何故か長期間、起用されますよね・・。(多分、上手いのだろう・・。ギャラの公定歩合と、考えてはイケません、はい。)
FANさん、帰ってきました!(笑)
煩悩を捨て去りましたよ!
2日かけて延々と古墳めぐりをしていました(爆)
マイナスイオンが漂うパワースポットを巡り、私の邪念は昇華されたはず!
清らかな乙女になったのか、筋肉痛で苦しむ乙女になったのかどちらでせうね。
人生初の長丁場のプレゼン・・・思い返したくもない。デス。
まあ、人生いろいろあるよね(←察してください)
FANさん、どもども~♪
>腐る寸前の果物の匂いがしますね・・
私はまだまだ固い果実よりも腐る寸前の会実のような女優さんって好きなのです。
(どこが清らかな乙女になったのだ・爆)
スエは使い勝手がいい女優さんなのでしょうね。あっさりした顔なのでどんな役でもこなせるし演技もそこそこ上手。
こういう昼ドラチックなドラマ展開にはやはりどこか旬を過ぎたような俳優さんが(失礼ですよね)
よくお似合いだと思います。
そうやって甘く見ていると「美しい罠」のように終盤、心を持って行かれますからね。
だから好きなんです、アイドルドラマよりもこういうドラマが。
お疲れ様でございました、色んな意味で。
思い返されたくないと仰る、アレを、塗り替えるネタをひとつ。
以前、物凄く偉い人たちを説得する会議で。順調に、つらつらと資料を説明。
が、途中で、そっと相手側のファンドマネージャーから。
127億5千万で、解釈してよろしいですね?と念押し・・。は?
冒頭から、何度言っていたのだろう。
1まん2せん7じゅう5ひゃくまん、と。
(12,750百万なんて数字。瞬時に換算できるかい)
イヤ普通、出来なくてはいけないらしい・・。最も大事な数字だったのに・・。
その後、数字や値に関しては、20代の子たちからも全く信用ゼロ。
しかも、あれから10何年たっても、街中で350百万円と目に飛び込むと、はい、その通り。
3びゃく5じゅうひゃく万円と、黙読しているのでありました。
消したい記憶が有っても、無事に生きております。何の話やネン・・、はい。
FANさん、どもども~♪
まあ、あれは自分の至らなさを実感できる機会なので貴重かと思います。
私も数字は弱いですね。
桁数を数えていきます。
思いっきり資料でね、売上金額を間違えておりまして(爆)すかさずその点をご指摘いただきました。
「あれ、間違えていますね。てへっ」
と最近身につけようと思っている女子力でかわしました。