暗闇を切り裂いて君を見つけたい・・・キルミー・ヒールミー8話まで
視聴された方の評判が割といい「キルヒル」を視聴し始めました。
激ハマリという訳ではないのですが、面白く視聴しています。
主演のチソンとファン・ジョンウムの超シリアス「秘密」というドラマが私は好きで好きでたまらなかったので、ロマコメの「キルヒル」には内心どきどきしていました。
おそらく「キルヒル」製作者たちも前作「秘密」を意識しているに違いありません。
チャ・ドヒョン(チソン)とオ・リジン(ファン・ジョンウム)が交わす言葉の端々に、「これは”秘密”だからね」と前作のタイトルがこれでもかと言うくらいに織り込まれていく。
思わずにんまりしちゃうよね。
チソンは7重人格の財閥三世を演じます。チャ・ドヒョンが自分の中にいる人格に振り回され苦労しているせいなのか、「秘密」で演じたミニョクのときよりちょっと老けた?なんて感じたり。
いえ、チソンの演技は圧巻ですよ。
なんたって7つのキャラクターをイキイキと演じていますもの。
船乗りのフェリー・パク(大好き!)のときは額のしわ全開で40代の気のいいおっちゃんに見えるし、アン・ヨソプのときはなぜか顔から疲労としわがとれ(笑)気難しい17歳の少年に見えますもの。
で、肝心のロマンスなのですが。
シン・セギの恋愛模様が切なくてね~(涙)
確かに多重人格というインパクトを与えるためには、チソンはいろいろなキャラクターを演じないといけないのですがあまりに人格が入れ替わって視聴してる私は落ち着かなくなります。
シン・セギとチャ・ドヒョンの主導権争いの恋愛模様をクローズアップしちゃだめなのかしら?
それとも9話以降、物語はそちらの方向に進むのかしら。
なにしろシン・セギとリジンのキスシーンが妙にセンシャルでね。たまりません。
いずれにしろ多重人格という設定は、ドヒョンが幼少期に受けた過大なストレスに起因することは明白。
物語の核心の過去の事件がどのようなものであったのか。
ドヒョンが自分を守るために、どのようにシン・セギやフェリー・パクを生み出していったのか。どうのようにリジンが関わっているのか。
というところに物語は展開していくのでしょうね。
多重人格を扱うドラマって結末が想像できてしまうのがネックかな。
「キルヒル」で考えると、過去の事件がどのような形なのか、過去を直視してどのように乗り越えていくのかが物語の最大の山場なのだと思います。
自分の名前を呼んでくれた、怪物のような自分の存在を受け入れてくれたということでドヒョンはあっと言う間にリジンにトキメキを感じています。
名前を呼ばれるということがドヒョンにとってどれだけ大切なことなのか、しみじみと感じ入るよね。
ドヒョンとリジンが実は幼少期の事件の際に出逢っているとストーリー中何度も触れられているので、韓国ドラマお得意の「初恋は実る」パターンです。
韓国ドラマにおいては最初に出会った男女は互いを魂にインプリンティングします。
では、シン・セギは?
彼はリジンに出会うのが遅かった2番手君なのですよね。
「キルヒル」では、ヒロインの1番手クンと2番手クンが同じ人物だという設定になります。自分自身が恋のライバル。
思い返せば、「ヒーラー」のジョンフーパク・ボンスもそうだったよね。
自分自身が恋のライバル。ヒョンビンの「ハイド・ジギル、私」もそうだよね、きっと。
たどってみれば「冬ソナ」もチュンサンーミニョクという一人二役設定。
一人二役のヒーロー相手にヒロインは混乱します。「私って誰が好きなの?」って。
しかし視聴者は安心します。
だって元をただせば、一人の俳優さんだものね(笑) 私はイヌクよ、私はジェミンよ(@バリラバ)や私はオラボニよ、私はナウリ~よ(@茶母)と喧々諤々する必要がない(爆)
もとより韓国ドラマの磐石のおきて、「ヒロインはヒーローしか好きにならない」の条件もクリアしているのです。
そう考察しておきながら、私はあえて叫びましょう。
求ム、シン・セギの活躍です!
リジンよ、シン・セギではだめですか?
そりゃあドヒョンはいじましいよ。たった一人で自分の中の人格と闘ってきたからね。
でもさ、なんだかんだ言って周囲の人に愛されているじゃない。アン秘書とか、母親にとか(こんな愛はいやかも・笑)
シン・セギはたった独りで、世界と闘ってきたんだよ。
ドヒョンが抱えきれないストレスを彼は一人で抱えてきたのだよ。
(と言っても想像以上の苦痛はどうやら、無神経キャラのアン・ヨナが右から左へ受け流し~していたみたいだけれども・笑)
だから、私だけは、シン・セギの名前を呼んであげましょう。
あの暗闇の中にうずくまっている、粗野で傲慢で身勝手な男の名前を呼んであげましょう。
だって彼の魂はこんなにも誰かに愛されたがっているのに。誰かを愛したがっているのに。
オ・リジンはorigineで、チャ・ドヒョンの記憶の起源。
しかし、言っていいですか?ファン・ジョンウム・・・顔をモダニズムしすぎじゃない?
「私の心が聞こえる?」「秘密」のときはそんなに気にならなかったのですが、ロマコメとなるとなぜか非常に気になってきました。
泣く演技はうつむきがちに顔がきれいに見えるラインを保つせいかもしれませんが、多重人格のドヒョンに振り回されるリジンという相手の演技を受けてオーバーアクションに振舞うときに顔の造形が非常に気になります。
ごめん、そんなの私だけ?
リジンのオーバーアクションが気になって、「キルヒル」面白いけれども激ハマリにならない理由かも。
物語の設定上、序盤のコメディ部分で視聴者を楽しませて、中盤以降のシリアス展開で視聴者を泣かせようってい感じかな。
若干ヒロインに微妙な違和感を感じつつ、一番大好きな登場人物はオ・リオンかもしれません。
Orion。
名前の通り、ヒロインの暗い夜の道しるべとなる存在。
オ・リジンの輝ける星である、双子の兄の言葉にしない胸に秘めたる思いに私はメロメロかも。
でもね、やっぱり彼がどんなにユーモアと勇敢さと慈愛に満ちていようとも、韓国ドラマでは「ヒロインは最初に出会ったヒーローしか好きにならない」のだよね。
リジンはリオンに出会う前に、ドヒョンに出会ってしまっているから。
いろいろと文句を言いながらも視聴しているのは、このドラマの「HEAL ME」というテーマがやっぱり好きなの。
私たちは傷つけあうことなく、癒しあって、認め合って生きていきたい。
王道のテーマですが、やっぱり視聴していて心地いい。
人は誰しも心に大きな欠落を抱えていて、それでもその欠落を埋めようと世界におずおずと関わっていく存在なのだから。
欠落を抱え生きていながらも、だからこそ癒しあって、認め合って、この瞬間を誰かと生きていきたいと願う存在なのだから。
yuca様
こちらにもお邪魔します。ミルキーです。
私も「キルヒル」を視聴中です。
チソンさんにこの役が決まるまでに色々と他の方にもお話があったみたいなことを聞きました。イ・ス○ギくんにもお話があったみたいで、28歳の設定なので、もしチャン君だったらどんな感じに演じるんだろう・・・とか想像したりもしています(笑)
チソンさんは、さすがの演技ですけど。そこは、チャン君ファンということで、お許しくださいませm(__)m
そして、私も「シン・セギ」推しかもしれません(笑) だって何だか切ないんですもの。
ファン・ジョンウムさんも「シン・セギ」が好きだとTVで話していたのを見ました。
『韓国ドラマでは「ヒロインは最初に出会ったヒーローしか好きにならない」』
これが韓国ドラマの磐石のおきてなんですよね。これを思うと、「奇皇后」はちょっと違っていたんですね^^;
お久しぶりです。いや、こちらでは始めましてかな。
私はヒロインに若干の違和感ではなく、苦手意識を感じたり。これは好みの問題でしょうから、私はね…と言う事で。
そして断然シン・セギ派です。これは、アンソニーよりテリュース派だった私としては当然の流れかな?と自分で分析しております(古すぎでわからないかな笑)
ネタバレになってしまいそうなので、この辺にしておきます^^
ミルキーさま、どもども~♪
>チソンさんは、さすがの演技ですけど。
ここだけの話、チャンウク君のピチピチ具合を見ているとチソン君がちょっとやつれて見える(笑)
>そして、私も「シン・セギ」推しかもしれません(笑)
そうそう、10話予告でシン・セギ大活躍っぽいので視聴するのが楽しみです!
「ヒーラー」で空いた心の片隅を埋めるほどではないけれども、安定の面白さですよね。
>「奇皇后」はちょっと違っていたんですね
いや、タファンが最初に出会ったスンニャンに一途に恋をしているので、やっぱり韓国ドラマのおきては守られているのですよね。
男女が逆転したバージョンだけれども。
wayaさん、コメントありがとうございます♪
>苦手意識を感じたり。これは好みの問題でしょうから
うふふ、私、まろやかに書いたのですよ(笑)
あのオーバーアクションと、整形モダニズムが非常に気になって物語がそっちのけになっちゃいます。
まあ、好みの問題なのでしょうけれども。
>アンソニーよりテリュース派だった私としては当然の流れかな?
おお!テリュース・G・グランチェスター、ほらフルネームでいえます! 同世代ですね、私たち(爆)
そうだよね、確かにテリーだ。
「キャンディ・キャンディ」って韓国ドラマの基本となった少女マンガといわれていますが、実はビターな展開ですよね。
そう考えるとリジンとセギは結ばれないのね~(涙)
yucaさん、こんにちは
シンセギを演じてるチソンの
目力が凄いですね
演じるというなら、アンヨソプが難しいのかな??
ファンジョンウム、お芝居上手いんですよね
コメディーもメロも表情豊かです
豊か過ぎると、気を取られてしまう。
何か違和感感じてたけど
yucaさんの、整形モダニズムで納得!
(モダニズム…意味を調べました 汗)
何十年後かに、いいアジュンマ(オンマ)に
なってるでしょうね 笑
はーい、シン・セギに1票
最初出てきた時は、何~?シャープなチソン!!
見てるうちに切ないですーシン・セギ・・・
リジンの言う事だけは聞くのね。
リジンもっともっと愛してあげてと叫びたい(笑)
脚本家さん上手だなーと思います。
俳優さん達を素敵に引き出してくれてます。
色々な人格を演じ分けしてるチソン、
こんなに素敵な役者さんだったんだーと・・・
オ・リオンも妹思いの素敵なお兄さん
この俳優さんもこの役すごくいいです。
金よでてこい~に出てましたがあまり覚えてないです。
ヨナのオッパ~
には爆笑です。
はるさん、おはようございます♪
>豊か過ぎると、気を取られてしまう。
私は彼女のどこがこんなに気になるのだろうかとじっくり見ています、ストーリーそっちのけで。
今までそんなに気になったことなかったのになぁ。
やせ過ぎて、顔がとがりすぎてしまったからかなぁ。
>目力が凄いですね
今、ちょうど10話を視聴しているのですが、目覚めた時のシン・セギのあのまなざしが忘れられない。
強がっているのに、瞳からは今にも涙があふれ出しそうで。
粗野な行動の奥に閉じ込めてきた悲しみがあふれ出しそうで。
シン・セギ大好きです。
lilacさん、コメントありがとうございます。
>はーい、シン・セギに1票
だよね、10話ではセギが大活躍で、胸がイタイ、セツナイ。
ちょっとチソンの前作「秘密」の御曹司をも彷彿とさせ(私大好きなんです、このキャラクター)、さらに胸がキュンとなる。
リジンはもっとわかって欲しいよね~
リオン兄ちゃんもかっこよく。
セギにするか、リオンにするか勝手に悩んでいます(爆)
yucaさん、こんにちは!
ちょうど、キルヒルをここら辺まで見ています。そして、ハイドジキルもwowowで今日から始まりました。
韓国でも同時期放映だったのでしょうか。
私の友人は、断然ハイドジキル派。
私もまだ序盤ですが、見比べています。
ですが、今の所、圧倒的にキルヒルの方が
面白いんですよねえ、、、。
ジョンウムのワーワーギャーギャーが、非常に鬱陶しいのを除けば(笑)。
ハイドジキルも、8話まで(!!)我慢すれば、
後半はとてもいいのだそうで、ただこれはヒョンビンの奇妙な髪型で挫折しそうですが、頑張ります!!
reiさん、コメントありがとうございます♪
そうそう「キルヒル」と「ハイドジギル」は同時期に放送されていますよね。
私も圧倒的に「キルヒル」派でした。
「キルヒル」はね、なんだかラブコメを装いながらなんだか心の深いところを揺さぶるような、そんなドラマだったのですよね。
「ハイドジギル」はどうなのかなぁ。
手元に全話あるのですけれども、最初の10分くらいで止まっています(爆)
さてさて、
怒涛のコメントご返信に、セッセと勤しまれておられるであろうユカさん。
そんなユカさんの約、一年前のこちらのお部屋に、やっと辿り着けましたよ。
なのに、ここ最近のユカ様は・・
@あ、でも浴びるようにBLとラノベは読んだ記憶がある。
ほほぉ、BL復活なさったのですね?因みに、私は、こちらのドラマを見ればみるほど。
ひちわサンの、ラブミーテンダーという切ない話を思い出させるこのドラマ。
(覚えておられますか?ひちわサンのTOKYOジャンクの番外編です)
視聴するたび、読書に遡らせて、ちっとも進まない・・
いや、いいドラマだと思います。ご都合主義と言ってしまうには惜しい配役です。
が、多重人格の登場人物が多過ぎて・・。
せめて5人、いや、3人で、良かったような気が・・。
ま、でも、頑張って居られる主役さんには喝采を送りますよ、ハイ。
が、お婆様役の女優さんの、永久凍土な表情演技が、更に、しんどい・・・。
この人、只でさえ、怖そうなのに。演技が、重たすぎる・・。
何故?このドラマを、土日の朝に放送するのだろう・・。
ああ、それにしても、私なら。
ドヒョンもセギも時々登場させつつ、フェリーさんと、ランデブーで漂いたい・・。
(地上での買い出しと事務作業は、リオンに任せます。彼なら張り切って、こなすだろう、きっと)
※標題の、お願いしたい案件は、聞かないで下さい・・。(相変わらずね、FANさん・・)ハイ。
FANさん、コメントありがとうございます。
>ひちわサンの、ラブミーテンダー
吹き出しました。もちろん知っておりますとも。BL全盛期でしたもの私も。
懐かしすぎる。
>永久凍土な表情演技が、更に、しんどい・・・。
うふふ。イカシテル、その表現。
やっぱりFANさんはブログやってほしいな。
最近あまりブログを書かないので他力本願になっている私です。