色男死す・・・ロング・グッドバイ 1回
ロング・グッドバイ 1回「色男死す」
原作のチャンドラーの「長いお別れ」はとてもとても好きな作品。
この物語が日本でドラマ化されると知り、しかも主演は浅野忠信。意外なことにドラマ初主演だそうです。
共演者もきら星のごとき役者さんばかりで、映像、音楽、演出、どれをとっても細部までものすごく計算されつくして、隙がないドラマ。
物語の展開を知っているので、ただただこのドラマの世界観に浸り、至福なひと時を過ごしています。
なにしろどの場面、どのシーンをキャプチャーしても絵になるという。
以下は自己満足的なキャプチャーです。
とにかく冒頭の歌姫の ♪ To say Good bye is to die a little ♪ の歌からして、もう、泣けてくるの。
優しくなければ生きている資格がないと思っている、タフな男の、ほろ苦い物語をこれから楽しみます。
ハードボイルドとは男のダンディズムであり、マーロウの(ここでは増沢の)冷静な見せかけの下のたぎるような熱情が好き。自分の身の程を知りながら、それでも譲れない何かを持っている男。
逃げ道を作らずに、いつもぎりぎりのところに自分を置いて、右か左かしかない道を決断しながら生きていく。
さまざまな何かを引きずりながら、静かな孤独の中で、冷たく自分自身を見据えることができる男。
優しさと残酷さが紙一重のところで重なっている、そんな男。
フィリップ・マーロウ(増沢磐二)・・・
しかし、マーロウというとかっこいいけれども、増沢磐二という響きはどこかコミカルな響きも感じちゃいます。
「ロング・グッドバイ」はハードボイルドの中にもどこかお遊びがある、そんなドラマだと思います。
雨の中での出逢い。A boy meets a boy の物語でもあります。
原文では、
Terry Lennox’s left foot was still dancing outside, as if he had forgotten he had one.
とあり、雨の中原田保の足が車から出ているこのシーンは秀逸。
白い服を着た保が降りしきる雨の中うずくまっている様子は、なんとも庇護欲を掻き立てられます。この薄汚れた世界に、なじめない純真な魂の持ち主のようでもあり。
原田志津香のこの表情も印象的。
保の白、志津香の赤、そして亜以子の黒と衣装にもものすごく気を使っているのだろうな。
「自分の見ている世界だけがすべてだと思うな」
磐二のこの言葉に保は何を感じたのか。
今まで自分が属してきた奪うか奪われるかの世界のほかに、無償の愛という世界があることを知った瞬間。
「ここからは夕日が見えるんですね」
見返りを求められない優しさを磐二から受け取る保。彼にとってはそんな親切は生まれて初めてだったのでしょう。必ず親切の裏側には代償を求められてきた彼にとっては。
だから磐二のいるこの事務所は居心地のいい場所であり、夢の場所だったのです。
夕日すら見ることができない人生を、保は送っていただのだから。
まだ夕方早い時間のバーで飲む二人の間に漂う信頼感と友情が素敵すぎて悶えます。
「ぼくは店をあけたばかりのバーが好きなんだ。店の中の空気がまだきれいで、冷たくて、何もかもがぴかぴかに光っていてバーテンが鏡に向かって、ネクタイがまがっていないか、髪が乱れていないかを確かめている。酒のびんがきれいにならび、グラスが美しく光って、客を待っているバーテンがその晩の最初の一杯をふって、きれいなマットの上におき、折りたたんだ小さなナプキンをそえる。それをゆっくり味わう。静かなバーでも最初の静かな一杯 ・・・ こんなすばらしいものはないぜ」
私は彼に賛成した。
「アルコールは恋愛のようなものだね」と彼は言った。
(「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー より引用)
そう、男子二人のこんな雰囲気の中に、女子は入ることができません・・・
保を捨てたはずなのにまだまだ未練が残る志津香。愛なのか執着なのか。
マネージャー風間役には徳井優。いいなぁ、この雰囲気。
自由奔放でなんでも持っている癖に、何一つ持っていない志津香を見ながら、ミズタクを思い出していた私(笑)
ミズタクこんなタイプが好きなのね、と。
「いるんだな他に惚れた女が」と言われた時の保のこの瞳。
綾野剛のオム・ファタールぶりに、鳥肌が立ちます。
悲劇は起こります。
ここでも保は白い服。まるで無垢、純真な人のようでもあり。
磐二の車のナンバーは0723。チャンドラーの誕生日じゃん!と突っ込んでしまいました。
「僕は今からゆっくり歩いていきます。もし台湾なんか逃げず警察に行くべきだと思うならどうか僕を呼びとめてください。あなたに呼ばれたら、僕は必ずあなたの元に戻ってきます」
「・・・・・・」
ひゃあ~、しびれるぅ。
なんて、なんて、含蓄深い言葉なんでしょうか。保は心のどこかで引きとめられたかったんでしょうね。
「あなたに呼ばれたら必ず戻ってきます」・・・なんて、なんて・・・
きゃああ、です。
言葉にならずに身もだえしちゃいます。
保を台湾に逃がした磐二は拘束される。岸田警部補役には遠藤憲一。個人的に大好きな役者さんでニンマリな私。
原作ではマーロウの一人称なのですが、このドラマにおいては新聞記者森田がまるでホームズにとってのワトソン役みたいでもあり。
磐二の心情を森田の口から語らせるという趣向は、とても面白くて、このドラマに奥行きを出しているのではないでしょうか。
それぞれの人物の思惑が交錯し、錯綜する。
真実の光を求めて、そして死んでいった色男のために、彼への友情のために磐二はそっと歩きだす。
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yucaさん こんばんは(^^)
「ロング・グッドバイ」私も見ています。
すごくいいですよね~♪作り手たちの愛とこだわりが溢れていて!
NHKでしか作れないドラマですね。
それぞれの登場人物が色濃くて、いろいろ妄想が広がります。
浅野忠信さんの磐二に
綾野剛君の保に
保と磐二のやり取りに
私も身もだえしちゃいました(笑)
土曜日が待ち遠しいです。
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♪ジヨンさん、コメントありがとうございます~♪
今年の春のドラマはどれもこだわりがある力作ばかりですよね。
視聴がおっつかなくて、ウレシイ悲鳴をあげています(笑)
「ロング・グッドバイ」は本当に贅沢な作品で、小道具の一つ一つにものすごい手がかけられていますよね。
視聴しているだけで、贅沢な気分になります。
1話は男の友情にフォーカスされていましたが、2話での女の美しいこと!
とくに亜以子の背中!!(爆)
目が釘付け。
男がハードボイルドでいられた、古き良き時代だったのかもしれません。
ノスタルジックな感じがたまらなくいいです。
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yukaさんの視点と、言葉のセンスに、密かにFANでした。
初めてコメント送信致します。
そんなyukaさんの今クールのドラマ一押しが、
同じで有ることに、更に感動しております。
これぞ、NHKの本気ドラマ、
お待たせしましたの、浅野主演ドラマ。
脚本が渡辺あや、これはもう、間違いないですね。
この方の、火の魚という、NHKドラマをご存知ですか?
原田芳雄が主演でした。
NHKドラマはいつも、じわじわと反響が凄いですね。
ハゲタカが脚光浴びましtが、私はARATA君主演の、
チエイスにしびれました。
ロンググッドバイの2話では、ちょびっと出演の石田えりがツボでした。
浅野君のたじろいだ演技は、素の演技でしょう、笑えました。
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♪ FANです。さん、コメントありがとうございます♪
ありがたくもお褒めいただき、うれしいやら、恥ずかしいやらです。
こちらこそ、こんな僻地のブログにコメントを書いてくださってありがとうございます。
好き勝手に書いているですが、少しでも楽しんでいただけたら、本当に私もうれしいです~
>NHKの本気ドラマ、お待たせしましたの、浅野主演ドラマ
本当に初主演ということにびっくりですが、NHKの本気ドラマの醍醐味に酔いしれております。
良質のドラマとはこういうものだ、というものをまざまざと見せ付けてくれますよね。
原田芳雄、大ファンです。井浦新、大ファンです。
NHKは配役も本当にすばらしくって、涙が出そうです。渡辺さんも大好きな脚本家。
「ロング・グッドバイ」の1話では男のカッコよさを、第2話では女の色気を堪能しました。
>石田えりがツボでした
石田りえ、小雪、安藤玉恵、(私は安藤さんがつぼでした・笑)、それぞれ女のかわいらしさ、やいやらしさを見せてくれました。
また、お時間のあるときにお立ち寄りいただければ、幸いです♪
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拝復 ご返信ありがとうございました。
まるで、貝合わせの如く、押さえどころがピッタリで、泣きそうでした。
玉恵さん、相変わらず(綺麗じゃ無いのに)、エロイですね。
白衣で、缶詰を指で、なぶり喰い。
2話の配役の中で、この方を拾うセンス、流石です。
この女優さん。
私にとっては、深夜食堂というドラマのストリッパーさんで、
覚えた女優さんです。この印象が強いので、
地上波に出演されて、
yukaさんに認められているのを拝読した時、トテモ嬉しかったです。
本や、ドラマの感想は、安易に話せる割には、
案外、文字に起こすとなると、勇気が要ります。
でも、どんな人にも、
誰にも見せられない絵や、詩、絵画を、本当は心の中では描いている、
描いてみたいと、もがき続けていると思います。
だからこそ、共感できる感性やセンスを、発信されている方に出会えると、本当に嬉しいです。
返信、お気遣いは不要です。
また、つれづれなるコメントを送信させて下さいませ。
これからも、楽しみに拝読したします。
以上、お礼まで。
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♪FANさん、コメントありがとうございます♪
返信は不要と、お気づかいいただいたのですが、思いのほかに強く心を揺さぶられたので。
>本当は心の中では描いている、
描いてみたいと、もがき続けていると思います。
激しく共感します。
作家でも芸術家でもないので、自分の感情を言葉にする必要はないのに、それでもドラマを見ていると感動で言葉があふれだしそうになります。
その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・
このブログは小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。
それらを遡って読み返すと、私の心が見えてくるような、そんな気がしています。
だから、引き続き、ネット上で私の偏愛するモノたちへのオマージュを書き続けていこうと思っています。
この声が誰かに届くまで。
この心が想いに溢れてつぶれてしまわないように。
うたかたの日々の泡をすくい取って集めていくと、
そこに見知らぬ真実が、見えてくる、そんな日まで。
そんな気持ちで書き続けているこのブログに対して過分におほめをいただいて、本当にうれしいです。
私こそ感謝を。
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FANと言いつつ、
再三コメント送信しておきながら、すみませんでした。
yucaさん、ですね。yukaって、変換していました。
拙いコメントに、勿体ないほど、
真摯なご返信いただいているのに。
肝心なところから、大大大、大失礼を、すみません。
そんな、ええ加減なFANですが、
これだけは自信をもって申し上げます。
yucaさんの溢れる思いは、決して何かに潰されたりしません。
?なぜか。
それは、
こんなものぐさなタダ読み読者ですら、コメント送信したくなるのです。
間違いないです。
季節の変わり目、お身体ご自愛下さいませ。
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♪FANさん、コメントありがとうございます♪
大丈夫ですよ~、名前のことなんか。
どちらにしろユカですから(爆)
私もいい加減で大雑把なので、気にしておりません!(キッパリ)
ところで「ロング・グッドバイ」、かなり好評ですね。
このシーズンドラマではピカイチの贅沢さと、こだわりがあるドラマではないのかしらん。
同じくらいこだわりを感じるのは「MOZU」ですけれども、まだ1話しか視聴していません。
3話の世界も素敵でね~
うっとり。
堪能しました。
外車の中古屋の上に住んでいるから、外車に乗っているとか、かなり細かく設定もされているのですよね。
そして、やっぱり焼き芋の皿、に今回爆笑させてもらいました。
重厚、かつコミカルな「ロング・グッドバイ」
いいですよね~♪
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時期はずれの、こちらから、失礼します。
感無量です。ユカさんの感性をくすぶるものを、御紹介出来て。
実は、松尾芭蕉の回で、
@動物が えり好みして 若葉食べ (訳の必要もない、はい)
この時、どうか、ユカさんが呆れて、リタイアされていることを切望しておりました。
だって、このロング・グッドバイの、芳醇なウィスキーのように、余韻を匂わせる記事を、UPなさる方が、まさか。
そうですか、予習復習まで完遂なさっておられましたか。
・・・って、ユカさん、凄すぎる。
そういえば、初回は、ご覧になってませんよね?
信長の本能寺の変だったのですが。 (ムロ風に、黙読下さいませ)
@ っていうかぁ、光秀って、そもそも、何?怒り?
何に対してぇ、怒っちゃってんの?それが、わかんない。
と、ムロ信長が、家臣に尋ねておりました。 確かにね、光秀の怒りが分からないから、あそこまで追い詰めたのよね、信長。 そりゃ、光秀、怒るわな、と爆笑していました。
歴史の解釈は、人それぞれで奥深いですが、ユカさんの振り幅も、
もっと、奥深いです。 また、お邪魔します。(逃げ足遅くて、良かった)
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♪FANさん、コメントありがとうございます♪
>予習復習まで完遂なさっておられましたか。
はい。私ハマったドラマについては偏執狂になりますので(笑)
このドラマ、面白いときとまあまあな時とあって、それも視聴していて楽しかったです。
私、宮本武蔵が好きでした。
なんか、ありそうでね~(爆)
そうそう、浅野忠信さん「私の男」で賞をとりましたね。
よかった、よかった。
この映画も気になっています。
原作にはかなり衝撃をうけましたので、どう映像化しているのか気になります。
やっぱり「ロンググッドバイ」にしろ、「MOZU」にしろ「新釈・日本史」にしろ製作者側のそのドラマへの愛が感じられるドラマが好きですね。
そういうドラマに心動かされます。
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拝復 いつもご丁寧にありがとうございます。
武蔵・・・、小次郎が可愛かったですね。
確かに、回によって、福田監督じゃない時が、どうもネという声は聞きますね。
私の男、お好みだと思いますよ。(見ちゃいました。)
藤達也の、ニヒル、ふみちゃんのじっとり度。
そして、大スクリーンで見る、浅野君の一部の隙もない、エロ度。
凄い映画でした。
浅野君のエロさは、私生活が見事に昇華しているのだと、痛感しました。
チャラは泣いてるよ、今でも。
また、新しいお部屋でも、お邪魔いたします。変なお天気が続きますが、
お身体ご自愛下さいませ。
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♪FANさん、コメントありがとうございます♪
やっぱり「私の男」鑑賞されているんですね、そんな気がしました。
藤達也はね~、私の幼少期のころからの大好きな役者さんで、あの声がたまらなく好きです。
二階堂さんも進化してきていますね。
この後どんな女優さんに成るのか楽しみ。
>チャラは泣いてるよ
このカップル好きだったんですよね。
チャラは男を見出す目があるなぁ、と思っていました。
同じく渡部篤郎を見出したRIKACOも。
この映画スクリーンでみなくっちゃね、とは思っております。
>福田監督じゃない時が、どうもネという声は聞きますね
そうですよね、私だけじゃなかったんだ。
しかし本当にちょっとした癒しの(?)ドラマでした。
本当に教えてくださってありがとう♪♪♪
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そうでした、FANだった癖に。
忘れていました、ユカさんの、藤さんへの正しい魅せられかた。
悪魔のようなあいつ、このドラマの、ご感想。
一見、ジュリーを愛でているようで、実は、藤竜也に酔いしれる。
これが、あの作品の正しい見方であった、と。
ユカさんの記事で、改めて再認識できた、あの爆発的な喜びを、お伝えしてませんでした。そうなんです、興奮しました。
藤達也は、いい役者さんであり、カッコいい本物の男ですね。
恥ずかしながら、TVのch権は、両親が握っていたオンボロ家庭に育ちまして。 一家揃って、同じ番組を強いられる幼少期を過ごしました。
結果、好きな俳優は、昭和ひと桁世代の見方で構築されております。
そんな一家で、父までもが、この人が出ているから、
思わず、ドラマを見てしまう俳優が、今も昔も藤さん!!(何の告白でしょう、すみません)
エエ男や、お嫁さんもエエ女優さんやった、と、誇らしげに家人は今も語ります。
あの映画の藤さんは、沖雅也と共演していた頃の、常識的なのに何処か妖しい、あの匂いがしました。 ユカさん、さあ!!映画館へ!!
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♪FANさん、いつもコメントありがとうございます♪
本当にFANさんからコメントをいただくのがうれしくって、自分でも想像しなかったことを考えさせられたり、とても素敵なドラマをご紹介していただけたり、感謝です!
>藤さんへの正しい魅せられかた
きゃああ、FANさんも「悪魔のようなあいつ」ご覧になられましたか?
ものすごいマニアックなドラマなのですが、変な勢いがあって怪作ですよね。
藤竜也が持つ、世を憂えたような、どこか斜に構えているような、空っぽなような、それでいて突然情念がわき出てくるような、そんなニュアンスが好きです。
>ドラマを見てしまう俳優が、今も昔も藤さん!!
一緒です!(感涙)
藤竜也の持つどこかあっけらかんとした退廃的な雰囲気は、今のドラマにはあまり合わないのかなぁ。
なんだか窮屈そうにドラマに出演されているのを見て、いつも物悲しくおもっておりましたが。
「私の男」はあのころの藤竜也なのね。
映画見に行きます!
>沖雅也と共演していた頃
「大追跡」? 懐かしすぎる~
「愛のコリーダ」から干されかけて、テレビにカムバックした作品ですよね。
こんな色気のある男は、今はあまりいないですよね。
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また、あなたって方は、ドツボなドラマを持ちだされましたね。
はい、そうです、大追跡。
沖さんとの掛け合い。事件の筋より、今日はどれだけ、
2人が喋るシーンが有るかな?と、ワクワクしていました。
(歪んだ子供ですね、でも、仕方ない)
あの、信頼と責任感が、友情より濃い、何か?を匂わせる感覚。
あれは、藤さんの優しい無頼漢が、創りだしたドラマだと思います。
そして、何か?に対して、応えを出さない演出と脚本。
視聴者が置き去りにされることを、楽しんでいたかのような製作力。
思えば、MOZUも、そういう路線を目指してますよね。
ただ、どうも、外連味(けれんみ、あざとさ、かな?)が、鼻について。
多分、悪魔のようなあいつ、や、大追跡を、知っているから、
ついつい、冷めた目で見てしまうのかな、と、自戒しています。
良いドラマ、これこそが、ユカさんと巡り合わせてくれたのです。
ユカさんに喜んでいただけて、私こそ、嬉しいです。
また、下らないお話しか有りませんが、お付き合い下さいませ。
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♪FANさん、コメントありがとうございます♪
>外連味(けれんみ、あざとさ、かな?)が、鼻について。
おおお、なるほどです!
「ダブルフェイス」がヒットしたために、制作陣にいらない力が入っている気がします、「MOZU」。
どうだろ、すごいだろ、みたいなあざとさが鼻につく気がします、私も。
「ロング・グッドバイ」は関係者のみなさまが、ほんとうにこの世界観を作り出すことが楽しい、と思っている感じが伝わってくるのにね。
>信頼と責任感が、友情より濃い、何か?を匂わせる感覚
これは女子には絶対立ち入ることができない世界ですね。
英語で「BROMANCE」という単語を見つけた時は、思わず膝をうちましたもの。
今まで言葉にできなかった、この男子の友情以上恋愛(?)未満のような関係をすっきり一言で表してくれました。
こういう信頼関係で結ばれた男子たちっていいですよね。
思えば増沢と保もそんなニュアンスがありますよね。
「大追跡」といい「ロング・グッドバイ」といい、昔から惹かれるドラマは同じなのね、と目からウロコです(笑)