俺の事を信じているのか?俺を信じるな・・・星から来たあなた10話

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「星から来たあなた」10話視聴。

お話はそんなに動かないのですが面白い!
私の軀の血がね、ふつふつと沸き立つような寸前で止まっています。つまりハマる寸前。

物語は折り返し地点。起承転結の承が終わった感じ。ここからストーリーはどう加速していくのかしら。
10話かけて、「恋ってなんだろうね」を丁寧に描いてきたのかな。

恋ってなんだろうね。

胸がドキドキすること。息が苦しくなること。眠れなくなること。その人に会いたくって、触れたくって仕方がないこと。その人がほかの人を見ると腹がたつこと。自分をもっとその人に知ってもらいたいこと。声が聞きたくなること。
ずっとずっとそばにいたいこと。

恋ってなんだろうね。

その症状の一つ一つは生態科学からすると、原因はきちんとあって、それを脳が「恋」と錯覚するだけと、ト・ミンジュンは講義をするけれども。

恋ってなんだろうね。

頭で考えるコリクツなんか吹っ飛ばして、体が動き出すことが、やっぱり恋なんです。

人間の恋はそういうカタチかもしれないけれど、では宇宙人の「恋」ってなんなんだろう。
なんてことをずっと、ずっと考えています。

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もう、見事にソンイは恋のステップを踏んでいきます。
ミンジュンがいつも自分を守ってくれているナイトだと、気付いた瞬間から。
恋に墜ちた彼女はカワユイ。オロオロして挙動不審(笑)
挙句の果てに、告白しつつ「答えたら殺す」って(爆)、永遠に答えが聞けないじゃん! 猟奇的な彼女だわぁ。

ソンイって、周囲の人を切り捨てて今まで人生を送ってきた。
チョン・ソンイは皆に愛される(同じくらい反発もあるけれども)スターだった。
父親さえも、自分を愛してくれなければいらない、と切り捨てるくらいの。
そんな彼女がおそらく生まれて初めて、他人に、ミンジュンに自分の事を語る。
どういう夢があるか、父親との関係は、自分の初恋は。
10話をかけて彼女はミンジュンに語ってきたのだ、自分のことを。
ここ最近の物語の展開が遅いのは、彼女が自分自身を語っていたからです、他人に。
おそらく誰にも語らなかったことを。
語ることを通して、自分を見つめ、そして生まれて初めて他人の存在を切り捨てることなく受け入れようとしているのかもしれない。

a0192209_19494054遅まきながらの恋なんです、彼女の。
今までと勝手が違う自分自身に戸惑っているソンイは、恋におろおろする少女だった頃の私を思い出します。
そうそう、不器用だったって(笑)

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10話で、胸が痛くなったシーン。
こんなにもミンジュンはソンイのことを大切に思っている。
彼の行動の全ては、ソンイを基準にしているのだ。
セミと話すのも、サイコパス・ジェギョンを挑発するのも、すべてソンイのため。
彼のまなざしは、ソンイだけを見つめているのに、彼女と共に生きることは望んでいない。
だって帰ってしまうから。
彼女が自分を信じることを望んでいない。
だって、離れていくから。

でもさ、でもさ、もう愛しているじゃないの、ソンイのことを。

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ソンイの無条件の信頼に胸が衝かれたようなミンジュン。
信じてもらうのは嬉しいはずなのに、離れていくことを考えると「俺を信じるな」としか言えない彼。
ミンジュンの中では別離は確定なんです。
だからジェギョンとの対決で自分の能力を表すことにためらわない。
400年息をひそめていたのに、ソンイのためなら全てを投げ捨てても構わない。
それは、いずれ帰るから?
ソンイがそれほど大切だから?
そのどちらでもあるのでしょうけれどもね。
「世の中は甘くない」と1話からずっとソンイに語っているミンジュンですが、ミンジュンが激アマにソンイを甘やかしているわよね!
無条件に甘やかしている訳ではなく、ソンイがソンイらしく生きるためのサポートを文字通り 一身を投げ打って、身骨を砕いて影で支えてくれる。
そんなミンジュンのビターな甘やかしかたが好きだわ。
そうそう、オークションサイトの値下げ交渉の電話応対もどうやらしていたらしいし(爆)

このドラマのクライマックスは、サイコパスとの対決もあるけれども、やっぱりミンジュンとソンイの別離に向かって物語は進んでいくわよね。
この別離をどう、扱うんでしょうか。

いずれ来る別離のことを考えると、もうすでに胸が痛くなる私です。
a0192209_19490567十分にミンジュンの愛の形は視聴者には分かっていますが、ソンイだって感じているけれども。
ト・ミンジュンは400年間地球で生きてきて、いつも受け身。
運命に抗わずに、じっと息をひそめて、ただ時間が過ぎるのを待っていた。
ソンイへの感情も、押し殺すつもりなのかしら。
それとも運命に抗って、宇宙人と地球人という種別に抗って、共に生きることを望むのだろうか。

 

a0192209_19494807で、ど~なる!! 11話へ続くってことなのね~

■ エピローグ ■

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はい、10話のエピローグにも笑った~
シリアスな終わり方だったのに、エピローグが超絶コメディよ。
まるで、ジェギョンが乗り移ったかのように指輪をくるくる回しながら、精神科の先生に相談するソンイ。
それは恋の症状だけれども、なんだか恋じゃないよ~(爆)

あ、どうもジェギョンは別れた妻を監禁しているみたいですね。
サイコパスがいかにサイコパスになったのかも描いてくれるといいんだけどな~。

その時々の、私の心の琴線に触れたモノ・・・ 小説や、映画、音楽、ドラマ、ファッションについてだけの簡単な備忘録。 Everything was beautiful and nothing hurt.

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