Don’t Think You’re Alone・・・ゆれながら咲く花　5話まで

韓国ドラマ「ゆれながら咲く花」5話まで視聴。

気にはなっていたんです、このドラマ。若手出演者たちが。
しかし「金八先生」ですら視聴したことがない私が、いまさらなぁ・・・なんて思っておりました。
先だって視聴した「モンスター」「Ｑ１０」は学園ドラマではあるけれども、少女マンガチックですからね。
筋立てが違います。
シリアス学園ドラマを苦手とするのは、少年少女たちが傷つく姿を視聴して、生きていくことの大切さ、人との関わりの温かさを再認識して、涙するのがなんだかイヤなんです。
だって視聴する前から、涙する内容なのは想像できちゃうでしょ。
へそ曲がりなんです。

まあ、そんなことをぶつぶつ言いながらも視聴してしまったのは、「ゆれながら咲く花」に非常に抗いがたい魅力があるんでしょうね。

主役のコ・ナムスンを演じるイ・ジョンソク。
「君の声が聞こえる」よりはるかに瑞々しい、本当に強い風に負けそうになりながらも、まっすぐとしたまなざしを向けるこの役は、好きです。
イ・ジョンソクって「シークレット・ガーデン」の印象が強烈で、なんだかいつも独りたたずんでいるイメージがあります。
彼が誰かに（女性に）恋をしているイメージが、あまりない。
「ゆれながら咲く花」でも、自分の境遇に諦観の念を抱きながらも、おずおずと誰かと関わっていきたいという少年の不器用さがいいなぁ。

 

 

 

パク・フンス（キム・ウビン）は、そんなナムスンとどうも過去に何かがあったようで。
ミステリアスな感じで登場してきました。
「相続者たち」で人気が出ましたよね～、キム・ウビン。

まあ、私が「ゆれながら咲く花」を視聴しようとしたきっかけは、「Bromance, FTW」という行きつけのブロガーさんの寸評です（笑）
女子には立ち入ることができない、男子の友情を見たいなぁ、と。

 

 

 

キム・ウビンは背が高いけれども、イ・ジョンソクも高いのね。
ドラマの舞台のスンリ高校の制服がなんだか、かわいい。

 

 

 

勝手に私のファム・ファタールだと思っている、パク・セヨン。
「ラブレイン」では登場する意味がよくわからない役でしたが、「赤道の男」のファム・ファタールぶりが恐ろしいまでに印象に残っています。
魔に魅入られた感じが、すごく良かった。

「ゆれながら咲く花」は学園ドラマなので、パク・セヨン演じるソン・ハギョンはファム・ファタールではないけれども。
魔に取りつかれてはいないけれども、勉強に取りつかれている（笑）
何かに夢中になりすぎて、何かを失ってしまいそうな、そんな役が上手だなぁ。

 

 

 

ナムスンとハギョンの並びは美しいですが、ロマンス色は皆無。

「ゆれながら咲く花」では愛だの恋だの、というよりは、少年少女が必死に毎日息をしている、という感じかな。息をするのに精いっぱいで、周囲のことを考える余裕がない。
親や学校や世間の目に押しつぶされそうになりながら、１日を何とかやり過ごす。
そんな感じかな。

自分を縛りつける制服なんか、嫌いで捨ててしまうけれども、その制服がなければ自分の居場所がない。そんなことを一つ一つ確認して、周囲と折り合いをつけていくしかないのだ。

 

 

 

オ・ジョンホ（クァク・チョンウク）も痛々しくて。
自分の拳しか信じられない子。

キム・ウビンやクァク・チョンウクといった「ホワイトクリスマス」出身の俳優さんたちが、大活躍だよね。必ず誰かが毎シーズン、どこかのドラマに出演しているという。
学園ドラマでも「ホワイトクリスマス」の方が「ゆれながら咲く花」より、私は好きです。
全身で「イタイ、苦しい、助けて」と叫んでいるような「ゆれながら咲く花」よりも、理不尽をそっと呑みこんでモンスターに変身する「ホワイトクリスマス」の方が好き。
「きみは独りじゃないんだよ」という「ゆれながら咲く花」よりは、心の闇を写しだすもう一人の自分と対峙する「ホワイトクリスマス」の方が好き。
好みの問題です。

 

 

 

先生は、チャン・ナラとチェ・ダニエル。
身長差がある二人は、よく階段を使って話しています（笑）

最近、根気がないので視聴完了できるか、はなはだ不安ですが。
「ゆれながら咲く花」を視聴しています。