I believe you・・・愛なんていらねえよ8

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「愛なんていらねえよ、夏」LAST8再視聴。
美しい、本当に美しいドラマ。余分なものはそぎ落とされて、最小限の登場人物が繰り広げる虚虚実実の駆け引きに、いつの間にか、息を殺して視聴している自分がいる。
全ての登場人物が、優しいウソを繰り広げていくのだけれども、やはり、レイジが圧巻。
「嘘だけじゃ女はだませないんだよね。女がレイジにだまされちゃうのは、あいつの嘘の中にほんのちょっと本当を見ちゃうからなんだよね。…でもそれもレイジの計算なの」
と友人に評されるレイジ。
亜子を心配するのはお金のためでもあり、本心でもあったりする。
こんなにカワイソウナ女の子は見たことがなかったから。
ウソに囲まれて、暗闇の中に生きる女の子は、ウソで身を固めて、女からお金を巻き上げ、夜の中でしか生きていけない自分に、とてもよく似ていたから。
レイジはぼそぼそとした話し方なのだけれども、彼の言葉を聞きもらしたくなくて、身を乗り出して、彼の聞き取りにくい声を聞いているうちに、自然と彼に寄りそっていくのだろうな。
人との距離を詰めるのがとても上手な男で、ナンバー1ホストと言われて、分かるような気がするもの。

 
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優しさと残酷さが入り混じった男は、女の子の心を掴むのも上手で、優しくしては突き放す。
それは彼のテクニック。亜子に優しくし、そして残酷に置き去りにする。
「楽しかったあとの悲しみは、悲しみの連続より、悲しいんだよ。楽しいこと知ってるってのはさ、実は、すっごいつらいことなわけよ。…もっとつらくなったら、死んでくれるかな」と言いながら。

 
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亜子ちゃんの部屋。薄暗くて、殺風景で、何もない部屋。まるで彼女の心の中。
3話で、感動したシーンは、もちろん夏祭りの場面も好きだけれども、鷹園邸をワンカットで、上から下から撮った後、レイジにズームアップしたシーン。これはすごいお金がかかっているわぁ。これを1分くらいのワンカットで撮っているなんて。
なんでもないシーンだけれども、このドラマに対するスタッフの思い入れが、ビシビシと伝わってくる。このシーンは絶品。

 
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コメント

    • reika
    • 2014年 8月 21日

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    >鷹園邸をワンカットで、上から下から撮った後、レイジにズームアップしたシーン。

    →このシーン、すごく印象的で覚えています。全て完璧でした。
    カメラワーク、音楽、役者の表情。
    流れるオルゴールの曲とリンクしていて。
    曲名はFly me to the Moon ですが、まるでそれに合わせたように…鷹園邸の庭にいる鳥から撮影しているようです。

    このドラマ、視聴率が悪かった様ですが後から高評価されていますよね。放送当時は、本当にタイミングが悪かったからだと思います。
    渡部さんが話し方を懲りすぎた時期だったのと、広末さんの学業スキャンダルが重なってしまった時期だったからです。

    正当に評価されなかった作品のようですが、私はとてもクオリティが高かったと思います。

    ここ最近の安っぽいドラマと比較すると、役者の演技、脚本、セリフ、音楽、カメラワーク…全て比べ物にならないほどクオリティが高いです。

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    ♪reikaさん、コメントありがとうございます♪

    夏になると必ず再視聴したくなりますよね。

    >すごく印象的で覚えています。全て完璧でした。
    そうなんです、完璧なシーン。
    このシーンは何でもないワンシーンなのですが、その裏で実はものすごい費用と手間がかかっているという。
    毎回観るたびにうっとりしています。

    >本当にタイミングが悪かったからだと思います。
    もっと評価されていいドラマなのに・・・
    パーフェクトなドラマだと思います。
    堤さんと言えば、「ケイゾク」「TRICK」「SPEC」などが代表作かもしれませんが、実はまた「愛いら」のようながっつりなラブロマンスなドラマを作って欲しいのですけれども。

    >渡部さんが話し方を懲りすぎた時期
    実はレイジの嘘を語る時の声色と、本音を語る時の声色が違うという、凝り方。
    凝り過ぎて、ボソボソで聞き取れなかったりしますが。
    ものすごくドラマのテーマを、このしゃべり方でも表そうとしていたんですよね。

    >全て比べ物にならないほどクオリティが高いです。
    このドラマを見ていると、最近のドラマの奥行きの無さに、がっかりするんですよね。

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